学生諸君、とりわけシールズ周辺に集まる若い世代のみなさん。
これが現実なのだよ
大学の戦争協力はもう始まっているのです。
それなのに似非リベラルの偉い先生たちは自分の大学では闘おうとしないで国会前に出てきて、いかにも「自分は戦争反対派だ」というような顔をしてエラソーな御託を並べている。
国会前抗議行動の法政大学教授の山口二郎センセイもその一人なのです。

(国会前の山口二郎氏。彼は小選挙区制実施の政策ブレーンだった。)
ダマされちゃいけないのです、彼らもまた大学の戦争協力には目を瞑り、口を固く閉ざして誤魔化しているのですから。
何も山口二郎センセイだけに限った事じゃないのです。
「安保法制に反対する学者の会」なる者が出てきて講釈を並べ立てましたが、(それはそれで結構だけれども)、それならば先ず自分の足下から、自分の大学から行動を起こせということです。
「先生!!、街頭に出てくるだけじゃダメでしょ、大学はどーなってるんだよ、誤魔化すな」、ってことです。
みなさん。
大学から声を上げましょう。
大学を戦争反対の学府にしていきましょう。
そのためにはキャンパスで行動を起こしましょう。
授業が始まってもキミたちには行動する場があるじゃないか。若者がたくさんいるキャンパスがあるじゃないか。
何も国会前だけが行動の場じゃないのです。
今のシールズみたいに「声を上げる場所は国会前しかない」と、自分を誤魔化してはダメなのです。
大学を戦争反対の砦にしましょう。
若者のチカラで社会を変えましょう。
(京大キャンパスで戦争反対の声をあげる学生)
(以下、『京都大学全学自治会同学会』からの転載記事)

8月初旬に防衛省が3億円規模の軍事研究予算を組み、全国大学へ公募していたのをおぼえているでしょうか。今回、共同通信のアンケート調査で、全国16大学が公募に参加した旨が明らかになりました。この中でどれかが選ばれることになりそうです。
工業大学や、地方大学が目立ちます。以前情報公開連絡会で、杉万副学長に京大はどう対応するのか尋ねましたが、最後まで立場は曖昧でした。けれど、記事によれば、一応京大は参加していないみたいです。「平和安全法案」という名目で安保法案が通り、「戦闘行為」に参加するべく、防衛装備庁も10月から新設される流れの中、どこの大学が選ばれるにせよ、全国大学に、愛国キャンペーンが振りまかれることは必至です。同学会中執は「二度と侵略戦争に加担しない」という立場を明確にして、秋の行動にうって出ます。
その中で、山極総長ー理事会体制に、国家と闘う立場を問うていきたいと思います。
(9月24日の博士学位授与式の場に、総長はじめ理事会は出てきて発言していますが、軍事協力に関しては以前と同じく、研究者の自主性にまかせるという趣旨のものです。しかし、他方で彼の執行部体制が、国際競争の名の下に大学改革を断行し、学生・研究者をラベリングする中で、国家と闘う団結、自主性を奪っている以上、非常に立場が曖昧な発言になっています。)
式辞→http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/president/speech/2015/150925_1.html
中執副委員長 大森