原発直近への帰還強制は原発再稼働・輸出と一体の許し難い攻撃です。JR水戸支社は、10日に試運転、11日から乗務員の線見訓練に入ると言っています。動労水戸は、10日に怒りの行動に起ちます。支援連帯を呼びかけます。
方針は、10日(土)午後1時・いわき駅前に集合です。街宣後、いわき運輸区への抗議申し入れ、その後、集会を予定しています。緊急ですが、是非総結集をお願いします。
方針は、10日(土)午後1時・いわき駅前に集合です。街宣後、いわき運輸区への抗議申し入れ、その後、集会を予定しています。緊急ですが、是非総結集をお願いします。
動労水戸が闘いに起ち上がっていることを出来るだけ拡げてください。竜田延伸に対する抗議・決議をあげてください。
常磐線竜田延伸に対する動労水戸の闘いに対して、理不尽な帰還を事実上強制される楢葉町の仮設住民からかつてない反響と共感が寄せられています。何より会社の施策と真っ向から闘っているJRの労働組合であるという事が、強い信頼の土台になっています。これまでの積み重ねの上に、従来は「過激」とされてきた事が根底からの信頼に転じています。
常磐線竜田延伸に対する動労水戸の闘いに対して、理不尽な帰還を事実上強制される楢葉町の仮設住民からかつてない反響と共感が寄せられています。何より会社の施策と真っ向から闘っているJRの労働組合であるという事が、強い信頼の土台になっています。これまでの積み重ねの上に、従来は「過激」とされてきた事が根底からの信頼に転じています。
共同診療所を支える佐久間さんの感想も含め、ここに階級的労働運動路線を貫く原発事故との闘いの、もっとも劇的勝利の現実が切り開かれていると確信しました。
闘う労働組合の登場、労働者全体だけでなく、最も苦しめられている福島の人々が求めているのです。それこそが、打ち沈められている思いと怒りを解放していく。その確信を、現実として深めています。
ところで他方楢葉町の町長は、住民の不安と怒りの高まりの中で「6月帰町宣言」から「帰町判断」に表現を後退させています。とすれば、JRの青年たちは既成事実をつくるために、住民に先駆けて被曝労働を強制される事になるのです。それは断固抵抗すれば、粉砕も不可能ではない事を示しています。
忙しいし期間で遠慮してましたが、やはり可能的最大限の結集をお願いしたいと考えを変えました。取り分け労働組合の旗が重要です。福島を、いわきを、楢葉をはじめとする仮設住民を(実は何より動労水戸組合員を)励まし抜く必要があります。
除染労働者に続き、仮設の原発労働者ともついに結びつきました。地殻変動の始まりです。緊急ですが、重大な転換的闘争になる感触があります。転送に次ぐ転送で、呼び掛けを広げて頂ければ有りがたいです。何卒宜しくお願いします。
闘う労働組合の登場、労働者全体だけでなく、最も苦しめられている福島の人々が求めているのです。それこそが、打ち沈められている思いと怒りを解放していく。その確信を、現実として深めています。
ところで他方楢葉町の町長は、住民の不安と怒りの高まりの中で「6月帰町宣言」から「帰町判断」に表現を後退させています。とすれば、JRの青年たちは既成事実をつくるために、住民に先駆けて被曝労働を強制される事になるのです。それは断固抵抗すれば、粉砕も不可能ではない事を示しています。
忙しいし期間で遠慮してましたが、やはり可能的最大限の結集をお願いしたいと考えを変えました。取り分け労働組合の旗が重要です。福島を、いわきを、楢葉をはじめとする仮設住民を(実は何より動労水戸組合員を)励まし抜く必要があります。
除染労働者に続き、仮設の原発労働者ともついに結びつきました。地殻変動の始まりです。緊急ですが、重大な転換的闘争になる感触があります。転送に次ぐ転送で、呼び掛けを広げて頂ければ有りがたいです。何卒宜しくお願いします。
帰還強制のための竜田延伸絶対反対 動労水戸ストライキ
私たち国鉄水戸動力車労働組合(動労水戸)はJRの労組です。私たちは2月1日・2日の「ポケモントレイン」いわき~広野間の運行に反対し、ストライキに立ち上がります。私たちは、以下の理由から、JRで働く者としてポケモントレインの運行に反対します。 第一に、「子どもが喜ぶイベント」と称して、原発事故避難者に帰還を強制する政府の方針にJRが加担することが許せないからです。 このイベントは、JR東日本水戸支社が「復興支援」という名目で茨城・福島の子どもたちを無料で招待してポケモントレインをいわき~広野間で走らせるというものです。しかし、このイベントの真の目的は、常磐線を竜田駅(楢葉町)まで延伸するための宣伝行為です。鉄道が再開することは、避難者への「鉄道が再開したから元いた町に戻れ。補償も打ち切る」という巨大な圧力になります。 原発事故によって今も多くの人たちが避難を強いられ、先の見えない生活を送っています。 一方で、放射性廃棄物の処分場を原発周辺の自治体に押し付けるという政策も進められようとしています。このような中で、避難者に帰還を強制する政策にJRが加担することは、鉄道で働く者として断じて認められません。 安全に対するJRの無責任を許さない 第二に、放射能の問題や、鉄道の安全に対する配慮について、会社側が全く責任を取ろうとしないからです。 放射能の影響は、体が未発達な子どもに強く現れます。しかし会社側は「放射線被ばくの基準は国に従う」としています。 「年間20mSvまで被ばくしても問題ない」などと言う国の基準を誰が信用しているでしょうか。子どもの甲状腺がんが多発しているのは、住民を放射能から守ろうとしてこなかった政府の責任です。安倍政権は「原発は重要なエネルギー源」とし、原発再稼働と海外輸出を進めようとしています。このような政府の方針にJRが追随することは許しがたい犯罪行為です。 また、原発事故が収束せず今も危険をはらんだ4号機の燃料棒取り出し作業が行われている中で、原発に近づく形で列車を運行することは非常に危険です。JRは私たちとの交渉の中でも、緊急時に東電から直接連絡が来る体制はないと明言しています。利用者・労働者の安全は確保できないということです。安全を第一とする鉄道会社としてあってはならないことです。 |
水戸支社、常磐線6・1竜田延伸を提案
労働者・利用者を守る具体策示さず
「世界一危険な区間」の運行再開強行するJR
労働者・利用者を守る具体策示さず
「世界一危険な区間」の運行再開強行するJR
4月22日、JR水戸支社は、原発事故以降不通となっていた常磐線広野~竜田間について、本年6月1日から運転を再開する計画であることを関係各労組に提案した。同区間の運転再開については竜田駅がある楢葉町長の帰町宣言を受けてから行うとしていた。しかし、この時期に運転再開の提案を行ったのは、4月17日に楢葉町長から、5月下旬ごろに帰町宣言を行う予定なので運転再開の準備をするよう要請を受けたからだという。
提案の内容は、同区間の運転再開を本年6月1日とすること。運転本数は1日9往復。その準備として、5月10日設備関係を確認するため試運転を行う。5月11日~30日まで乗務員訓練を行う(机上訓練および乗務訓練)というものだ。
提案の内容は、同区間の運転再開を本年6月1日とすること。運転本数は1日9往復。その準備として、5月10日設備関係を確認するため試運転を行う。5月11日~30日まで乗務員訓練を行う(机上訓練および乗務訓練)というものだ。
これに対して動労水戸は、会社は世界で最も危ない区間・世界で最も放射能が濃い区間を運転する認識はあるのか、乗客の安全、労働者の安全は確保できるのかと説明を求めた。水戸支社は、「原発事故は収束していないという認識である」としながらも、原発で重大事故があった際の対策については、従来どおり「行政(福島県)から水戸指令に連絡が入る→対策本部を立ち上げる」云々と言うのみで、具体的な避難計画や避難方法、乗務員に対する訓練などは全く明らかにされなかった。
また、乗務員など労働者に対する放射線の健康被害に対しても、水戸支社は「沿線の除染は完了している」と言い、「これまでどおり(積算線量計を任意で所持する)とはしない」とは言いつつも何ら具体的なものは示されなかった。ちなみに、これまで運転してきた広野駅の一時間あたりの乗降客は、ピーク時の16時からの1時間でもわずか24人であることが明らかにされた。
安全無視・被曝強制に絶対反対で闘おう!
すべての仲間のみなさん!とりわけ、いわき運輸区の乗務員の仲間のみなさん!
広野~竜田の運転再開は、みんなが感じているようにけっして安全ではない。安全が確保されていない以上、運転再開はするべきではない。
まず何よりも、原発事故は依然として収束していない。4号機の燃料棒取出しは一つ誤れば大事故に至る作業であり、メルトダウンした炉心は廃炉への道筋さえ定まらず、膨大な汚染水も増える一方だ。こうした中で原発から20㌔圏内に進入し列車を運転するからにはそれなりの対策があってしかるべきだ。原発で重大事故が起きた際の連絡方法、避難方法、そのための日ごろからの訓練などなど。こうした危機管理を怠ると韓国のセウォル号沈没事故のような大惨事を引き起こすことは明らかだ。
また、沿線の放射線量は決して安全だとはいえない。水戸支社は「沿線の除染は完了した」と言っているが、放射性物質は周辺の広範囲に厳然として存在し、除染をしても数ヶ月もすれば元の値に戻ってしまうというのは現地では常識だ。政府は、原発事故の影響を小さく見せるために警戒区域を一刻も早く狭め、住民を帰宅させるために、年間の放射線許容量を一般人も放射線従事者と同じ年間20mSvに基準を変更したが、そもそも放射線被曝は「ゼロ以外は危険」なのだ。動労水戸は広野に放置されていたK544車両の交番検査や、郡山に乗り入れている気動車のラジエータ清掃作業に反対してきたが、それは内部被曝の危険から労働者を守るためだ。空間線量の基準がどうであろうと、そこに放射性物質がある以上は、それを体内に吸い込み内部被曝の危険があることに変わりはない。そうした危険な場所に列車を走らせ労働させるからには、やはりそれなりの対策が必要なはずだ。
こうした当たり前の安全対策が十分取られているのか。放射線被曝による健康被害は、被曝した本人ばかりでなくその子孫に代々影響をもたらす。青年労働者はこうした重大な事態をあきらめられるのか。年配の労働者は次世代にふりかかる問題に目をつぶっていていいのか。労働組合は労働者のためにあるのではないか。労働者と利用者の安全のために労働組合はあるのではないのか。外注化もダイ改の労働強化も闘わずして合意して、その上に今度は被曝労働にも反対しないのか。いま、自らが加盟する労働組合が問われている。
動労水戸は、4月28日、ストライキの通知を関係省庁に行い、広野~竜田運転再開に反対して闘う体制を準備している。試運転・訓練含め、運転再開への動きに対して反対を貫いて闘おう。すべての仲間は運転再開に絶対反対の声を上げよう。動労水戸と共に闘おう!
また、乗務員など労働者に対する放射線の健康被害に対しても、水戸支社は「沿線の除染は完了している」と言い、「これまでどおり(積算線量計を任意で所持する)とはしない」とは言いつつも何ら具体的なものは示されなかった。ちなみに、これまで運転してきた広野駅の一時間あたりの乗降客は、ピーク時の16時からの1時間でもわずか24人であることが明らかにされた。
安全無視・被曝強制に絶対反対で闘おう!
すべての仲間のみなさん!とりわけ、いわき運輸区の乗務員の仲間のみなさん!
広野~竜田の運転再開は、みんなが感じているようにけっして安全ではない。安全が確保されていない以上、運転再開はするべきではない。
まず何よりも、原発事故は依然として収束していない。4号機の燃料棒取出しは一つ誤れば大事故に至る作業であり、メルトダウンした炉心は廃炉への道筋さえ定まらず、膨大な汚染水も増える一方だ。こうした中で原発から20㌔圏内に進入し列車を運転するからにはそれなりの対策があってしかるべきだ。原発で重大事故が起きた際の連絡方法、避難方法、そのための日ごろからの訓練などなど。こうした危機管理を怠ると韓国のセウォル号沈没事故のような大惨事を引き起こすことは明らかだ。
また、沿線の放射線量は決して安全だとはいえない。水戸支社は「沿線の除染は完了した」と言っているが、放射性物質は周辺の広範囲に厳然として存在し、除染をしても数ヶ月もすれば元の値に戻ってしまうというのは現地では常識だ。政府は、原発事故の影響を小さく見せるために警戒区域を一刻も早く狭め、住民を帰宅させるために、年間の放射線許容量を一般人も放射線従事者と同じ年間20mSvに基準を変更したが、そもそも放射線被曝は「ゼロ以外は危険」なのだ。動労水戸は広野に放置されていたK544車両の交番検査や、郡山に乗り入れている気動車のラジエータ清掃作業に反対してきたが、それは内部被曝の危険から労働者を守るためだ。空間線量の基準がどうであろうと、そこに放射性物質がある以上は、それを体内に吸い込み内部被曝の危険があることに変わりはない。そうした危険な場所に列車を走らせ労働させるからには、やはりそれなりの対策が必要なはずだ。
こうした当たり前の安全対策が十分取られているのか。放射線被曝による健康被害は、被曝した本人ばかりでなくその子孫に代々影響をもたらす。青年労働者はこうした重大な事態をあきらめられるのか。年配の労働者は次世代にふりかかる問題に目をつぶっていていいのか。労働組合は労働者のためにあるのではないか。労働者と利用者の安全のために労働組合はあるのではないのか。外注化もダイ改の労働強化も闘わずして合意して、その上に今度は被曝労働にも反対しないのか。いま、自らが加盟する労働組合が問われている。
動労水戸は、4月28日、ストライキの通知を関係省庁に行い、広野~竜田運転再開に反対して闘う体制を準備している。試運転・訓練含め、運転再開への動きに対して反対を貫いて闘おう。すべての仲間は運転再開に絶対反対の声を上げよう。動労水戸と共に闘おう!