(6.29星野全国集会)
獄中39年になる星野文昭との面会報告をお
送りします。
6月徳島面会日記 星野暁子
6月3日から6日まで、はじめて4日間連続の面会をすることになった。面会1日目は小雨だった。前日夜に秋田から戻るという強行スケジュールのため、いつもより遅い3時からの面会になった。文昭は、うす青緑の、生活房用の服を着て出てきた。
風呂あがりだと言う。さっぱりしている。
面会室に持ち込めなくなった花束のかわりに山川さんが準備してくれたA4版のバラの写真を見せた。そして、秋田の絵画展と集会での寄せ書きを見せた。クリーム色の布のまん中にひまわりが描かれ、色とりどりのクレヨンでみんなが書いてくれたカラフルな寄せ書きだ。アクリル板いっぱいに広げて見せると、文昭は目をあちこち走らせ喜んだ。
この日は、30日の茨城・牛久での絵画展と集会、31日の動労水戸主催のいわき集会、6月1日の秋田での絵画展と集会の報告がメインだった。秋田での成功の高揚感が残っていて、珍しく私は話しまくった。
5月30日の牛久での絵画展と集会は、日下部さんが始めた『愛と革命』の貸し出し運動の中で出会った方が、自分にできることとして、絵画展を主催してくれたという話を伝えた。
5月30日の牛久での絵画展と集会は、日下部さんが始めた『愛と革命』の貸し出し運動の中で出会った方が、自分にできることとして、絵画展を主催してくれたという話を伝えた。
そして、集会で私の話を聞いてくれた精神障害者の子どもを持つお母さんから、「生きる力をもらいました」と感想をいただいた話を伝えると、「無期の中で、何が一番力になるかを考え、暁子といっしょに生きること、みんなとともに闘っていること、それが一番に力になることをつかみ取って、大切に生きている。それを見てくれて、自分にとって何が大切なのかを考え、僕らが大切にしているものを生きる拠りどころにしようということだと思
う」と文昭。
そのお母さんに手紙を書きたいと言った。
国鉄闘争の小玉夫妻、画家の芦野雅春さん、人形作家の芦野純子さん夫妻を中心に実行委員会がつくられ、初めて秋田で開かれた絵画展は、3日間で100人の人々が見てくれたことを伝えた。そして、6月1日の集会は30人の人たちが参加してくれた。
国鉄闘争の小玉夫妻、画家の芦野雅春さん、人形作家の芦野純子さん夫妻を中心に実行委員会がつくられ、初めて秋田で開かれた絵画展は、3日間で100人の人々が見てくれたことを伝えた。そして、6月1日の集会は30人の人たちが参加してくれた。
「集会で私が講演したけど、感動したと泣きながら聞いてくれた人が結構いた。昨日まで星野を知らなかった人たちなんだよ。私が秋田大学の聴講生として学んでいた頃、ゼミの先生だった方が『お話を聞いて、自分の生活の自己批判ということを思わされた。この数年、こんな深さで心を動かされたことはない』と話してくれたよ」。
「無期の中で、文昭と私が前向きに深く愛しあって生きていることに感動してくれたようだよ」と話した。
また、芦野雅春さんが、文昭の絵に技術的なことであれこれ言ってくる人に対して「こういう世界だということが、どうしてわからないのだろう」と反論した上で、「原画を見なければわからなかった。脱帽だ。この子のほっぺなんか、さわりたくなるように描かれている」と言っていたことをしっかりと伝えた。
5・31いわき集会の報告もした。600人の結集。この集会をやったことを通して、竜田延伸阻止を訴える動労水戸の闘いが仮設住宅の住民、楢葉町の人々をどんなに勇気づけているかわからない。手を振ってくれる人や駅前で待ち受けてくれた楢葉町の人がたくさんいたこと、集会で星野奪還のアピールをしたことも重要だったと話した。
この日は、徳島刑務所に対する暑さ対策での申し入れも行った。
6月5日、3日目の面会。
6月5日、3日目の面会。
元身柄引受人の青柳晃玄さんといっしょの面会だ。病気である青柳さんに同行した群馬の伊藤成雄さんは、面会が許可にならなかった。
青柳さんの後継者として、高崎経済大学から親友である伊藤さんの面会を認めないのは、本当に許せない。青柳さんはニコニコしながら面会し、92歳の北原鉱治さんが三里塚の闘いの先頭に立っていることを話し、「三里塚、反原発、国鉄で勝利してきている。菩薩を越えて如来になった文昭君がその後ろにいる」と言った。
文昭は楽しそうに青柳さんの話を聞きながら、「人間らしく生きられる社会をつくるために、今生きていることそのものがすばらしい」と話した。
はじめての4日間の面会、心の余裕が持てた面会だった。

徳島刑務所全景

アメリカの政治投獄帰還者、リン・スチュワートさんと
運輸労働者連帯委員会、ステーブ・ゼルツアーさん
わたしたちは、星野さん解放のための署名 を集めました。 ここにリンのサインのある新しい署名と3 8の署名があります。 |
全証拠開示を求める署名にご協力 ください |
印刷用PDF 賛同のお願い 賛同用紙 署名用紙 タイプA 全証拠開示 署名用紙 タイプB 全証拠開示・再審開始 賛同人一覧 A4サイズ(A4 2014/6/20更新) ★全証拠開示 全国ビラ 工事中 ★賛同のお願い 賛同人一覧及び署名用紙(ビラ裏 A3~B4 サイズ 2014/6/20更新) |
-全証拠開示 第10回学習会の ご案内- |
日時 10月予定 場所 未定 講 師 木谷 明さん(弁護士・元裁判官) 詳細はこちらから 学習会の報告もあります
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全証拠開示大運動学習会報告 |
第7回 2014.2.21 講師 秋山賢三さん (弁護士・東京弁護士会所属/元裁判官) 徳島事件の今日的意義と証拠開示星野再審事 件と徳島ラジオ商殺し事件の共通性 |
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