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[転載]5月28日の朝日新聞群馬版「上州ひと交差点」欄に布施医師登場

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 5月28日の朝日新聞群馬版「上州ひと交差点」欄に、ふくしま共同診療所の布施医師が登場した。5・10群馬県庁・昭和庁舎で開催されたナゼンぐんまの集会に取材にきた記者が書いてくれた。まさに、ぐんまの誇り!


 ふくしま共同診療所(福島市)で医療活動を始めて約1年半。3月末、定年を前に館林厚生病院(館林市)の副院長を退き、4月から診療所の常勤医となった。平日の2日間だけ、妻のいる館林市の自宅に帰る生活だ。

 東日本大震災の発生後、20115月に宮城県南三陸町での医療支援に参加した。1212月、国内外からの寄付をもとに有志で診療所を開いた。ボランティアを中心に回してきたが、ロコミで受診者が増え、常勤医が必要に。だが、仲間5人は6070代。開業医もいた。「引き受けられるのは、勤務医で一番若い50代の自分しかいなかった」
 収入は3分のーに減った。だが、活動の幅は広がった。日程に余裕が生まれ、仮設住宅への訪問診療や講演もこなせるようになった。「地域の不安と向き合っていくという開所時の理念に、だんだん近づいています」
 震災から3年が過ぎた今もフランスやドイツなどの外国や日本中から月100万円を超える寄付が集まる。県内で報告会を開けば100人を超える人が集まる。「原発問題はもう終わったという雰囲気がある一方、これだけの応援もある」と手応えを語る。
 一方で、放射能を心配する気持ちを表に出しにくくなった雰囲気も感じる。放射能の健康への影響はわかっていないことが多い。だが、診療所の活動は「わからないものは危険」との前提に立つという。「はっきりするのは数十年後かもしれない。でも、その時になって被害は甚大だったと気づいても遅い。福島を人体実験の場にしてはならない」と訴える。(池畑聡史)

転載元: NAZENぐんま


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