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虹ヶ丘学園闘争を支援し「県庁前闘争」に連帯

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 虹ヶ丘学園闘争を支援し「県庁前闘争」に連帯
 

合同労組レイバーユニオン福岡は、「虹ヶ丘学園」の偽装廃園に伴う福岡県の指導監督を追及する「虹ヶ丘学園闘争」を支援し、10月9日午後3時半からの「県庁前闘争」に連帯した闘いを行いました。

写真①】県庁前で福岡県の指導監督を追及する野下労組委員長(右)

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「虹ヶ丘学園」は、社会福祉法人三郡福祉会が経営する知的障害者通所授産
施設(福岡県桂川町)でした。この学園に勤務する職員は低賃金、長時間労働、セクハラ、パワハラに苦しめられており、学園側は「知的障害者を助けたい」という善意につけ込み劣悪な労働条件で職員を働かせてきました。

それに堪えかね職員たちは「セクハラ事件」を機に2001年6月19日、虹ヶ丘学園労働組合を結成し、労働条件の改善を求めて学園に団交を申し入れました。学園側は団交を拒否し続け、福祉法人を監督する福岡県も他の福祉法人施設に労働組合結成の動きが広まることを嫌って、学園側にたった指導を続けてきました。

理事長が短期間のうちに次々に代わり、2006年3月に三郡福祉会は学園を廃園にして職員を全員解雇、この施設にいた知的障害者たちを追い出しました。福岡県はこの一方的な廃園をすぐに認可。さらに学園の元理事長が清算人として就任し多額のカネを引き出していたことも明らかになりました。偽装倒産ならぬ偽装廃園で労組を潰そうとしていたのです。

虹ヶ丘学園労働組合は、この廃園を「組合潰しの偽装廃園であり不当解雇」だとして裁判所に訴えました。2010年6月22日、最高裁判所の「これは組合潰しの偽装廃園である。よって解雇は無効。これまでの未払い賃金を払え」という画期的な判決を勝ち取りました。しかし、未払い賃金はいまも支給されていません。職員たちが求めてきた学園再開も目処がたっておらず、社会福祉法人を指導監督する福岡県は責任逃れをするばかりです。


【写真②】福岡県庁前に翻る合同労組レイバーユニオン福岡旗
イメージ 2

 

「県庁前闘争」は偽装廃園を指導した福岡県の指導監督を追及するため、今年春から始まった抗議闘争です。毎月第2金曜日の午後3時半から福岡県庁正面玄関前で行っています。

 









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