3万2000人「忘れるな」 国会周辺デモ
2014年3月10日 朝刊 東京新聞
脱原発デモに先立ち開かれた集会。坂本龍一さん(左)も参加し被災地との連帯を呼びかけた=9日、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で(淡路久喜撮影) |
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東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から3年を前に、大規模な脱原発デモが9日、国会周辺であった。毎週金曜日に首相官邸前で脱原発を訴え続ける首都圏反原発連合など3団体が主催。約3万2000人(主催者発表)が「事故を忘れるな」との声を上げた。
デモに先立ち開かれた日比谷野外音楽堂の集会では「福島県内の全原発の廃炉を求める会」の呼び掛け人、名木(なぎ)昭さんが「二〇一一年三月十一日から時計は止まったまま。故郷を追われた人が自宅に戻れる保証はない。家族がばらばらになっているのが現状だ」と報告。三年を迎えても約十四万人が地元に戻れないことに危機感を募らせた。
脱原発運動に取り組む音楽家の坂本龍一さんはゲストとして参加し、東日本大震災の一カ月後に作ったという曲を披露。坂本さんは「福島、関東、東北の人たちが手を取り合って脱原発の運動をやらないと絶対に成功しない。一番困っていても声を上げられない人の声を届けていかなければいけない」とスピーチした。
集会後、参加者はプラカードやのぼり旗を持ち、ドラムをたたき、首相官邸や国会に向けデモ行進した。
「原発ゼロ」集会に“3万人” 国会前までデモ行進
TBS系(JNN) 3月9日(日)18時36分配信
東京の日比谷では、「原発ゼロ」を訴える大規模な集会が開かれました。
東京の日比谷野外音楽堂で開かれた集会には音楽家の坂本龍一さんも参加して、原発ゼロを訴えました。主催者によりますと、集会には全国から3万人を超える人たちが集まったということで、その後、国会議事堂の前までデモ行進を行いました。
「これからこの子たちが大きくなっていくうえで、どれくらい放射能の影響があるか心配」
「(原発は)再稼働しない方向で調整してほしい」(参加者)
国会の前では、菅直人元総理ら国会議員も参加し、原発のない社会の実現を訴えました。(09日17:13)
東京の日比谷野外音楽堂で開かれた集会には音楽家の坂本龍一さんも参加して、原発ゼロを訴えました。主催者によりますと、集会には全国から3万人を超える人たちが集まったということで、その後、国会議事堂の前までデモ行進を行いました。
「これからこの子たちが大きくなっていくうえで、どれくらい放射能の影響があるか心配」
「(原発は)再稼働しない方向で調整してほしい」(参加者)
国会の前では、菅直人元総理ら国会議員も参加し、原発のない社会の実現を訴えました。(09日17:13)
最終更新:3月9日(日)21時12分
山本太郎議員ら反原発訴え集会 750人が鯖江市街地をデモ行進
福井新聞ONLINE 3月10日(月)8時6分配信
福島第1原発事故から3年を迎えるのに合わせ、反原発の団体や個人による集会「3・11メモリアルアクション―原発のない新しい福井へ」が9日、福井県鯖江市の市文化センターで開かれた。福島県の被災者らが「市民の力を結集しよう」などと訴え、原発の廃炉を求めて市街地をデモ行進した。
さよなら原発県集会2014実行委が主催。県内外の約750人(主催者発表)が参加し、山本太郎参院議員、ノンフィクション作家の広瀬隆氏らによるリレートークなどが行われた。
福島県富岡町出身で避難生活を送っている木田節子さんは、子どもの健康への不安を訴え「福島のようにはなってほしくない」と訴えた。
同県でシイタケ栽培などをして被災した元宇宙飛行士の秋山豊寛さんは「市民の力を結集する決意を固めてほしい」と強調。山本参議は「民主的にひっくり返すには選挙しかない。来年の統一選、再来年の参院選につながるよう一つになりませんか」と呼び掛けた。
「安倍政権と西川県政に対し原発を再稼働しないよう訴える県民署名活動を始める決意」を提案し、賛同された。JR鯖江駅まで約1キロをデモ行進し「原発ゼロの日本にしよう」「子どものために原発やめよう」とシュプレヒコールを上げた。
会場周辺では右翼団体による街宣活動があり、県警が警備態勢を敷くなど、ものものしい雰囲気に包まれた。
さよなら原発県集会2014実行委が主催。県内外の約750人(主催者発表)が参加し、山本太郎参院議員、ノンフィクション作家の広瀬隆氏らによるリレートークなどが行われた。
福島県富岡町出身で避難生活を送っている木田節子さんは、子どもの健康への不安を訴え「福島のようにはなってほしくない」と訴えた。
同県でシイタケ栽培などをして被災した元宇宙飛行士の秋山豊寛さんは「市民の力を結集する決意を固めてほしい」と強調。山本参議は「民主的にひっくり返すには選挙しかない。来年の統一選、再来年の参院選につながるよう一つになりませんか」と呼び掛けた。
「安倍政権と西川県政に対し原発を再稼働しないよう訴える県民署名活動を始める決意」を提案し、賛同された。JR鯖江駅まで約1キロをデモ行進し「原発ゼロの日本にしよう」「子どものために原発やめよう」とシュプレヒコールを上げた。
会場周辺では右翼団体による街宣活動があり、県警が警備態勢を敷くなど、ものものしい雰囲気に包まれた。