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憲法が変わっちゃったら、どうなるの?   国権主義か、それとも人権主義か

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国権主義か、それとも人権主義か
 (阿部自民党改憲案で問われているもの)
 
 
ひと言で言って「国民主権主義が死ぬ」ということ。
 
国民は「公益及び公の秩序」にひれ伏す限りに於いて生きることが許される、ということ。
 
「国のために生き、国のために死ぬ。」ことが国民の義務になる、ということです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
憲法が変わっちゃったら、どうなるの?
~ 自民党案シミュレーション ~
 
 
 
 

 
 
明日の自由を守る若手弁護士の会

皆さん知っていますか?
憲法が変わるかもしれない事。

政権を取り戻した自民党は「こういう憲法に変えましょう」と、憲法の改正案を発表しています。

本当にこの案のとおりに憲法が変わると、私たちの生活は、かなりがらりと変わりそうです。

あなたがあなたらしく生きるために、憲法はとっても重要なものです。

何も知らない間に変わっちゃった、
ではなく、
憲法について、一緒に考えてみませんか?

自民党の改正案の中身をちょっとのぞいてみましょう!

国家と国民の関係(立憲主義) 


いまの憲法は、国民が自分たちの自由や権利を宣言し、政府が独裁的な政治をしないようにしばるという、民主主義の国では当たり前の形を取っています。

ところが自民党案では、国家が国民に対して「この範囲の自由なら認める」と上から目線でさずける法律へと、根本的なスタイルが変わってしまいます。

表現の自由 


自分の考えた事、思った事、感じたことを自由な形で表現することは、人が生まれながらにして持っている権利です。
しかし自民党案では、こういった表現活動が「交益」や「公の秩序」といったわかりにくい理由によって制限され理由によって制限されたり、処罰されかねないことになってしまいます。


戦争する国へ 


武力を持たず、あくまでも話し合いで国と国との衝突を解決する『平和主義(戦争の放棄)』をやめ、国防軍を創設します。

国防軍は、国外では日本と同盟をむすんでいる国が戦争を起こした時には、それに参戦し、また国内では「治安維持活動」として国民の行動を制限することもできる強大な権限を持ちます。

社会保障 


貧富の格差をなくして人々の生活水準を安定させるのは国の責務です。

ところが自民党案では、「家族の扶養義務」が強調されて、国の責務であるはずの生活の扶助の多くが家庭の負担となりかねません。

また、医療・福祉・教育など住民に身近な行政は地方に任せきりになり、自治体ごとにサービスの質のばらつきが激しくなります。

「緊急事態宣言」!? 


戦争や大規模な災害などの際、内閣総理大臣が『緊急事態宣言』をすると、内閣は国会で話合うことなく法律と同じ力を持つルールを定めることができ、国民はこれに従わなければなりません。

改正手続きの緩和 



さまざまな人権や戦争放棄を宣言した憲法は、時の政治権力が自分に都合よく簡単に変えてしまわないように、改正の手続きを厳しくさらめています

自民党案では、その改正手続きをとても緩やかなものにし、簡単に憲法を変えられるようにします。

自民党は、7月の参議院選で勝てば、早速ここから改正を進めると話しています。


いかがでしたか?
景気、雇用、復興 ・・・
現在この国には解決しなければならない問題は山ほどあります。

でも、「憲法が変わってしまうかもしれない」事は、私たちの生活やそれぞれの生き方に関わる大問題です。

どんな改正案なのか、そんな内容に改正されていいのか、ぜひ、家族や友人に伝え、話合ってみて下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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