常識と愛のない官僚の政策ってこんなものだ。
東京電力の原発事故後、福島県内の小中学校は子どもたちの健康を守るために、必死で放射線量の低減化のため校庭の除染をしました。
しかし、ここで出た汚染土は国や県の対応の遅れの為に、今でも学校に残っているところがたくさんあります。
環境省は驚いたことに、そんな危険な汚染土を特措法に基づかない除染廃棄物は中間貯蔵施設への搬入は対象外だと搬入させないと表明したのです。
「子どもたちを危険な汚染土の傍でいつまでも被曝しながら学校生活をしていなさい」というのです・
開いた口が治まらないとはこんなことを言うのでしょう。
そこで、福島県や住民からの猛抗議によって、環境省は「検討する」とのことです。
検討する必要がどこにあるのでしょうか。
本来なら国が進めてきた原子力政策のために、東電が汚染させた学校の校庭の土ですから国の責任で搬出すべき事案なのです。
私たちは、こんな一般常識も分からない官僚たちに、私たちの生活を委ねているのが現実で呆れてしまい、これからが本当に不安です。
「福島県の復興なくして日本の復興なし」、なんて恰好のいいことを言って、人気取りのパフォーマンスだけを繰り返してきた政治家の皆様の責任は大きいと思います。
こんな子供でも分かるような常識が分からず、公然と平気で常識外れのことがまかり通る社会には決してさせてはなりません。
子どもたちの命、国民の命を守るためなら、法律の条文を一行変えればそれで済むのです。
それが国会議員の職責だし特権でしょう。それこそ「オール福島」であるべきです、「選挙」だけがオール福島ではないのです。
たったそれだけのことを、「法に基づかない」だの「検討する」等と裕著なことを言って権力をかざし給料を貰っている官僚には腹が立ちます。
法律を盾に国民を虐げれば、天は必ず天罰を下すことでしょう。
福島民報ニュースから
中間貯蔵施設に搬入検討 学校汚染土問題で環境政務官示す
東京電力福島第一原発事故を受け県内の小中学校、幼稚園などで保管している汚染土が中間貯蔵施設の搬入対象から除外され、扱いが宙に浮いている問題で、福山守環境政務官は29日、搬入を可能にする方向で検討する考えを示した。
浪江町で同日行われた仮設焼却施設の起工式終了後、報道陣の質問に答えた。福山氏は「県、市町村と相談し、そういったことがないように対応したい。子どもたちのために、早急に形を整理する」と述べた。
問題となっているのは、放射性物質汚染対処特別措置法施行(平成24年1月)以前に行われた学校除染に伴う廃棄物。特措法に基づく除染廃棄物は中間貯蔵施設への搬入対象となるが、施行以前の除染廃棄物について、国が取り扱いを明確にしていなかったため、県などが対応を求めていた。
望月義夫環境相は29日、参院東日本大震災復興特別委員会で小中学校などで保管されている汚染土について何らかの対応が必要との認識を示した。
問題となっているのは、放射性物質汚染対処特別措置法施行(平成24年1月)以前に行われた学校除染に伴う廃棄物。特措法に基づく除染廃棄物は中間貯蔵施設への搬入対象となるが、施行以前の除染廃棄物について、国が取り扱いを明確にしていなかったため、県などが対応を求めていた。
望月義夫環境相は29日、参院東日本大震災復興特別委員会で小中学校などで保管されている汚染土について何らかの対応が必要との認識を示した。
( 2014/10/30 11:34 )
望月義夫環境相様
子どもでもわかるような当たり前のことが理解できないのですから
大臣を辞めてください。
子どもたちを守る福島県民の一人より
