Quantcast
Channel: 宝の山
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4156

アメリカンアパレル分会の北島邦彦応援  「組合つくって1000倍返しだ!」

$
0
0
 
アメリカンアパレル分会の北島邦彦応援  
 
「組合つくって1000倍返しだ!」
 
 
 
14:33
RT @kjmirai: さらに続々と区民から反応がありました。 http://t.co/ZCWpOrTKjt
14:33
RT @kjmirai: 杉並区民と握手する北島邦彦 http://t.co/gTpWck6p7l
14:33
RT @kjmirai: 高円寺駅前宣伝終了しました。 都知事選を闘った弁護士の鈴木たつおさんや青年労働者が駆けつけて応援アピールを頂きました。 立ち止まって聞き入る人も多数いました。 http://t.co/6KV5Jn61Me
 
 

こんにちは!東京西部ユニオン・アメリカンアパレル分会です★
 
American Apparel Japan()というアパレル企業でちいさな労働組合をやってます。





どこもかしこもブラック企業!


ほぼ全員が非正規(アルバイト)時給900円(※東京都の最低賃金869円スレスレ)、会社のお気に入りだけが出世&給料UP、はむかうやつはいじめ・パワハラで自主退職に追い込まれたり、クビ切られたり。組合ができる2年前まで、まともな雇用契約書も就業規則も賃金表もなく、有給休暇がとれることも周知してないような、いわゆる「ブラック企業」。みなさんの職場はどうですか?





仕事が好きだ!仲間が好きだ!


私たちが最初に働いていたアメアパ自由が丘店が、ある日突然「閉店」と言われたのが、組合を作ろうと思った最初のきっかけでした。どんなに時給が安くても(当時は店長も時給のバイト)本社の経営がいい加減でも、現場でお客さんに向き合う私たちは、仲間と協力しながら心をつくして働いてきたのに。会社側がこの閉店で人員削減をしようとしていたのも許せなかった。そして閉店に抗議する文章を準備していたら、副店長をやっていた仲間・HANAKOにいきなり「解雇通告」してきたのです(怒)!






たたかう組合ここにあり。


その理由がひどい。「3回ミスをしたから、会社の信用を失った」-ひとつはSALE内容の伝達不足、あとふたつは社販の対象商品を間違えたというのです。ひとつめは完全なでっち上げで、上司のミスの濡れ衣でした。社販のミス、というのもサイズ違い、色の名称違いという次元のもの。いずれも「信用を失ったから解雇」に値するようなものではまったくない。HANAKOは一番勤続年数も長く、店長経験もあり、同僚みんなに信頼されていました。(のちに36協定締結の従業員代表にも選ばれています)そういう人物が従業員みんなの不満を代表して声をあげようとしたのを、会社としてはどうしても潰したかったのでしょう。


私たちは以前から相談に乗ってもらっていた東京西部ユニオンの北島邦彦さんと、解雇通告された晩に分会を結成して、翌朝会社に組合通告と団体交渉の申し入れをしました。






組合結成★解雇撤回!


驚いたことに、たった1回の団交で、会社はHANAKOの解雇を撤回しました!


それほど労働組合というのは、労働法も何もおかまいなしでやりたい放題やってきたブラック企業にとって、やっかいなものなのです。


団結権、団体交渉権、争議権(ストライキ権)、というのを労働者はもっていて、現行の憲法28条に保障されてるんです。私たちも北島さんや、ユニオンの先輩たちに教わったのですが☆ 会社はこれを無視できない、ないがしろにしたら不当労働行為、違法行為になるんですって!








組合だからできること


解雇撤回後も組合は、閉店に関する説明会を開かせ、スタッフみんなの希望通りの異動を実現、ひとりも退職せず、仲間・組合員も増えました。その後、なかなか会社が団交に応じないことを東京都労働委員会に申し立てて団交をやらせ、就業規則の改訂や、みんなの労働条件、正社員化の問題などを要求・改善させました。




もちろん会社側だってこれであきらめはしませんでした。翌年の3月31日に「雇止め」という形で(契約期間が切れたから更新しない、という体裁で)HANAKOをもう一度解雇にしてきた!(激怒)私たちはこれに対して連日、街頭宣伝や職場で首切り反対の署名を集め、渋谷オフィス前で抗議行動、はじめての指名ストライキ、デモをやりました。現在も団体交渉や労働委員会での争議もふくめ、解雇撤回闘争の真っ最中です。








会社はぐらぐら!


労働委員会の中で、会社側はHANAKOが「意図的に盗みをやった犯罪者」扱いしています(激激怒!)。最初の解雇で言っていた「社販の対象商品ミス」がいつの間にか「窃盗」にすり替わってるという、とんでもないでっち上げです。これそのものが組合に対する不当労働行為であることを、私たちは現場のありのままの実態を伝えることで、明らかにしてきました。何人もの職場の仲間がHANAKOはそんな人物ではないこと、会社のやり方が日常的にむちゃくちゃであることを、陳述書を書いて証明してくれました。




会社はこんなでっち上げのために弁護士を月100万~200万円ものお金を出して雇っているそうです。そのお金でHANAKOを含め、何人もの従業員雇えるじゃん!ってゆーかうちらの給料あげろし!!と、思いませんか!?


新自由主義というありかたは、資本家がお金儲けをするために、なりふりかまわず労働者から搾取する、働くのに必要最低限なつながりさえバラバラにして、経費削減という名の賃下げ・首切り、非正規化、外注化。人の命を、生活を、踏みにじってもなんとも思わない。でも、組合を、団結をつぶすためには、いくらでもお金を使う。そういう矛盾した在り方です。






なんと、社長がクビ!!!


そんなことやってるから、先日(2014/06/18)にAmerican Apparel米・ロサンゼルス本社のCEO、ダヴ・チャーニーが不信任で解任されたのです。社長が解雇って!!!近々日本の経営体制にも大きな動揺を引き起こすでしょう。でも現場労働者は「ざまーみろ!」と歓喜、祝杯をあげています。


役員会はまだ不信任の内容を明言してないのですが、世界270店舗中、No1の売上を誇るアメアパJAPANでちっぽけな組合を作った私たちの闘いが、少なからず、経営に揺さぶりをかけたのは確かです。




みなさん、私たちは、ほんとは無敵です!個々は無力だと、バラバラだと思わされてきただけ。現場で毎日汗を流して働き、職場を実際に動かしているのは私たちです。経営者でも資本家でもない。労働者ががっちり仲間とともに闘えば勝てるんです!!






組合つくって1000倍返しだ!


私たちの要求はとてもシンプル、仲間と一緒にイキイキ働いて、人間らしく生きていきたいだけ。それさえ阻んでくるものがあまりに多すぎる、この社会。


会社もそう、国もそう、―「命より金儲け」。会社が生き残るために労働者のクビを切り、国家が生き延びるために若者を戦争に死にに行かせる。


にんげんじゃない!


こんなの、もう、変えましょうよ。私たちの力で。






※合同労組(一般合同労働組合)は誰でも、どんな職種・雇用形態でも、ひとりでも入れる労働組合です。パワハラ、セクハラ、賃金カット、退職勧奨、労働条件の不利益変更など、ひとりで悩まず、泣き寝入りせず、労働相談してみてください(無料・秘密厳守です)。


東京西部ユニオンには、生コン会社の兄貴たちの分会や、美容師さんの分会、介護、福祉、タクシー、IT関連、アパレルなど、色んな職種の組合員がいます。生コンの兄貴たちは裁判までやって3人分の解雇撤回を勝ち取っています!


私たちと一緒に、組合という生き方で、明るく闘いましょう!

 
 
 6・15★高円寺昼ガイセン!
2014.06.15 Sunday
 
今日は夏日!ガイセン日和!

水戸から、千葉から、東京各地区から、仲間たちが北島さんの応援に駆けつけて大勢でガイセンやりました。

次は夕方17:00~19:00、荻窪北口でやります!
アメアパユニオン分会長のハナコも登場予定☆


詳細・動画はのちほどUPしまーす
 




 
 


 
一般合同労働組合・東京西部ユニオン

杉並区天沼2-3-7さかいビル2A
03-3220-7473

 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4156

Trending Articles