福岡市民救援会
またまた、弾圧の季節に入ったのか？
先日、京大の反戦スト弾圧、３人逮捕の報を流したが、翌日にはさらに3人が逮捕され、あわせて6人の大弾圧となった。しかも、京大が告訴しての逮捕ということで、京大も教育を放棄し、学生たちを権力に差し出す方針となったことが明らかになった。
バリケード封鎖による反戦の訴えが罪に問われている。
排除した側の学生は、「言いたいことがあるのなら外でやってくれ。自分たちに迷惑かけるな」など無関心と無知をさらけ出すコメントを見た。
反戦を訴えることが迷惑なのか？看板やバリケードが表現として認められないのか？
この「迷惑」のひとことで戦争反対は自粛せねばならないのか？違法行為を問うのではなく、「公衆の迷惑」になるかならないかで取り締まれるようにしていくのが、今、審議されている刑事訴訟法改悪案だ。
何が公衆の迷惑か？どこまでなら許される？
運動表現がそういう議論に持ち込まれれば、何でも迷惑になるに決まっている。ビラも迷惑。ポスターも迷惑、街頭演説も迷惑・・・。反対そのもが迷惑か？
この京大反戦ストは昨年10月のことだった。それが今になって弾圧というのは、入学シーズンで新しい学生向けの「過激派怖いよキャンペーン」なんだろう。実際には「公安警察怖いよ」実態なんだが。わたしたちは、権力に指定された「色」にまどわされることなく、弾圧には抗議していく。
そして、明治公園の野宿者追い出し反対への弾圧。これもひどい。こちらのバリケードはＪＳＣが作ったが、これこそ迷惑極まりないし危険すぎる！
いずれも、バンバン、実名・顔報道されている。ニュースを見た友人や家族、親族が、それでどう反応するか。社会はどう受け止めるか？容疑の段階での実名・顔報道は悪質な私刑に他ならない。断固糾弾！
下に朝日新聞デジタルの記事を２本、名前を伏せて貼ります。
一日も早く、仲間を奪還しよう！
わたしたちは、誰かが弾圧された瞬間から仲間になる。
わたしたちが闘う最大の敵は権力となるのだ。
逮捕されている仲間たちを一刻も早く奪還するぞ！
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朝日新聞デジタル 2016年2月29日11時38分
京大の授業妨害容疑、中核派全学連委員長ら３人を逮捕
安全保障関連法成立後の昨年１０月、京都大での抗議活動で授業を妨害したとして、京都府警は２９日、中核派全学連委員長で元法政大生の○○○容疑者（２７）ら３人を威力業務妨害容疑で逮捕した。他のメンバー３人も逮捕状を取った。大阪府警などと中核派の拠点・前進社の関西支社（大阪市天王寺区）、京大熊野寮（京都市左京区）のほか、福島市や那覇市の拠点など数カ所を捜索した。
中核派全学連をめぐっては特定秘密保護法の施行が近づく２０１４年１１月、東京・銀座でデモ隊と機動隊が衝突し、京大生ら３人が公務執行妨害容疑で逮捕された。２日後、京大でこれに抗議する学生らが、無断で構内に立ち入った京都府警の私服警察官を取り囲む騒ぎも起きた。府警は「過激派学生」の監視を強め、大学から異例の告訴を受けて立件に踏み切った。
ほかに逮捕されたのは元京大生×××容疑者（２８）＝京都市左京区▽元東北大生・△△容疑者（３０）＝仙台市青葉区。ともに黙秘しているという。捜査関係者によると、○○○容疑者らは昨年１０月２７日早朝、京大吉田南キャンパス（京都市左京区）に鉄柵や机を持ち込んでバリケードを築き、一部校舎の入り口を封鎖。約６時間にわたって教職員や学生が入れないようにし、授業の開始を妨害した疑いがある。
昨年９月の安保関連法成立を受け、中核派全学連は校舎前に「１０・２７ 京大ストライキ決行」の立て看板を設置。○○○容疑者らは大学側に「戦争反対」の立場を明確に示すよう要求し、学生にも「戦争を止めよう」などと訴えていた。
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朝日新聞デジタル2016年3月1日18時36分
中核派京大生ら３人も逮捕 反戦スト叫び、授業妨害容疑
京都大で昨年１０月、反戦を訴える「過激派学生」らが授業を妨害したとされる事件で、京都府警は１日、中核派全学連副委員長で京大生の◇◇容疑者（２４）＝京都市左京区＝ら３人を威力業務妨害容疑で逮捕し、発表した。いずれも黙秘しているという。警視庁とともに中核派の拠点事務所・前進社（東京都江戸川区）を捜索した。
午前８時すぎ、捜査員ら約１３０人が前進社前に到着。拡声機で「扉を開けなければ強硬手段に出る」と警告し、エンジンカッターでシャッターを切って入った。逮捕されて出てきた◇◇容疑者は「戦争反対への弾圧を許すな」と叫んだ。
ほかの２人は中核派幹部の元東北大生＊＊＊＊容疑者（３７）＝江戸川区▽中核派全学連書記次長の元京大科目等履修生・□□容疑者（２４）＝左京区。逮捕容疑は昨年１０月２７日、中核派全学連委員長の○○○容疑者（２７）＝２月２９日逮捕＝ら６人で京大校舎前にバリケードを築き、約６時間封鎖。反戦ストライキを呼びかけ、授業の開始を妨害したというもの。
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おまけ
京大生のなかから新しい動きが出てきた。
下はいま京大キャンパスで撒かれているビラです。
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これはとても重要な動きですね。
※文中に「京大が告訴しての逮捕」とあるが、具体的には川添信介という副学長が画策したことらしいです。
この川添副学長は『戦争させない左京1000人委員会呼びかけ人』だというから呆れる。しかも共産党系の学者だという。
そしてこの人物は京大教職員組合の委員長もしていたことがあるという。
エセリベラルが自ら進んで公安警察の手先になって弾圧に手を貸すという、このおぞましい現実。
信じられますか、みなさん！？
当然のことながら教職員の中からも反発が出ているらしい。
教授会の合意は得られていない、ということだ。