中央タクシーの団交をめぐる攻防
中央タクシーが1月1日元日付で「団体交渉の開催について」という回答書をファクスで組合に送付してきた。ファクスを受信したのは1月2日14時。いきさつについてはこちらをご覧ねがいたい。 http://gungoroso.org/?p=1147
いわく
「2017年12月20日に団体交渉の申し入れの開催の通知を確認し、2018年1月12日に開催というご提案でございましたが、都合がつきかねるため、恐れ入りますが下記の日程での開催をお願いいたします。」
指定してきたのは「1月18日 11:00~12:00」
3週間早まった。だいたいやる気になればいくらでもできるんだ、この会社は。
おもしろくない。やっぱりもう一度「不当労働行為」「救済命令」とやってもらって新聞にも書かれないとわからないらしい。
組合から「申入書」を1月3日にファクスと郵送で送付。
申入書
先般、連絡された団体交渉の期日及び会場について、当組合として同意する。
しかしながら、通告書記載通り2017年5月17日行われた団体交渉の未回答事項を含め、重要かつ緊急性の高い事項も含まれており、従前通りの交渉時間では誠実団交応諾義務が履行されたとは言い難い。
上記事由にて、下記の事項を申し入れる。誠実な対応がない場合は不当労働行為として群馬県労働委員会に救済申立てを行うつもりである。早急に回答されたい。
記
- 団体交渉における交渉時間を2時間以上に設定すること
- 通告書記載通り、7日前までに書面にて回答すること
以上
2018年1月4日 群馬合同労働組合
中央タクシーに通告書提出、不誠実団交を許さない
中央タクシー分会の闘いは、これからが正念場。
労働委員会に勝利したが、相変わらず、組合に対する不誠実な対応が続いている。組合の闘いで、長時間労働は相当改善したものの、安全上深刻な事態が続いている。またブラック企業の実態が組合の宣伝でひろがったために、運転手を確保できず、業務がまわらない。すべてが現場にしわ寄せされる。組合が申し入れても、団交やっても、逃げて責任回避。許せない。
ということで、あらたに闘争に入ります。
通 告 書
2017年12月19日
中央タクシー株式会社
代表取締役 宇都宮 司 殿
群馬合同労働組合
執行委員長 清水彰二
代表取締役 宇都宮 司 殿
群馬合同労働組合
執行委員長 清水彰二
当労働組合は、貴社に対して、2017年11月28日付で要求書を送付して、団体交渉の開催を要求したが、貴社は回答期限とした同年12月11日付で「団体交渉の開催について」と題した書類をファクスにて当労働組合に送付して「2017年12月31日までというご提案でございましたが、弊社としては都合がつきかねるため、恐れ入りますが下記の日程での開催をお願いいたします。」として団体交渉の期日を2018年2月7日に指定した。
しかしながら、同要求書で指摘したように、2017年5月17日に行った第8回団体交渉において、いくつかの案件について、貴社の回答を待つと確認したところ、以降、何らの回答もなく、懸案事項は放置されたままである。また今回の要求事項は埼玉営業所の閉鎖の問題、重大事故に直結する安全問題など、早急の交渉が必要な項目であり、2018年2月7日の期日指定は不誠実にすぎる。
よって、団体交渉の期限を再度2018年1月12日に指定するので、期日の調整をするように申し入れる。
この申し入れが受け入れられず、2018年1月12日までに団体交渉が開催されない場合、また、「文書での回答を団体交渉の7日前までに当組合まで送付すること」との要求が履行されない場合には、誠実団交応諾義務の違反として群馬県労働委員会への不当労働行為救済申立を行うことを通告する。
以上
2017年12月21日 群馬合同労働組合