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[転載]2019年3月19日「無期懲役の終身刑化を考える院内集会」(参議院会館・主催:救援連絡センターと星野さんを取り戻そう全国会議)に参加しました。①

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2019年3月19日「無期懲役の終身刑化を考える院内集会」(参議院会館・主催:救援連絡センターと星野さんを取り戻そう全国会議)に参加しました。①
星野さんを取り戻そう東京連絡会 医師、精神医療当事者、吉川健明

 1971年、沖縄返還協定に反対するデモ(ベトナム戦争最中で、基地と核がそのままの返還に反対)が渋谷で行われ、そこで警官1名が死亡しました。デモ隊のリーダーだった星野文昭さんは、殺人犯としてでっち上げられ、1986年に無期懲役が確定し、現在徳島刑務所にいます。1975年の逮捕以来、44年の長きにわたって囚われている星野さんの再審を求める闘いとともに、この間、仮釈放を更生保護委員会に要請しています。今回の院内集会は、星野さんのような無期懲役の受刑者がほとんど終身刑となっている現実を考えるものでした。

 メインゲストは、元最高検公判部長、元法務省保護局長で現在、寄り添い弁護士として受刑者の更生保護を中心に活動されている古畑恒雄弁護士です。
 古畑さんは、近年厳罰化に向かう中で、無期懲役も事実上終身刑化していること、1800人いる無期懲役の受刑者のうち、年間7人しか仮釈放されないこと、年間30人以上の受刑者が獄中で死亡しているという残酷な状況を指摘しました。そして、人間は変わりうる存在なのだから、長期にわたって閉じ込めるのでなく、社会の中で更生処遇する重要性を訴えられました。星野さんのことでは、更生保護委員会制度を作った一人が実は古畑さんで、準司法的立場にしたことなどを明らかにされ、現在1万7千通を越す上申書が必ず委員会の胸を打つと訴えられました。そして、報復刑である死刑や終身刑、長期刑でなく社会的処遇を中心とした刑事司法の改革のため、刑事訴訟法の改革を目指すこと、特に検事が刑の執行権を握っている状態が冤罪を生み出していることを訴えました。

転載元: なんくるブログ


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