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鎌田慧と国鉄闘争を考えてみた。

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国鉄1047人解雇、23年越しの春近し

 バルセロナ(スペイン)の自動車工場を見学したとき、労働者が作業着の胸にゲバラのバッジをつけていた。驚いたわたしに「よく見ろ」とばかりにそっくりかえった。 

JR民営化 そのころJRでは、職場で国労(国鉄労働組合)のバッジをつけていると、「職務専念義務違反」というわけの分からない理由で、昇給カットなどの処分がだされていた。
 そんな人権無視がまかり通っていた。旧運輸省が不当労働行為を黙認していたからだ。 
 中曽根康弘首相(当時)は「ひとりの労働者も路頭に迷わせない」といって「国鉄分割・民営化」を断行した。
 しかし、それに反対した労働者1047人が解雇された。自殺者も多かった。それから23年たって、ようやく政治的解決の機運がでてきた。政権交代のおかげである。 

 この原稿を書きながら冷静になれないのは、23年間、信念を捨てず、アルバイトで暮らしてきた、組合員とその家族の苦労と表情を思い出すからだ。平均年齢56歳、亡くなった人は60人。知り合いもいる。 
 JR各社は冷酷だったし、政府は無責任だった。

 鳩山由紀夫首相も「人道的な立場から解決を急がなければならない」というようになった。与党と公明党による和解案では230人の雇用や解決金などがまとめられている。 
 23年間も見捨てていたのだ。値切らずに解決してほしい。
 
「本音のコラム」2010年3月、東京新聞
 
 以下略
・・・・・・・・・以上、鎌田慧公式ブログより転載
 
鎌田慧と国鉄闘争を考えてみた。なんて仰々しいタイトルにしてみたけれど。。
実際は上記記事を読んで思った事です(笑)
 
 
 
鎌田慧さん。
日本の労働組合に対する不当な弾圧を憂う人なんですね。
雇用を守れ!労働者の権利を守れ!って事がわかってる人なんですね。
 
さすが!(偉そうに言うな!って声が飛んで来そうだけど。。)
 
鎌田さん、国鉄解雇撤廃で闘ってきた労組は悪い労組なんて絶対に言わないと思います。
日本を民主化してく、命を守る闘いを信念を持って続けてきた人達の記事を書きながら冷静で居られないって言ってるだから。
スペインの労働者がバッヂを誇らしそうに付けているのに、日本では組合つぶしや不当解雇が横行って嘆かわしい事です。
この記事の頃は政権が代わっての期待があった頃だから今とは少し違うけど。
お金より雇用、不当解雇撤廃が本当の望みだと思うんだけどね。
まさかこんなに逆行が進むとは思わなかったもの。
 
9月1日に行われた
「さようなら原発」の集会
「つながろうフクシマ!繰り返すな原発震災」での開会の挨拶も素晴らしい。
 
たいへん暑いところ、きょうはありがとうございます。
ほんとうに満員になって、これからの運動に大きな弾みがつくと思います。

 きょうは9月1日でして、防災の日となっていますけど、90年前、関東大震災の時に戒厳令が布かれた日です。忘れてはいけない、ほんとうに恐るべき日だったわけです。
 東京では、例えばアナーキストの大杉栄、伊藤野枝、それから大杉栄さんの甥っ子の7才の橘宗一ともども3人一緒に、和田倉門にあった憲兵隊本部で虐殺されています。下町では、社会主義の労働者が十数人殺されています。あるいは在日朝鮮人の方が、中国人も含んで六千人ほど虐殺されています。
 そういうふうに軍隊があって、震災があって、それに対する弾圧がはじまった。それから日本が戦争に一気に向かっていきました
 そういう恐ろしい時代から90年後の現在、いまこの安倍政権がやろうとしている国軍を建設するとか、非常事態法(戒厳令)を制定するとか、あるいは軍隊内に裁判所(軍事法廷)を作るとか、憲法を改悪して弾圧体制をつくろうとすることなどと思い合せて考える必要があると思います。
 
 まして、この日比谷公会堂は、安倍首相の祖父岸元首相が大多数の国民の反対を無視して、日米安保条約を強行したあと、当時社会党の浅沼稲次郎委員長がテロルに倒れた記念すべき場所なのです。
 いま安倍政権は外に向って軍備をつよめていこうとしてますし、内に向かっては弾圧体制をつくろうとしています。そういうふうに彼は戦後の民主主義をすべて古い時代のものとして、一掃しようとしています。そんな時代に向かって、憲法の改悪と軍備の強化がいまはじまろうとしています。

 それに対する憲法強化運動として、この脱原発運動が大きな力になっていると思います。脱原発運動は、日本を民主化していく、わたしたちが平和に暮らしていこう、孫や子どもとともになかよく平和に暮らしていこうという願いをこめた、いのちを守る運動です。
 いまフクシマの災害は、まだとどめようもなく汚染水を海外にまで運んでいます。海も汚染されていますし、山や川などの自然もなおかつ汚染されて除染作業などできるような状態じゃない。
 そういうことを十分知りながら、さらに再稼働を進めようとしています。あるいは海外に輸出しようとしている。こういう人民の意思をまったく無視するような政権に対して、わたしたちは力を尽くして抵抗していくのが、これからの時代、担っていく役割だと思います。

 ほんとうに政治的にはわたしたちは、残念ながら敗北しています。しかし、これからです。この秋から、ほんとうに力を入れてがんばっていきたいと思います。
 皆さん、これから14日も集会があります。さらにさらにいろんな集会を継続し、積み上げ、広げ、政治的な力にしましょう。
 きょう、この会が終わったあとも国会議事堂の前で、集会が準備されています。わたしたちも行きます。9月1日からもういちど、脱原発運動の大きなうねりに向けて、がんばっていく、皆さん、力を合わせてがんばっていきましょう。

 もう一つお願いですけど、署名運動がいま850万集まっています。
 じつは昨日までフランスにいまして、フランスからも署名をまたもらってきました。国際的な運動が、これからはさらに重要です。ドイツでは、もう脱原発を決めて、あたらしい雇用を作り出して、新たな社会を作り出すために頑張っています。
 日本社会だけが、アジアのなかでうしろむきの軍事国家としてすすんでいく。とても恥ずかしいことだと思います。そういう意味でも、わたしたちは国際的な連帯をつよめ、国内のまだまだ運動に立ち上がっていない人たちと、手をあわせながら運動を広めていく。
 もう少し皆さん、近くの人と話し合って、日本の社会がどういうところに向かっているのか、憲法の問題はもちろんもっとも重要な問題ですけど、原発をこのまま再稼働させて、いままでのこれだけの思いと悲しみと苦痛を何とも思わないでやっていくような、そういう社会は絶対に許せない。ほんとうに力を尽くして頑張っていきたいと思います。

 今日これから、大江健三郎さんと小出裕章さんの講演を長めに設定していますのは、もう一度ここでよく考えて、今の問題をこころに落として、それで次のエネルギーにしていきたい。そういうふうな思いで、この講演会を設定しました。さいごまでゆっくりお聞きになってください。そして、時間があったら国会前までいっしょに行きましょう。
 
ねっ。
脱原発運動は、日本を民主化していく、わたしたちが平和に暮らしていこう、孫や子どもとともになかよく平和に暮らしていこうという願いをこめた、いのちを守る運動です。
 
「日本を民主化していく」「いのちを守る」これが脱原発運動だ!!って
再軍備に進もうとしている政府に対し憲法強化運動として大きな力になって行くこれが脱原発運動だ!!って
まさに正論です。
 
国鉄闘争の記事と矛盾しないでしょ、筋が通ってます。
闘う彼らをゴネ得だの何だの言う事や公務員は特権者とか、闘う労組は厄介者だとか言う事は、大企業の利益を追求するために正規雇用を少なくし非正規雇用・派遣労働を当たり前の雇用形態にしたいって事と同じだと思うんです。
それは民主化とは程遠い奴隷労働の肯定です。
 
国鉄闘争 春はなかなかやって来ないけど。。。
負けない事が力だって教えてくれている気がします。
脱原発反原発の運動も負けちゃいけない闘いなんだと思います。
 
 
 
さよなら原発集会での落合恵子さんの挨拶も是非聞いて下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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