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[転載]職業スパイに気をつけよう

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書記長の清水です。「短足おじさん」の件に関して、ぜひ、みなさんに知っていただきたいこと。
世の中には、公安警察、公安調査庁、内閣情報室などから金をもらって、平和運動・労働運動や社会運動に接近し、もぐりこんで、情報の収集と運動の分断のために活動する人間がいるということです。

二つほど、紹介します。

まず私が実際に体験した衝撃的出来事を。
もう15年以上前の話。
いっしょに反戦活動していたM君という若い活動家がいました。彼はある工場で働いていたのですが、同じ職場に週に何日か働くアルバイトでおじさんが入ってきました。Aとしておきます。
AはプロレスファンのM君に自分もプロレスファンだと言って近づき仲良くなります。しだいにいっしょにプロレス観戦して、帰りに飲む、家にも連れて行って、奥さんの手料理で子供とも遊ぶ、そんな関係に発展します。最初は割り勘で、と始まって、次第におごりになり、「裏ビデオ」(なつかしい)を押しつけるように貸す。(当時のまじめな活動家仲間にはこういうものを罪悪視する風潮があった…)もちろん政治の話はしない。
こうした状況に気づいた他の仲間が、Mの職場にいるAは怪しい、スパイじゃないか、と言いますが、私はそんなことありえないだろうと言っていました。
 事態が急展開したのは、同じ職場に対立党派の活動家がいて、これとトラブルが発生したのがきっかけです。Aはここぞとばかりに動き出します。「このままでは君の身が危ないぞ。俺が相談にのる。いい人がいる。」と。
 私はこの話を聞いて初めてピーンときました。M君は「Aさんがスパイだなんてありえない。」と絶対に信じません。仕方なく、その約束の場に私も同行することにしました。
 待ち合わせの場所に近づくと、周辺には、いくつもの怪しい人影、私にはピーンときました。すべて公安刑事です。すると案の定、M君の携帯電話が鳴って、Aから「急用ができて行けなくなった」と。動揺するM君。折り返し電話してみるように促すと、もう電話はつながりません。
それでもAがスパイだと信じられないM君。彼がAがスパイだと確信し、許せないと怒ったのは、その直後にAが家族丸ごと姿をくらまし、所有者が「○○○警察」だったことが判明した時でした。


もうひとつ。スパイ荒川碩哉のこと。
スパイ・荒川碩哉とは。高崎経済大学出身で、獄中39年無実の星野文昭さんと同窓で、獄中13年の革命家のはずであったが…
「荒川のスパイ活動の全貌は、すさまじいばかりである。1995年から内閣官房長官の管轄下にある内閣官房内閣情報調査室(内調)に直結し、「特別職員」のような位置づけと役割をもってスパイ活動を開始した。内閣情報調査室は、内閣府、警察庁、防衛省、厚労省、総務省などからの出向者で構成される日帝政治権力の中枢中の中枢である。〔6月7日、安倍内閣は「国家安全保障会議」設置関連法案を閣議決定した。それに連動して内閣情報調査室に「諜報員」を配置し、スパイ専門部を新設しようとしている。荒川こそ、この憎むべき策動の先取りであったのだ。今回のスパイ荒川の打倒は、この国家中枢の戦略的狙いを徹底的に暴き直撃したのだ〕
  荒川が内調のスパイとなった1995年とは、日帝の体制危機の深まりの中で日経連プロジェクト報告「新時代の『日本的経営』」が出され、政治支配・労働者支配の転換が始まった時期だった。荒川のスパイ活動の開始は、これと軌を一にしている。ここで荒川は情報提供と引き換えに毎月多額の「報酬」を受け取ることになった。それは今年まで続き、荒川はその金のすべてを隠匿してきた。
  こうした中で、さらに2000年から01年にかけて、荒川は公安調査庁(公調)とも直結し、ここからも多額の金銭を受け取ってきた。なんと荒川は内調と公調の二つのルートを同時進行させ、党の内部情報から全国の情報、さらに「新左翼諸党派」、体制内労働運動に至るまで情報網を張り、情報の分析までやってみせ、それを高く売りつけていたのだ。荒川のスパイ活動は、内閣情報調査室とは18年間に7人の担当者が引き継いで行われ、公安調査庁とは13年間に4人の担当者が引き継いで行われた。」
 「この日帝権力の最悪の手先は、自らの反革命的所業が暴かれる中で、6月4日、反革命の本性をむきだしにして警察に保護を求めた。この時、自らの家族を含む3人の同志を公安警察に逮捕させ、権力の懐に逃げ込んだのである。」


 公安スパイ。特定秘密保護法で、こうした奴らがうごめき出している。疑うことを知らない人たちを落とし込めようとしている。気をつけよう。
 


転載元: 群馬合同労働組合


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