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Channel: 宝の山
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不当捜索と不当逮捕に抗議し、「オープンスペース街」を守る賛同署名運動

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「オープンスペース街」のビラを紹介します。


地域のみなさん。
 「オープンスペース街(まち)」(略称「街」)は「障害がある人もない人も共に支えあって生きる」街作りを目指して1993年にリサイクルショップとして立ち上げて以来、地域のみなさまの温かいご支援に支えられ福祉作業所として22年間運営してきました。
 そんな中、6月1日に「街」に警察の家宅捜索が入りました。容疑は「就労支援給付金の詐取」とのことでした。全く身に覚えのないでっち上げで、パソコンなど事業運営に必要な物品を根こそぎ押収していったのです。...

 私たちはこれに強く抗議し、押収物の即時返却の法的手続きを取るとともに、通って来る利用者さんに迷惑をかけてはいけないと、スタッフ一同力を合わせて、1日も休むことなく「街」を運営し続けてきました。
 
戦争法国会のなかでの福祉作業所つぶしには負けません!
 ところが! それから2ヶ月近くたった7月27日、公安警察は「街」が休みの日を狙って職員2人の自宅に押しかけて数人がかりで口をふさぎ、まさに拉致同然に逮捕・連行したのです。「16万円の詐欺」だなんて、まったくのでっち上げです。許すことができない作業所つぶしの弾圧です。
 逮捕された1人は、大腸がんを患った経過観察で午前中に通院し、帰ったところを逮捕。しかも体調が悪く、連行途中に要求し病院で受診したら「気管支炎の疑い」。なのに、連日嫌がらせの「取り調べ」を受けています。
 その「取り調べ」の内容は、「事件」に関することはほとんどなく、作業所として障害者解放運動を取り組み、戦争反対や反原発の集会に障害者が参加していること自体を攻撃するという、露骨な政治弾圧です。
 3人の職員のうち2人が奪われるという大変な状態のなか、ボランティアや地域の仲間が次々と駆けつけてくださっています。
 地域のみなさんからの暖かい励ましに支えられ、「街」は通常通り運営しています。
安倍政権による「戦争する国作り」
障害者福祉切り捨てとたたかいます
 今回の警察による不当逮捕は、安倍政権が今行っている戦争法強行採決のなかでの障害者福祉の切り捨てだと、私たちは考えます。
 戦争をする国に変えようとする中で、まず最初に障害者福祉を切り捨てる、そのために障害者が集う場となっている作業所を奪うという狙いだと思います。
 障害者の作業所は、当事者と地域住民、そして現場の公務員労働者が手を携えて創り上げてきたものです。「街」は長年にわたって練馬区と東京都から定期的に監査を受け、これまで何ら問題の指摘も受けていません。
 そうした信頼関係を破壊する形で、畑違いで現場も知らない公安警察がいきなり介入してきたこと自体、あまりにも異常なことです。私たちは、こんな弾圧には絶対に負けません。
障害者の生きる寄り辺として、
「街」は歩みつづけます
 今回の一連の不当弾圧で、私たちがもっとも憤りを感じているのは、ありもしない事件を何とかしてつくりだすために、警察が利用者さん宅にまで押しかけ、作業所つぶしの加担者に仕立て上げようとしたことです。
 6月1日の不当捜索と同時に家に押しかけ、「『街』にかかわるな」とおどされ、具合が悪くなってしまった利用者さんがいます。
 また、7月27日の逮捕以降の「取り調べ」のなかで、「障害者を集会に連れて行って、人を集めるのが目的だろう」と悪罵を投げかけています。作業所を通して利用者が社会の中で生きる喜びを実感し、主体的に障害者の解放へと行動していくことを、公安警察は許さないと言っているのです。それは、障害者の命を奪う行為そのものです。
 利用者さんは、「オープンスペース街は、自分たちの生きる場所なんだ。みんなで守ろう」と、毎日、通ってきています。それは、これまで、地域の皆さまによって育まれた「街」が、利用者さんたちのかけがえのない生きる寄り辺となっているからだと思います。
 だからこそ私たちは、2人の職員を一日も早く取り戻し、これからもオープンスペース街を守り、運営していきます。
 障害者の人権を守ることは、すべての人の人権を守ることだと、私たちは考えます。また、障害者の人権を守ることは、戦争をさせない大きな力になると私たちは信じています。
 地域の皆さまのお力添えを心よりお願いするものです。通常通りリサイクルショップの寄付も受け付けております。
 どうぞよろしくお願いいたします。







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