2・14北海道国鉄集会開催!
2月14日(日)2・14北海道国鉄集会が、札幌市教育文化会館にて開催されました。主催は、国鉄闘争全国運動・北海道、30名の労働運動活動家が参加しました。
集会の基調報告では以下のことが述べられました。
「30年にわたり闘われてきた国鉄闘争は、その内容を豊かに発展させて日本階級闘争を牽引してきた。この運動は、韓国、アメリカ、ドイツ、トルコなどの労働者やクルド民族などの難民のかたたちをもひきつけ国際的な労働運動に成長している。それは国鉄分割・民営化の攻撃が、本質として労働者全体にかけられた攻撃であるからだ。
1980年代に入っての新自由主義攻撃の核心は労働組合の破壊である。多くの組合はこれに屈服してしまった。
国鉄闘争全国運動は2010年の政治的和解による闘争終結に反対、解雇撤回を求めて闘争を継続し2015年6月30日の最高裁判決にて国の不当労働行為を認定させた。しかし「解雇は撤回しない」という反動的な内容であった。闘争はこれからだ。職場復帰を実現すべく新たな署名運動を全力で取り組む。」
「3・26北海道新幹線開業は地方切捨て、安全破壊の攻撃だ。青函トンネルの避難訓練では、初歩的なミスで救出に来た列車に事故が発生するという失態を演じた。
また、3・26の開業にあわせて「宗谷本線天塩中川と幌延から保線要員を撤退させる」と一方的に自治体に通告、「大雪などに対応できるのか」など不安と怒りをもたらしている。
さらに開業によって毎年50億円の赤字を抱える。これらはすべて労働者の低賃金化と労働強化、安全軽視へとつながる。JR北海道の職場に動労総連合・北海道をつくり怒りの声を上げよう!」
続いて1971年11月の沖縄返還による基地の固定化に反対して闘い国家権力によるデッチ上げにより無期懲役の判決を受け40年にわたって獄中で再審裁判を求めて闘っている「星野文昭さんを取り戻そう!」と、弟さんの星野修三さん連れあいのゆかりさんからのアピールがあり、その後全員で「ソリダリティー」を歌いました。
休憩のあと、パク・チョンソンさん(全国鉄道労働組合ソウル地方本部長)とソヒョンソクさん(民主労働組合総連盟ソウル地域本部長)からの2.14国鉄集会へのメッセージが読み上げられました。
職場・各団体のアピールは、札幌圏連帯労組の堀井委員長、自治体労働者、NTT労働者、電機職場の労働者、道南ユニオン、婦人民主クラブ札幌支部(準)、非戦いぶり、資本論に学ぶ会が、おこないました。会場からは元国労闘争団の方によるJR北海道での闘いを行うという力強い発言がありました。
最後に「新たな署名運動を開始し、国鉄1047名解雇撤回闘争の全国運動の第二ステージに踏み出そう。動労総連合を全国のJR職場に建設しよう。あらゆる産別・職場で闘う労働運動をつくりだそう。韓国・民主労総をはじめ世界の階級的労働運動に連帯し、国鉄闘争を先頭に階級的労働運動をつくりだそう。」という集会決議の採択し集会を終えました。
記事元 札幌圏連帯労働組合です