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【ZNNニュース】 星野さん、肝臓がん切除 容態急変し暁子さんが面会

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既報の通り星野文昭さんは5月29日22時頃逝去されました。
星野さんは昨夏から体調不良を訴えていたにもかかわらず、徳島刑務所はまともな診察もせず、長期にわたり放置したのです。今年2月(?)にもエコー検査をしたにもかかわらず検査結果を隠し続けたのです。

徳島刑務所は過去にも受刑者に対する医療虐待が繰り返され、徳島刑務所暴動事件がおきました。

星野さんが刑務所に殺されたことは明らかです。
絶対に許せません。

(以上。当ブログ管理者)


ZNN
2019.05.30

星野さん、肝臓がん切除 容態急変し暁子さんが面会

5月28日、星野文昭さんの肝臓がん切除が、東京・昭島市の東日本成人矯正医療センターで行われた。手術時、家族のセンター内での待機を要求したが、矯正医療センターはこれを認めず、暁子さんと支援はセンター門前の車で待機し続けた。途中から暁子さん、いとこの星野誉夫さんら家族はセンター内に入ることができた。5時間の大手術後、主治医は星野暁子さんに「手術は無事終わった。病巣は全部取った。現在、星野さんも意識が戻って病室にいる」と告げた。

ところが翌朝8時前、矯正医療センターから暁子さんに「周術期出血に伴う急性肝不全で重症状態です。すぐ来てください」と電話が入り、暁子さんと誉夫さんが急きょセンターへ。再審弁護団の和久田修弁護士、全国再審連絡会議の狩野満男共同代表、三多摩・救う会、革共同も門前に駆けつけた。

 午前11時、暁子さんと誉夫さんが病室に入り、文昭さんと対面した。文昭さんは呼吸が荒く苦しそうだったが、しっかりと目を開き、暁子さんの呼びかけにうなずいた。2人が86年9月に結婚して33年、初めてのアクリル板なしの「会話」だった。

その後、主治医と面談、「手術中に出血が多かったが止まった。しかし、午前5時に血圧が下がり、ショック状態に陥った。出血が続いていたということだろう。肝機能、腎機能が不全に向かっている。現在、輸血、輸液、昇圧剤で手当てしている」というのだ。血圧も100まで回復、文昭さんの生きるための闘いが続いた。「絶対に死なせるわけにはいかない。こんないい人がなぜこんな目に会うのか」と暁子さん。

しかし夜になって、再び矯正医療センターから呼び出しがあり、暁子さんは文昭さんの元へ。暁子さんが手を握ると、文昭さんは最大の力を込めて強く握り返した。急を聞いた岩井信弁護士、杉井吉彦医師、三多摩・救う会、婦人民主クラブ全国協など30人が門前に駆けつけた。

 30日午前7時、センター内の待合室で文昭さんの回復を祈りながら一夜を明かした暁子さんが、文昭さんの元へ。暁子さんの手を握り返した手には、前夜ほどの力はなかった。しかし、文昭さんは必死に生きようとしている。暁子さんは声をかけ続け、身体をさすり、熱く抱きしめた。なんとしても文昭さんの命を守らなければならない。

 星野文昭さんはでっち上げ逮捕から44年、非人間的な拘禁状態にありながら誇り高く生きてきた。「誰もが人間らしく生きることができる社会を」と呼びかける星野さんの解放は、沖縄を始め全労働者民衆の声だ。
星野さんの命を守ろう!


ツイッターから

追悼投稿

青羽玲音 @aoba_lain18 時間18 時間前

① 昨日の21:44に星野文昭同志が逝去されました。星野同志は沖縄闘争に連帯して渋谷暴動闘争に参加し、そこで機動隊員が1人死亡したことの「実行犯」として冤罪を被り、デタラメな「証言」や「証拠」を元に無期懲役となり、獄中に44年いたことになります。まずは哀悼の意を表したいと思います。

② 星野同志は昨年初めから体調を崩していました。昨年の8月22日、激しい腹痛と血が逆流するような感覚に陥って倒れたそうです。しかし徳島刑務所の医師は「胃けいれん」と診断しただけでまともな検査も行わず、星野同志は以降、体重が減少し食欲がなく、酷い疲労感を感じるようになっていったそうです。

③ 家族・弁護団・救援会が医療データの開示や検査などを何度も要求しましたが、徳島刑務所は無視し続けました。体重が6キロも減少した今年3月4日になってやっとエコー検査が行われましたが、刑務所は検査結果を星野同志に伝えず、家族や弁護士に対しても隠し続けたのです。

④ 結局肝臓ガンだったわけですが、星野同志自身も「ガンかもしれない」と危機感を吐露していました。家族・弁護団は更生保護委に、「星野さんの健康状態を責任もって調査し、重篤な病気ならば解放し、信頼できる病院で検査・治療ができるようにすべきだ」と懸命に訴えてきました。

⑤ 徳島刑務所は星野同志がガンであると知りながら、仮釈放させないためにそれを押し隠し、治療の機会を奪ったのです。そして仮釈放の不許可が決まった直後の今年4月18日に徳島刑務所から東日本成人矯正医療センターへ移監されました。ここでガンであることが伝えられたのです。

⑥ 医療センターでは食事なども徳島刑務所より良くなり、ある程度体調も回復したようですが、今月28日にガンの手術を行ったそうです。手術自体は成功したようですが、29日の朝から容態が悪化し、出血が止まらなくなり、意識も失ってしまったようです。星野暁子さんも「面会」したそうですが、たった10分。

⑦ その後も星野同志は懸命に生きようとしましたが、昨晩9時44分、逝去されました。 本当に悔しく、悲しいことです。

⑧ そのうえでまず、星野同志は無実であること。これは事件当時の写真や証言で「犯人」とされた人物と星野同志の服装がまったく違うこと等々で明らかです。権力がでっち上げた「証拠」だけで有罪になってしまったのです。更に権力は都合の悪い証拠を隠しているので、こちらは全証拠開示を求めていました。

⑨ そして次に、今回の星野同志の死亡は国家権力による虐殺だということです!重いガンであることを知りながら放置した徳島刑務所と更生保護委員会の態度が原因です。手術した翌朝に体調急変ということもあり、明らかに対応の遅れが引き起こしたものであり、断じて許すことはできません。

⑩ 私たちは偉大な革命家、しかしながら無実であった星野文昭同志を虐殺した国家権力を絶対に許しません。更にこれは星野闘争だけの問題ではありません。今までどれだけの「受刑者」が医療を受けられずに亡くなっていったのかということです。




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