きのうの渋谷での街頭宣伝。鈴木候補は冒頭より、NHK籾井新会長の就任会見に切り込みました。
以下、鈴木候補の演説ダイジェスト
NHKの籾井新会長は安倍政権と近しい人物ですが、きのう問題発言をしました。NHK国際放送は「政府の施策を宣伝するものでなければならない」とか、「軍隊慰安婦はどの国にもあった」、「特定秘密保護法は成立したんだから騒いでもしかたない」ということを言った。
公共放送といいますが、NHKは国営放送ではありません。「みなさまのNHK」が建前。つまり、国家予算はほんの一部で、受信料が基本。だから国の言いなりになってはいけないんです。
しかしこのごろは、安倍首相らのパフォーマンスを朝から晩まで流している。あの特定秘密法案が成立してから、言論の自由や知る権利がつぶされようとしている。いよいよ政権がマスコミの懐柔・支配に一気に入りだしたんです。
しかし、あきらめる必要はありません。私たちは国会を十重二十重にとりまいた。あるいは沖縄の選挙結果を見てください。3000億円で心を買うことはできなかった。安倍政権はつまづいているんです。
国会の「多数」だって、自民党の得票数が減っているのに小選挙区制のからくりで政権についただけです。そして政権を取っているうちになんでもやってしまおうとしている。これは「ナチスの手口に学べ」という麻生発言のとおりですが、とんでもないことです。
おととい、安倍首相はダボスで「今の日本と中国の関係は100年前のドイツとイギリスの関係に似ている」と発言しました。これには聞いていたヨーロッパの経営陣もさすがに驚いた。1933年のドイツでは何が起きましたか?「全権委任法」をつくり、一切の権力をヒトラーに集中させて、そしてあのヨーロッパの戦争が始まったではないですか。いよいよ安倍内閣は「戦争やむなし」と考えている。
しかし戦争とはなにか。日本と中国の民衆が憎みあう? あるいは日本と韓国の、朝鮮の労働者が憎みあう? とんでもない。 戦争とは世の中の1%の金持ちや支配者が市場や資源の略奪戦争をやるものです。そのために憎しみをあおる。「尖閣列島」の問題だって、石原元都知事が「東京都が買う」といったことからとんでもないことになった。田中角栄らの外交の経緯など全部隠して、「日本が侵略される」とあおり立て「戦争やむをえない」とやる政治は本当に恐ろしい。
みなさん、戦場に行きたいですか。殺し殺される関係になりたいです? そこで出会った「敵国」の兵士は、私たちと同じように親がいて家族がいる。同じなんです。すなわち国境とか国籍は、民衆にとっては越えられるもの。はじめから対立しているものではないんです。
私は5つの主張を示していますが、冒頭に「戦争させない」を掲げています。労働者に国境はありません。労働者民衆の力と国際連帯で戦争をとめましょう。
戦争させない
◎秘密保護法は必ず廃止
◎戦争のための「教育改革」「大学改革」をやめさせ、「日の丸・君が代」を強制する都教委の「2003年10・23通達」を撤回する
◎沖縄辺野古新基地建設絶対反対。オスプレイはすべて撤去
◎労働者に国境はない。労働者民衆の力と国際連帯で戦争させない
◎秘密保護法は必ず廃止
◎戦争のための「教育改革」「大学改革」をやめさせ、「日の丸・君が代」を強制する都教委の「2003年10・23通達」を撤回する
◎沖縄辺野古新基地建設絶対反対。オスプレイはすべて撤去
◎労働者に国境はない。労働者民衆の力と国際連帯で戦争させない