A2-B-C フクシマの子どもたち・・・。
上映会を観て・・。
A2-B-C
このアルファベッドは、
フクシマの子どもたちの
甲状腺検査の判定基準です。
この映画は、一時配給停止の処分を受けたそうです。
その理由を、今、詮索しなくても
賢明な皆様ならご存知でしょうから
必要ないと思います。
これが、放射能に対する、
東電や政府、
そして福島県の
姿勢なのです。
内容は、原発事故が起きた
2011年3月11日から概ね1年半後までの
子を持つお母さん方の心配・不安
私たち福島県民なら誰もが口にし、
必死で原発に向かっていった
ふくしまのみんなの姿でした。
学校の校庭の傍で
10μ㏜を超える放射線量
「こんなところで子どもたちは遊んでいるのです。
これで本当に安全なのですか・・。」
そんなお母さん方の悲痛な叫び。
福島県民なら
当たり前のお話でした。
決して大げさでなく、
私から見れば、まだまだ被災者の
本当の苦悩の場面は足りませんでした。
主役を子どもたちに絞ったためでしょう。
しかし、
この程度の表現の映画が
配給停止になったと聞いた時には
涙が出ました。
「ああ・・・東電、この国の政府、
そして被曝県の福島県でさえ
本気で子どもたちを守ろうという
気持ちがないんだ・・・。」
情けなく、悔しくて
目頭が熱くなりました。
そして
西郷村議会で
原発事故に関連する
4つの条例を制定したにも関わらず
村長がそれを行政の不作為で
一つも施行しないわけも
頷けました。
国・県・市町村
「赤信号、みんなで渡れば怖くない・・・。」
そんな行政がまかり通っているんだと
確信しました。
そんな中で、
3年間にわたって、
東京からふくしままで通い
フクシマの子どもたちを
診療をしてくださっている
杉井吉彦医師のお話があり
とても胸にささりました。
避難者住宅を早急に作らないのは
避難者を帰還させるため・・。
甲状腺検査も受診率が落ちているのは
福島県健康調査をおこなっている医師が
「大丈夫だ、大丈夫」
というから。
原発事故時、
福島医大の子どもたちだけは
ヨウ素剤を飲んでいた
と、フライデーにあった。
という話
フクシマの子どもたちの
甲状腺検査は過剰検査のために
多くの甲状腺がん患者が見つかった。
(癌が見つかって、過剰診療?ふざけるな!)
県民健康検査で
膿疱や結節が見つかった子どもたち
お母さん方は本当に心配ですね。
しかし、
だからといって、
個人で病院に行って
診察をしてもらうことは
「過剰診療」だそうです。
保険も適用させないそうです。
全額保護者負担だそうです。
こんなことがまかり通るのでしょうか。
「子どもは国の宝」
本当に宝物なら、こんな仕打ちは
出来ないはずです。
最後にみなさんに問いたいと思います。
国立がんセンターの津金昌一郎医師のお話です。
フクシマノの子どもたち
放射線が原因の可能性はゼロではないが、
極めて低いと考えるのが自然だ。
過剰診断が強く疑われる現状では
調査を県外にまで広げるべきではない。
たとえ、一人が利益を受けたとしても
それよりはるかに多い人が
本来診断されない癌を発見され
治療を受ければ
生活の変化を含めて様々な不利益を
被ることになる。
福島県の子どもたちの場合でも
癌が見つかってもすぐに治療せず
様子を見ることも検討すべきだ。
あなたは、津金医師のお話に
どの様に思われましたか。
私は
それなら、毎年各市町村で行っている
県民定期健康調査を止めるべきだろう
癌が発見されたら、
様々な不利益があるのだから・・・。
癌は早期発見は「嘘」になる。
癌が分かってもすぐに治療せず
様子を見ることだ
と、いうことは・・・
様子を見ている時間に
転移して医療費をかけずに
死んでもらえるから
当然、
日本の医療費は大きく減って
めでたし・・・めでたし
である。
この論法が
今の日本の行政と
医療に係る者たちの
出した
究極の救国政策なのだろう。