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[転載]愛国心とは、ならず者達の最後の避難所である~三里塚

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「NEVERまとめ」より
一部省略してあるので気になったら↑へどうぞ。

愛国心とは、ならず者達の最後の避難所である
サミュエル・ジョンソン(イギリスの文豪)



サミュエル・ジョンソン
サミュエル・ジョンソン
Patriotism is the last refuge of a scoundrel.


今日の大きな悪魔は愛国心、愛国心が大戦をもたらすのだ
チャールズ・スペンサー・チャップリン(喜劇王、俳優・映画監督)

チャールズ・スペンサー・チャーリー・チャップリン



ナショナリズムは小児病である。それは国家の麻疹(はしか)である
アルベルト・アインシュタイン(物理学者、ノーベル物理学賞受賞)

アルベルト・アインシュタイン



不思議なことだ、いつの時代においても悪人は自分の下劣な行為に、 宗教や道徳や愛国心のために奉仕したのだという仮面を着せようとつとめている
ハイネ(ドイツの詩人)



愛国心を持つなら地球に持て。魂を国家に管理させるな!
ジミ・ヘンドリックス(“伝説”のギタリスト)

出典amass.jp


愛国心は人類愛と同一である。
マハトマ・ガンディー



最高の愛国心とは、あなたの国が不名誉で、悪辣で、馬鹿みたいなことをしている時に、それを言ってやることだ。
ジュリアン・バーンズ/作家



愛国心とは喜んで人を殺し、つまらぬことのために死ぬことだ
バートランド・ラッセル(哲学者、ノーベル文学賞受賞)
愛国者は常に祖国のために死ぬことを口にするが、祖国のために殺すことについては決して語らない。
バートランド・ラッセル



恐怖心や愛国心によって人を殺すのは、怒りや貪欲によって人を殺すのとまったく同じく悪い
ヘンリー・ミラー (アメリカの小説家)

ヘンリー・ミラー



愛国心と言う卵から、戦争が孵化する
モーパッサン(フランスの小説家)



人類から愛国心を叩き出してしまわないかぎり、あなたがたは決して平穏な世界を持たないだろう
バーナード・ショウ(戯曲家、劇作家、ノーベル文学賞受賞)

愛国心とは、自分がそこに生まれたという理由で、その国が他より優っているとする信念のことだ。
ジョージ・バーナード・ショウ


愛国心とは、道理を超えた自国崇拝である。
ジョージ・ジーン・ネイサン


憂国の士という連中がいて、彼らが国を滅ぼすのだ
勝海舟


国の為に戦っても、国の為に嘘を吐きたくはない
ゾーラ・ニール・ハーストン


愛国者と売国奴で国が真っ二つ。おまけにどっちがどっちか誰にも分からない。
マーク・トウェイン


実は私は「愛国心」といふ言葉があまり好きではない。何となく「愛妻家」といふ言葉に似た、背中のゾッとするやうな感じをおぼえる。この、好かない、といふ意味は、一部の神経質な人たちが愛国心といふ言葉から感じる政治的アレルギーの症状とは、また少しちがつてゐる。ただ何となく虫が好かず、さういふ言葉には、できることならソッポを向いてゐたいのである。この言葉には官製のにほひがする。また、言葉としての由緒ややさしさがない。どことなく押しつけがましい。反感を買ふのももつともだと思はれるものが、その底に揺曳してゐる。では、どういふ言葉が好きなのかときかれると、去就に迷ふのである。愛国心の「愛」の字が私はきらひである。自分がのがれやうもなく国の内部にゐて、国の一員であるにもかかはらず、その国といふものを向う側に対象に置いて、わざわざそれを愛するといふのが、わざとらしくてきらひである。
三島由紀夫



国への愛を表明するのは、それに対する褒賞を期待している徴である。
ヘンリー・ルイス・メンケン

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・終わり・・・・・・・・


18世紀から「愛国心」というものが跋扈していたんのだなと、変なところに感心しながらも考えてみたら帝国の覇権を争っていた時代だもの「愛国心」が宣伝されて当然なんだよなぁと思いなおす。

それぞれの言葉が発せられた時の状況はわからないがどれも、今の社会に対する言葉としてあまりにも当てはまりすぎる。
科学の進歩だの、文明の進化だの言われたって21世紀になっても「国」ってものが考える事はちっとも変ってなくて、そこに住まう人々を思うように動かすためにあたかも「愛国心」が自然発生的に浮かび上がってくるような仕組みを持ってるんだという思いを強くした。

ナチスドイツで国家元帥になったゲーリングの有名な言葉を読んでみるとよくわかる。
「意見を言おうと言うまいと、国民は常に指導者たちの意のままになるものだ。簡単なことだ。自分達が外国から攻撃されていると説明するだけでいい。そして、平和主義者については、彼らは愛国心がなく国家を危険に晒す人々だと公然と非難すればいいだけのことだ。この方法はどの国でも同じように通用するものだ。」

このまとめ、最初と最後に取り上げられている言葉が「愛国心」の何たるかを言い当てていると思った。
繋げてみると
愛国心とは、ならず者達の最後の避難所である、国への愛を表明するのは、それに対する褒賞を期待している徴である。
ならず者が褒賞を期待って言い得て妙だ。
国会前で戦争法案反対と叫びながら「警察ありがとう」「警察に捕まる方が悪い」と国家に忠誠を誓っているような「自称リベラル」の姿が日の丸を振り回し天皇万歳を叫ぶ「愛国者」たちと重なって見えるのは目の錯覚じゃないな。両者共に自分たちには価値がある、そういう風に国または権力者にアピールしているんだろう。


おまけ)
まとめで取り上げられているすべての言葉に共感できるわけではなく、いくつかには首をかしげる。

私は以前からガンジーが嫌いだと言っているが、このまとめのガンジーの写真をみて、ますますガンジーが嫌いになった。
写真は一瞬の切り取りだからそれが全てではないとは思うけれど、その一瞬が全てを表しているともいえるんじゃないだろうか、そんな思いを抱きながらガンジーの目をみた。

愛国心は人類愛?違うんじゃない?
国籍や人種などの別を超えて、全ての人間に対する尊敬と愛情が人類愛だと思うのだけど、愛国心は狭義の伝統やら名誉の存続とやらにより「自国が一番」と思い込み他者を排除する感情が根底にあって、人類愛とは相いれない。


おまけ2)
9月11日三里塚映画の夕べに参加した。
「三里塚不屈の50年」という映画を観て、農地取り上げと闘い続けている市孝雄さんの話を聞いた。
開墾から始めた100年の農地、これを農民から取り上げるために国と権力が犯した凄まじいまでの暴力が画面に映し出される。

子ども達を容赦なく、本当になんの躊躇もなく穴に突き落とす機動隊、親子が体を縛りつけている木を救助体制もとらず切り倒す。家をつぶさせてなるものかと抵抗する老婆を殴り倒し引きずり出し家を壊す。

激しい抵抗の映像。むき出しの暴力で襲い掛かる「国」=「機動隊」。
農民・学生も激しく抵抗する。

それが、国家が暴力を独占することは当然のように容認され、それに抗う人々が「自分勝手」であったり「過激」で「危険」であるように宣伝されるのはいかがなものだろう。
愛国者たちはこぞって言う「警察ありがとう」「素晴らしい皇室」、もひとつおまけに「国防のためには米軍基地が必要だ」、そんでもって「憲法9条は変えよう」。。いったいどこを見ているのだろう。
国家の暴力が自分には絶対に襲い掛かることないと愛国心に頼って安心しているのだろうか、褒賞をもらいこそすれ襲われる対象になることなどあるはずがないと。まるで相模原やまゆり園事件をおこした若者と同じ考え方じゃないか。

市東さんの農地を本来は農地を守るための農地法での取り上げを行おうといているとは言語道断。

「お祖父さんの代から100年耕し続けて現在は有機野菜を作り、私の生活・命だけでなく消費者の生活も命も守っている農地。
私の作る大根は1億8千万円よりずっと価値がある」

市東さんの言葉に大きくうなずく。

三里塚の闘いは、その昔過激な学生と国に逆らう不埒な農民が起こした暴動などではなく。
生きるための命の闘いであり、それは今も続く不屈の闘いなのだ。
農民から土地を取り上げ、どうやって生きろと言うのだろうか、売ったお金で生きろ?冗談じゃありません。
お金は使ったら無くなります、土地は耕して行けばず~~っと食べ物を育んでくれます。どちらに価値があるかは自明。




そうだ!! 感動!!
よく言ってくれた!!

「安倍は国を滅ぼす偽物の愛国者だ。国を守り、資本主義の枠内で持続可能な社会をつくるのが真の愛国者だ」とかいう、共産党を含む「いわゆるリベラル派」たちの「真の愛国、ニセの愛国」論にはウンザリする。
金儲けが全社会の原動力である資本主義をそのままにしておいて「持続可能な社会」も無いもんだ。
彼らは「質の良い愛国心、質の悪い愛国心」などと、安倍と愛国心を競っているだけなのだ。

(以上、当ブログ管理者)

転載元: 宝の山(新別館)


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