今朝(2月2日)の東京新聞「こちら特報部」で、ナゼンさいたまの3人の仲間の逮捕のことを報じてくれました。ナゼンぐんまの二人の仲間が2015年5月に同じように携帯電話の名義を「詐欺罪」としてでっち上げられ逮捕された事件の取材も受けました。原発事故を居直り再稼働にひた走り、健康に影響なしと福島の人々に被曝と強制帰還を強いる安倍政治に対する怒りと危機感がひろがっています。
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2・5浦和デモに参加を!
3名をただちに釈放しろ! 「白タク」弾圧許さない! 県警抗議デモ
13時浦和駅東口PARCO前集合
13時30分デモ出発 浦和繁華街を通って県警抗議、駅西口まで戻るデモです。弾圧に怒る方、反原発を闘っているみなさん、ぜひ集まってください!
1月31日付「原発とめよう群馬 原発事故・現状だより」281号がさいたまの弾圧を特集しました。
「長崎の被爆者の平和ツアーが白タクと妨害された」「熊本地震支援ボランティアが妨害された」「サークルの送り迎えで経費割り勘は逮捕なの?」と、全国から「埼玉・白タク」弾圧への怒りが広がっています。
これは福島や3月12日高崎デモに「割り勘」で参加する私たちへの弾圧そのものです。
ただちに釈放しろ!
不当逮捕されているAさんは、新生児の時に長崎で被爆しました。昨年ガンの手術を受け、抗がん剤で闘病中の身です。
不当逮捕され、投薬さえままならない中で、生命の危機にあります。ほかの2人も同じです。
3月12日の高崎デモの「集会宣言」でこの弾圧に抗議しよう。
2月5日、さいたま市で、前双葉町長・井戸川氏の講演会と、デモをやります。ぜひ集まろう!
不当弾圧への怒りが、日本列島に煮えたぎっています!
◆すげえ記事。粛々と特高警察化する公安も酷いけど、警察発表を全くの疑念もなく垂れ流しする「埼玉新聞」も怖えわ。 白タク容疑、中核派の加須市課長ら逮捕 反原発運動乗じ犯行か/県警(埼玉新聞)
◆中核派というのは置いておいて、これで白タクになるのか。サークルの部員を目的地まで届けてガソリン代と現金をもらうのは問題ない?
◆これこそ「共謀罪」の先取り。いくら政府が「一般人には関係ない」と言っても、こんなことでパクられるのであれば、レンタカーも借りられない。
◆割勘=白タク弾圧の件で30日14時、埼玉県庁記者クラブ室で会見を設定。参加可能な方、飛び込み歓迎。アピール文と勾留理由開示公判の様子を市民じゃ~なるに掲載。現在、賛同者を募集。
◆埼玉から福島まで数人乗っけて4000円貰って白タク容疑って、仲間で高速ガソリン代等の交通費を割っただけだろう。容易に利益が出ていない=白タクではない、ということが証明出来る筈だが。
◆共謀罪ができると、この手の冤罪がどんどん増える。そんな国になってもいいですか?◆放射線量の実態を視察。これが白タクなわけない。
◆...白タク容疑、逮捕」はないでしょう。被災地ボラではネットで参加者募るなんて常套手段ですが。 :
◆... 反原発福島ツアーで「割り勘=白タク」逮捕はひどすぎる
◆中核派ね、その真偽はともかく、割り勘で「白タク容疑、逮捕」はないでしょう。
◆ 白タク行為で10日拘留とは拷問です。普通ケツを蹴飛ばしもうするなよです。 弁護士会危機意識薄すぎる。
◆反原発福島ツアーで“割り勘=白タク”逮捕はあり得ません.. 埼玉県人が中心ですが、明日の朝までに賛同人を募っています。 もしよかったら、まとめていますので、私まで送ってください。 よろしくお願いします。
◆埼玉「白タク」弾圧、3名への勾留延長弾劾!抗議の宣伝カーも回っています! こんなのまかり通ったらそれこそ団結破壊!みんななんとかお金を出し合って活動してるんだ。
◆埼玉「白タク」弾圧、3名への勾留延長弾劾!!抗議の宣伝カーも回っています! 逮捕すべきは原発ムラでしょ( *`ω´)2/5帰還と被曝の強制反対集会成功させるぞ。
◆ NAZEN 埼玉3名への白タク弾圧、勾留延長だって!!!許しがたい!!!それこそ2/5の集会破壊だ!
◆白タク容疑、中核派の加須市課長ら逮捕 反原発運動乗じ犯行か/県警(埼玉新聞)
←なーんか明らかな別件逮捕か、政略捜査のにほいが…。
◆ 埼玉県警が反原発運動参加者を有償で運ぶ白タク行為をしたとして「中核派」3人逮捕したが、こちらの弁護士さん(amba.to/2jTdjnA)によると、レンタカー代を割り勘にしただけという。…
◆白タク容疑、中核派の加須市課長ら逮捕 反原発運動乗じ犯行か/県警(埼玉新聞) - 気持ち的には団塊アカ共ザマアみやがれ!と思うけど、これは不当逮捕で許されない
◆白タク容疑、中核派の加須市課長ら逮捕 反原発運動乗じ犯行か/県警(埼玉新聞)共謀して一人四千円もらい送迎した疑いってのは、共謀罪で罪なのか、タクシー紛いが罪なのか、どっち。
◆実名のせたひどい記事書いてた癖に白々しいな埼玉新聞。>白タク容疑で加須市課長ら逮捕…反原発の市民団体「不当逮捕」と訴え◆「福島の実態を知るために、仲間でお金を出し合って現地に行くことが、なぜ罪に問われるのか。福島の切り捨てで、政治的な弾圧を許…
◆割勘=白タク弾圧の件で30日14時、埼玉県庁記者クラブ室で会見を設定。参加可能な方、飛び込み歓迎。アピール文と勾留理由開示公判の様子を市民じゃ~なるに掲載。現在、賛同者を募集。賛同者は名前と市区町村名を私のメールまで。
◆この東京新聞の記事の書き方は、警察寄りの感じがするね。 東京新聞:「中核派」加須市課長ら逮捕 反原発ツアーで「白タク」容疑:埼玉(TOKYO Web)
◆反原発運動弾圧が見え見え(笑) 白タク行為:反原発運動家を送迎か 埼玉の市幹部を逮捕 - 毎日新聞
◆日帰り旅行でガス代と手間代受け取ったら白タク認定か凄い国だな!→東京新聞:「中核派」加須市課長ら逮捕 反原発ツアーで「白タク」容疑:埼玉
◆「福島の実態を知るために仲間でお金を出し合って現地に行くことがなぜ罪に問われるのか」あまりに当然の主張(G)白タク容疑で加須市課長ら逮捕…反原発の市民団体「不当逮捕」と訴え(埼玉新聞) 東京新聞:「中核派」加須市課長ら逮捕 反原発ツアーで◆「白タク」容疑:埼玉… 国家権力が本気になると今の法制度ですら民間人を即座にしょっぴけるって話か
◆埼玉から福島まで向かうのに、十人乗りワゴン車を借り、九人でレンタカー代、ガソリン代、高速代を人数分で割り勘した事を「白タク」行為とする弾圧。
◆読むと「正義の警察が悪の活動家3人を捕まえた!」って感じてる自分がいる。秘密法から始まる権力者と警察の何でも有り時代が本当に始まった感。
◆→東京新聞:「中核派」加須市課長ら逮捕 反原発ツアーで「白タク」容疑:東京新聞:「中核派」加須市課長ら逮捕 反原発ツアーで「白タク」容疑:… なんか無理やり逮捕に見えるが? 正当な手続き? 今時に中核派というのも嘘くさく聞こえるが真相は
◆え!埼玉ー福島をワゴン車で往復。1人4000円。白タク?いったい利益はいくら?ほとんどないのでは?(三宅雪子(自由を守ろう!)◆反原発福島ツアーで「割り勘=白タク」逮捕はひどすぎる
◆… 遠い場所へ仲間と車をレンタルし、費用の割勘はよくあること。相手が誰であれ、その弾圧手口を放置できない。
◆『利用者で割り勘…一般的…大震災…ボランティア…数多くあり、反原発ツアー…犯罪視…埼玉県警…特定の意図…さいたま地方裁判所…逮捕状請求…市民感覚を逸脱』反原発福島ツアーで「割り勘=白タク」逮捕はひどすぎる labornetjp.
◆オリンピックやるから共謀罪成立させるとか言ってるし、埼玉では先日反原発ツアーで一台の車に同乗して割り勘したら白タク容疑で逮捕される事態に至っている。作家もテロ教唆とかで予防拘禁される日は近い。
◆埼玉から福島まで向かうのに、十人乗りワゴン車を借り、九人でレンタカー代、ガソリン代、高速代を人数分で割り勘した事を「白タク」行為とする弾圧。本日、埼玉地裁で16:45分より勾留理由開示公判。警察は当然、勾留を認める裁判所も腐ってる。
◆なんでこれが白タク営業になるの?国策恫喝逮捕だッ!⇒白タク容疑、中核派の加須市課長ら逮捕 反原発運動乗じ犯行か/県警(埼玉新聞)
◆ほんとひどい!なんでこれが白タク営業になるの?国策恫喝逮捕だッ!⇒白タク容疑、中核派の加須市課長ら逮捕 反原発運動乗じ犯行か/県警(埼玉新聞)
◆利益目的でない「車の乗り合わせ」に「白タク」容疑をかけてくる権力。明らかに市民運動潰しだ!抗議して仲間を取り戻そう! 【弾圧情報】1月18日、埼玉で3人を道路運送法違反容疑で不当逮捕! : 福岡市民救援会
◆東京新聞さん、これって逮捕するほど悪質なの? 「中核派」のレッテルを貼って、反原発活動を萎縮させようとする県警の横暴じゃないの? 東京新聞:「中核派」加須市課長ら逮捕 反原発ツアーで「白タク」容疑:埼玉
◆見るからに不起訴っぽい。→白タク容疑、中核派の加須市課長ら逮捕 反原発運動乗じ犯行か/県警(埼玉新聞)
◆沖縄で不当逮捕とかでギャーギャー騒いでた連中は埼玉の白タク事件についてはなんにも言わねえのな
◆やった(とされる)ことと、動いた組織および新聞(地方紙)の取り上げかたのギャップがすごすぎる。「共謀罪」の適用も、こんな感じになるのか。 白タク容疑、中核派の加須市課長ら逮捕 反原発運動乗じ犯行か/県警(埼玉新聞)
◆これ、みんなで楢葉町を見学に行くのに割り勘にしてただけだよね。極左セクト相手だと、警察はこんなめちゃくちゃをやる。新聞もそのまま記事にするのはどうなのか
◆みんなでお金出し合ってレンタカー借りて福島視察に行くことの一体何がアカンのですか? じゃ、もう学生は二度と福島行けないですね。震災ボランティアも無理ですね
◆中核派活動家だというのが事実としても、こんな逮捕を許してはいけない。
◆素朴な疑問。みんなで乗り合わせをする場合車の持ち主にガソリン代を払うのだが、それは違法行為なのか? 共謀罪を他人事だと言う人たち、これでも危機感が無いのかしら。
◆住民を守る公務員が原発反対するのは当然。
◆「白バス弾圧」に続いて「白タク弾圧」キタ。国家権力やりたい放題だな。
◆埼玉から福島まで4,000円で白タクというのはあり得ないので、反原発運動への見せしめだと思います。桶川ストーカー殺人事件のとき、自らの失態を隠すため文書を改竄した
◆その額で白タクなら 利益にもならんだろ 口実はなんでもいいんだな 現代版赤狩り
ぜひあなたも声を上げてください
この「事件」、実は2016年2月26日に4件の家宅捜索が行われています。それについて、今回逮捕された高木美佐子・NAZENさいたま代表が「NAZEN通信」2016年3月15日号に投稿していました。これをぜひみなさんに読んでいただきたいと思います。
★★私たちは政府・国家権力のフクシマ切捨て弾圧には屈しない!
★★埼玉県警公安3課の不当捜索を弾劾する
NAZENさいたま代表・高木美佐子
2月26日の早朝、私の自宅に埼玉県警公安3課による家宅捜索がありました。
私は前日に緊急入院していたために不在で、対応した娘に闘いて初めて捜索を知りました。
■楢葉現地見学が犯罪なのか?
捜索の理由は、「NAZEN埼玉」と称するする団体が、福島県楢葉町に、帰町宣言当日の昨年9月5日、レンタカーを借りて楢葉町から浜通りを見学にいったことが「道路運送法4条」違反だというものです。同じ理由でNAZEN埼玉のスタッフ的な3人の仲間の自宅や事務所が捜索されました。「道路運送法4条」というのは、「一般旅客自動車運送事業を経営しようとする者は、国土交通人臣の許可を受けなければならない」という条文だそうです。
9月5日の楢葉町ツアーは、10人乗りのレンタカーを借りて、NAZEN埼玉の会員を中心に、楢葉町出身の避難者の案内で、本当に「帰還」できる状態なのか自分たちの目で見てこようと企画したものです。費用は割り勘で、運転も交代で行いました。ツアーの動画は他の地域の学習合などでも上映してもらっています。それ以前にも福島市内から南相馬や富岡町を見てきたこともあります。
5年目の3・11をひかえ、3・11反原発行動の取り組みを強めようとしていた矢先の捜索でした。パソコンや3・11ビラなどを押収していきました。4箇所のうち1箇所は窓ガラスをバールでぶち壊して、土足で乱大してきたというのですから、常軌を逸していると思います。
仲間同士でレンタカーを借りて、割り勘で出かけるということは、ごく普通にどこででもやられていることです。
安倍首相は、常磐線の全線開通を3月5日に公式発表しました。そこまでして「フクシマの被曝はたいしたことはない」「もう終わった」としたいのでしょう。でも、これはとんでもない被曝の強制です。朝鮮半島が実にきな臭くなっているなか、核武装を目指している政府にとって、原発は手放せないからなのでしょう。
私はナガサキの爆心地で被爆しました。同級生の多くが病気で亡くなる例が少なくなかったなかで、いつ来るかと不安を抱えながら生きてきました。ですから福島の人々の不安は他人ごとではありません。避難される方の想いは正当だと思うし、避難できない方もぜひ保養を心がけてほしいと思います。また福島の人々への十分な医療を国家的責任で保障すべきだと思っています。そういう思いで活動し、何度も福島現地に足を運んできました。
■被爆者として負けることはできない
でもここ数か月、体調がすぐれない日が多くなり、検査の結果ガンの宣告を受け、ただちに入院となりました。その夜は、ついに来たかと気弱になっていたのですが、翌26日の家宅捜索の報告を娘からもらったとき、「負けてはいられない」という思いが強くなりました。広島・長崎の被爆者は、こういうときのためにいるのではないかと思うのです。ヒロシマもナガサキも被爆から何年もの間、真実を話すことが許されませんでした。これが被ばくの真実と国家との関係です。そういうなかで、被爆者は声をあげ闘ってきました。
「楢葉ツアー」への弾圧の目的は、フクシマの真実、放射能の被害を隠すことなのです。なかったことにしようとする政府と闘って、福島の放射能被害、子どもの健康被害を認めさせ、その責任をとらせる。医療を保障する。そういうことを、私はナガサキ被爆者だからこそ、福島の人々とともにやっていきたいと強く思っています。このまま倒れるわけにはいきません。
NAZENのみなさんとともに、不安いっぱいのフクシマのみなさんとともに頑張ります。
こちらは2015年5月のナゼンぐんまの不当逮捕に対する声明
二人の仲間の不当逮捕と「中核派」「詐欺」キャンペーンに抗議する
2015年5月14日 原発とめよう群馬・事務局
朝6時半、朝ご飯の支度をしていると、玄関の呼び鈴が鳴った。
「こんな時間に誰だろう?」
インターホンで「どちらさんでしょうか?」とたずねると「警察です。家宅捜索です。」
ビックリしてのぞき穴からのぞいてみると、10人ほどの物々しい男たちが並んで、ドアが開くのを待っている。どうしよう…。夫はまだ寝ている。とにかく夫を起こしに行かないと。「少し待ってください。」と告げ、夫のもとに走る。
警察官は、何度も呼び鈴を鳴らし、大声で「○○さん、早く開けてください!」と怒鳴り、ドアを叩く。近所の人たちがどう思うだろうか、心配になりながら、とにかく夫に伝えて、身支度を整える…
戦前の話ではない。5月13日、水曜日、群馬県警は、「原発とめよう群馬」事務局長・大塚正之さんと「原発とめよう群馬 原発事故・現状だより」の発行責任者・田島俊昭さんの自宅、さらに二人の仲間の自宅の計四カ所に「詐欺罪」容疑で家宅捜索に入り、その後大塚さんと田島さんが逮捕された。まったくの寝耳に水だ。
翌5月14日の朝刊の群馬版で、新聞各紙は、一斉に二人の逮捕を報じた。
「中核派活動家を詐欺容疑で逮捕」(毎日新聞)
「スマホの取得で中核派2人逮捕」(朝日新聞)
「中核派2人を逮捕」(上毛新聞)
3・11以降、原発をなくそう、福島事故を二度と繰り返してはいけない、子供たちを守ろうと、行動に立ち上がった群馬の人で、大塚さんのことを知らない人はたぶんいないだろう。それだけ大塚さんは、田島さんとともに、3・11直後から、群馬での反原発運動の中心だった。「原発とめよう群馬」の事務局長として、集会・デモの立案、実行委員会の運営、各団体との連絡・調整、運動の発展のためなら、寝る時間も削って群馬中を走り回り、どんな集まりであろうと出かけ、献身的に働いた。
田島さんは、大塚さん以上に献身的に、「原発とめよう群馬」のために力を尽くしてくれた。2011年、3・11直後、4月10日には「原発とめよう群馬」出発となる話し合いの場を呼びかけたのも実は田島さんだった。直後から開始した田島さんが講師をつとめる「連続学習会」はほぼ毎週休まず、現在までに251回を数える。
2012年8月から始まった高崎駅西口再稼働抗議金曜日行動、通称タカキンは、5月15日で146回目を迎え、盆暮れ正月も、大雪の日も台風の日も一日も休まずに続けてきた。大塚さんが主催者として毎回基調報告を行い、田島さんが発行する「原発とめよう群馬 原発事故・現状だより」も毎週欠かさず、133号を数える。大塚さん、田島さんの存在なしに、「原発とめよう群馬」も、群馬の反原発運動の統一行動の発展もなかった。
いったい、大塚さんと田島さんが逮捕されるような何をしたというのか?
報道によると逮捕容疑は、2011年7月16日(4年も前)前橋の販売店で、大塚さんが田島さんに「譲り渡す目的を隠して」携帯電話の新規契約を結び「共謀して」スマホ一台(販売価格約4万6千円)を取得した、ということである。
訳がわからない。金を払わなかったわけではない。
翌朝の新聞各紙の見出しにあるように、警察は今回の「事件」を「中核派」の組織的な「犯罪」のために使おうとしたというイメージを描き出そうとしている。いわく「不正取得が中核派の活動に使う目的だったとみて、動機や背景などの解明を進める」(上毛新聞)。
しかし、田島さんの使っていた携帯電話は「原発とめよう群馬連続学習会」の連絡先などとして使用され、ビラ「原発とめよう群馬 原発事故・現状だより」にも「連続学習会」の案内とともに記載されていた。警察はそれを承知していて、Iさん宅の家宅捜索では、「大塚さんは原発とめよう群馬の事務局長ですね」と言って、膨大な印刷物の中からこの記載がある「原発事故・現状だより」79号(2014年6月27日付)を最初から探していたのだ。
だいたい今回の「詐欺事件」では被害届は出ていない、と取り調べの警察官が言明している。被害届も出ていないのに、「詐欺」だと、どうしてわかるのか?そもそも田島さんの使っている携帯電話が、大塚さんの名義であるなどと、どうしたらわかるのか?
言うまでもなく、警察は、逮捕の口実、弾圧の糸口を捜し回っていたのだ。現在、盗聴は、警察が裁判所の令状なしにはできないことになっているが、これさえも非合法に行われている可能性が高い。監視対象者の車に発信器を取り付ける「捜査手法」が今無許可で横行していることも明らかになった。現在「新捜査手法」法案が、国会に提出されて、盗聴が警察の思い通りにできるようになろうとしている。
今、安倍政権は、夏までに安保法制を成立させるとして、5月14日に閣議決定、国会は戦争と実質的改憲を許すのかいなかの、大きな闘いの場となった。また7月川内原発をはじめとする原発再稼働を許さない闘いも大きな山場を迎えようとしている。
5月13日の大塚さん、田島さんに対する「詐欺罪」逮捕は、原発と戦争に反対する「原発とめよう群馬」と群馬のネットワーク運動を、大塚と田島は「中核派」、あぶない人たち、というイメージを作り上げ、運動を弱体化させるために仕組まれたものである。
私たち「原発とめよう群馬」は、大塚さんと田島さんにかけられた「詐欺」容疑逮捕という弾圧を、決して二人だけにかけられたものだとは思わない。とらわれの身となり、将来へのさまざまな不安の中でも、仲間を信じ、運動を守るために、完全黙秘・非転向で闘っている二人の仲間を一日も早く取り戻す。二人を見せしめにして私たちを黙らせようとすることを許さない。「中核派」「過激派」という分断を打ち破る。
今、大切なことは、反原発の運動に冷や水を浴びせかけ、不安や不信をあおって、私たちを黙らせようとする弾圧の狙いをしっかりと一人一人が見定めて、これに怒りを燃え上がらせることです。ここでつながることが弾圧を無力にします。
「でも携帯電話の不正取得があったなら問題だ」という声もあるでしょう。しかし今は二人はいきなり囚われの身となり、二人を犯罪者に仕立て上げようとする国家権力と「完全黙秘・非転向」で闘っています。事実だとしても事情はあるはずで、言いたくても言えない状況で一番悔しい思いをしているのも二人のはずなのです。それは弾圧を打ち破り、二人を無事に取り戻してから、話を聞けばいいことです。今の状況で、必要なのは、戦争に向けた暗黒の弾圧は絶対に許さないと、二人と団結し、みなで力を合わせて団結することです。
私たち「原発とめよう群馬」は大塚さん、田島さん、二人のリーダーに対する不当逮捕と、「中核派」「詐欺」の悪質なキャンペーンを絶対に許さない。一日も早く二人を取り戻す。勾留も起訴も許さない。みなさん、力を合わせて、原発も戦争もとめよう!