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[転載]私の原発日誌(その472) 双葉が消えてゴミ置き場が残った。

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私の原発日誌(その472)
 
 
 
福島の美しい自然。ブナ林
 
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原発は美しい自然も営々として培われてきた人々の文
 
化遺産も 何もかも奪ってしまいます。
 
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こういう風景を見て美しいと思わない人とは友達になり
 
たくありません。 そういう人たちが原発を造った張本人
 
です。
 
 
 
 
“双葉が消えてゴミ置き場が残った。”
 
 
 
双葉町と大熊町がゴミ置き場になってしまった。
 
50年前にあの双葉地方が無くなって、ゴミ置き場に変
 
わるとは誰が想像したろう。
 
「10年後の首都の電源」を確保しなければならない。
 
双葉地方は首都の電源を担ってもらう大切な場所で
 
す。
 
とウソをいわれていそいそとして従い、ポンコツ原発を
 
誘致しました。
 
なぜウソだかというと、その後火力(発)を関東沿岸に林
 
立させて電源の確保を図ったからです。
 
東京電力は原発を必要とはしていません。間に合って
 
いるのです。
 
早く言えば、原発の爆発は予定通りだったと言えるでし
 
ょう。
 
ちゃんと対策を講じていたのです。そして火力(発)を休
 
ませていたのです。29回も大事故を起こし(30回目でとう
 
とう爆発した。)臨界までいった事故があれば、誰だって
 
事故を危惧します。
 
「原発は原爆と構造が違っているので爆発などしませ
 
ん。」
 
立派に爆発したじゃないか、原爆とどこが違ったのか。
 
東電では「爆発」は想定済みだったのである。
 
それが証拠に千葉県や茨城県、神奈川県には原発は
 
ない。(東海村原子炉は除く、あそこは実験炉で当初からの商業炉で
 
はありません。)
 
ここが50年後には人が住まない廃墟と化し、ゴミ置き
 
場になってしまうとは誰に想像できただろう。
 
どうせ帰れないんだから 、そうならゴミ置き場にした方
 
がよい。
           
私の知人たちも同じ考えです。浪江の人です。

早くからそういう考えでした。

ふるさとに帰れない人達、故郷をなくす人たちに「復興
 
は無理なんだから」とあきらめて、今後の生活を考え
 
ろ、それが現実的だとは私の口からは言えません。

皆さんそういうことを分かっていて、涙をこらえて言って
 
いるのだと思います。
 
それは双葉の人だから言えることで、つまり身内だから
 
言えることだと思っています。

国は国土をなくした責任をもっと明らかにすべきでそれ
 
は金銭では解決はしません。

土地と家を与え、新しい仕事を与えて生活に何の支障
 
もないようにすべきだったのです。

話が逆なんです。
 
4年もかかってそちらの生活の方は何も解決していませ
 
ん。

それでゴミだけ引き受けろというのはずいぶん勝手な話
 
だと私は納得していません。

たぶん賠償交渉は10年では決まらず、当事者は死に
 
絶え、なし崩しに「はした金」で涙を飲んで受諾せざるを
 
得なくなります。
 
国は国土をなくした責任をとるべきです。
 
当初から私は3千人くらいは刑務所に入ってもらわねば
 
ならないと言ってきましたが、原発行政を進めた人、い
 
い加減なポンコツ原発を造って、放射能を浴びせた責
 
任者、それを認めた司法関係者。当時の政治家、市町
 
村の責任者、県議会、県知事の関連者、要するに原発
 
で恩恵を受けて蓄財した人々すべてです。
 
これを徹底的の暴き立て断罪すべきです。
            
双葉の人達はポンコツ原発を国策だといわれて、誘致
 
し、首都の電源は双葉で持っているのだと、誇りに思っ
 
て協力してきました。

うまいこといわれて騙されたのです。
 
自分たちの土地が住めなくなって、何の責任もない人々
 
を放射能の犠牲にすることが分かっていたなら、双葉の
 
人達は決して建設に同意はしなかったでしょう。

ポンコツは最後までポンコツでした。
 
ポンコツ原発を作って首都の電源を確保したといっても
 
それは砂上の楼閣で双葉の犠牲の上に首都圏、なか
 
ずく大企業が成り立っていたことは間違いありませ
 
ん。

結果は原発爆発で双葉には人が住んでいません。話は
 
そういう単純に考えるとわかりやすいと思います。

要するに国や東電は双葉のことなど何も考えていませ
 
ん。

たぶんまた騙されると思っています。

騙されやすい人は何度でも騙されます。

おれおれ詐欺と同じです。

ゴミ置き場に協力したのだから生活の保証はちゃんとや
 
ってくれるだろうと思うのが間違いです。

そうであるならば国はとっくにやっているはずです。
 
双葉の人達は2度騙されることになります。
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国のやってきたことは40年もかかって双葉の土地を電
 
力というお金に替えたことです。

首都の人達がその受益者ですが、もっと大きく自分たち
 
の財産として懐に入れた人たちがいます。

双葉の電気をお金に替えた人は大企業です。

これを俗に「一将功なりて万骨枯る」といいます。

大企業には双葉の人に対する心の痛みや感謝の心が
 
ありません。
 
だから「再稼働しなければこの日本から出て行くぞ。」と
 
いうんです。

たぶん日本中でまた繰り返すと思います。

福井や川内の土地を廃墟にして自分たちの資産にしよ
 
うとしているのです。双葉地方がゴミ置き場に変わって
 
大企業にお金が残った。
 
大企業は売るものがなくなって、いよいよ国土までお金
 
に替えて自分のものしようとしています。

日本全国みんなそうなると思いますよ。

結果的に誰が考えたってそうなのだからしょうがありま
 
せん。
 
そして日本が放射能で住めなくなるとシンガポールあた
 
りに逃げるつもりです。
 
原発推進論者は必ず国外に別荘を持っています。
 
信じてはいけません。
 
国土を住めなくなるくらいに汚す行為は アメリカの原爆
 
攻撃と同じくらい悪質な人類に対する冒涜行為です。
 
全国の原発立地地区の皆さん、福島県の二の舞を繰
 
り返してはいけません。
 
それは双葉地方を見れば明らかです。
 
再稼働に同意することは自分で自分の首を絞めること
 
と同じことです。
 
あとで子孫から恨まれます。
 
今自然や文化遺産がそう叫んでいます。耳を澄ますと
 
聞こえてきます。
 
「お前は誰だ!」
 
「私か?私は縄文から来た使者だ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

転載元: 私の原発日誌


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