1号機周辺にも汚染源か 海側井戸で高濃度の放射性物質
福島民友新聞 9月10日(火)11時54分配信
東京電力福島第1原発の海側の井戸で高い濃度の放射性物質が検出されている問題で、東電は9日、1号機タービン建屋の海側に掘った井戸で、トリチウム(三重水素)が1リットル当たり8万ベクレルと非常に高い濃度で検出されたと発表した。これまで汚染水の漏えい源は2号機海側にあるとみられていたが、1号機周辺に別の汚染源がある可能性も高まった。
東電によると、この井戸は、高濃度汚染水がたまっている地下水くみ上げ装置(サブドレン)の付近にあり、水は5日に採取した。濃度はサブドレン内の水と同程度で、東電は「何らかの関連性がある」と認め、監視を強化する方針。
この井戸からさらに海側に掘った観測用井戸(護岸から4メートル地点)では、これまでにトリチウムが1リットル当たり3万4000ベクレル検出されている。原子力規制委員会は、高濃度で放射性物質の検出が相次いでいる2号機海側だけでなく、1号機周辺に別の汚染源がある可能性を指摘していた。
東電によると、この井戸は、高濃度汚染水がたまっている地下水くみ上げ装置(サブドレン)の付近にあり、水は5日に採取した。濃度はサブドレン内の水と同程度で、東電は「何らかの関連性がある」と認め、監視を強化する方針。
この井戸からさらに海側に掘った観測用井戸(護岸から4メートル地点)では、これまでにトリチウムが1リットル当たり3万4000ベクレル検出されている。原子力規制委員会は、高濃度で放射性物質の検出が相次いでいる2号機海側だけでなく、1号機周辺に別の汚染源がある可能性を指摘していた。
福島民友新聞
最終更新:9月10日(火)11時54分