Quantcast
Channel: 宝の山
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4156

7月2日(火)西宮市議会 請願者陳述が5分、福島からの避難者が話されます

$
0
0

【請願】原発事故子ども・被災者支援法」による支援策の早期実施を求める意見書

西宮市議会に、6月25日に「原発事故子ども・被災者支援法」による支援策の早期実施を求める意見書請願書を提出しました。下記の日時に意見陳述します。
7月2日(火)
総務常任委員会13時開始
請願者陳述が5分できます。
※福島から避難されているAさんが支援法にかける思いを話されます。
 避難されている方、関心を持っている方、どなたでも傍聴できます。
 採決をみなさんで見届けていきましょう。ご参加ふるっておこしください!


Aさんのメッセージです。
今年の1月に福島県福島市から、西宮市に子ども2人と母子避難しております。
去年の年末に被災者支援住宅が打ち切られる、ということで駆け込みで避難を決めました。
西宮市にも50組、140人程の避難者がいると聞いていますが、それは、被災者登録をしているという人数で、潜在的にはもっといると思います。
現に私自信も、兵庫県には避難者登録をしていましたが、西宮市にも避難者登録をするということを知らず、たまたま人づてに聞き、4月頃に入りました。
登録してから、市から支援情報が届くようになりました。

東日本以外、関東からも自主避難してきている人は沢山いるのが現状で、そのほとんの方が登録していないと思うので、潜在的な避難者の数は、その2倍にも3倍にも上るのではないでしょうか。

報道される放射能の被害というものは本当に一握りです。
その中でも、子どもの健康被害などは隠し様もなく数字で現れてきてしまいました。
甲状腺がんなどだけが取り沙汰されますが、慢性疲労、肥満、免疫力の低下など多岐に渡ります。
6月なのにインフルエンザに罹る、ロタウイルスが流行り、学年閉鎖になったなど、驚くような話しを福島に残る友人達から聞いています。
外遊びが減り、屋内で遊ぶことが多くなったのも原因のひとつかと思います。

私が住んでいた福島市でも住宅の除染が始まりましたが、ご承知の通り、作業で出た汚染された土、砂利、草木など、どこにも運び出せず、処理出来ない状態ですから、自宅の一画に穴を掘り埋めているというのが、現地で行われている除染方法です。汚染された土地をまた再び綺麗に戻すというのは、ほぼ不可能です。

皆、避難出来るならば避難したいと切実に悩んでいます。

国からも東電からも保証されない自主避難者とよばれる人達がどのような生活を送っているかご存知ですか?
家族揃って避難出来た、という人も中にはいますが、大半は子供と母親だけの母子避難という形態が多いです。一家の大黒柱が汚染地に残りながら、家族を支えています。始めは家族の健康を思い、決断した離れ離れの生活も、2年3ヶ月という月日が経ち、精神的にも、肉体的にも、経済的にも限界が近づいてます。
リタイアして戻る方、家族の精神状態に異常をきたす方、はたまた夫婦関係が破綻してしまう方など、この数ヶ月ですが、沢山見てきました。

震災を経験した被災者達が、さらに自分にムチ打って、これからの生き方を模索していかなければいけません。
支援法が議員立法で可決され、復興庁が出した被災者支援パッケージが施策されたにも関わらず、1年間全く手付かずのままとなっています。

やっとの思いで避難し、安住の地を、私達は見つけました。
これからも安心して暮らして行く為に、西宮市の方々にお願いに参りました。

いち早く、またどこよりも手厚く、被災者を迎え入れてくれることが、西宮市にとっても、被災者にとっても、喜ばしい結果を招くのではないかと確信しています。
関西の住みたい町No.1の西宮市から、日本一住みたい町No.1へと、躍り出て頂きたいと思います。

沢山の避難者達の声の一部を代弁させて頂きました。
これからも避難者達の声に耳を傾けて下さい。


原発事故子ども・被災者支援法早期実施を求める意見書(案)
 
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4156