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<東アジアのヤスクニズム> 丸木美術館巡回展 開催中

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洪成潭(ホン・ソンダム)連作<靖国の迷妄>
原爆の図 丸木美術館巡回展 開催中 8.5~8.30

<東アジアのヤスクニズム>連動企画

韓国「民衆美術」を代表する画家・洪成潭(ホン・ソンダム)さんが、約10年をかけて「靖国問題」に取り組んだ連作<靖国の迷妄>がブレヒトの芝居小屋で展示され(東京・武蔵関 2015.7.25~8.2)、次いで、現在、原爆の図 丸木美術館で巡回展開催中です。

アジア・太平洋戦争の死者に焦点を合わせ、「靖国」の歴史的事実を絵画によって記憶しようとした初期の作品群が紹介されていますが、洪さんは丸木美術館の展示に際して、次のように述べています。

「原爆の惨状は、靖国とつながっている。原爆、そして3.11フクシマの原発事故――目に見えない放射能は、まさに靖国の真っ黒な苦痛の陰のように、見えないままいまも日常に潜み、私たちを抑圧しつづけている。
<原爆の図>をさまざまなかたちで展開しながら、‘戦争の放射能’を描き切った丸木位里・俊夫妻。その後継者として韓国の画家、わたし、洪成潭がこの<靖国の迷妄>を捧げたい」

広島・長崎の原爆については、その「被害」のむごさには目が行っても、侵略戦争を行った「加害」のむごさに真摯に目を向けてこなかった戦後日本のあり方が洪さんの作品によって問い直される―すなわち、いま丸木美術館では「記憶の闘争」が展開されているといえるのです。
ぜひ、その現場に足を運び、感じとってみてください。

展示は8月30日(日)までです!(文責:古川美佳)



●設置作業を終えて、いま開催中、さてどんな空間になっているか?ぜひご覧ください!



●丸木美術館巡回展のチラシ↓










練馬区関町・『ブレヒトの芝居小屋』で開催

大盛況風景

二度と戦争させない覚悟こめて~「東アジアのヤスクニズム」が鎮魂舞で開幕


 侵略と植民地支配責任とむきあうどころか、戦争法案が強行採決された「戦後」70年の今夏、東アジアで2度と戦争をさせない覚悟で企画展「東アジアのヤスクニズム」が7月25日に開幕しました。


 巨大な絵画が、ブレヒトの芝居小屋という異空間にひしめきあう展示に圧倒されながら100人近くの人がかけつけた初日のオープニング。


 メインイベントとして、洪成潭「靖国と松井秀男伍長」に添えられた詩をもとに構成された朗読があり(構成・演出 李英哲、東京演劇アンサンブル+朝鮮大学校演劇部)、
次に、韓国の伝統舞を現代にも民衆の舞として継承し続けている李愛珠さんの<戦争を掃き清めクッ>をテーマにする鎮魂舞が行われました。


 9日間の開催される今回の企画展では、韓国民衆美術の代表的な画家・洪成潭氏が10年をかけて完結された連作〈靖国の迷妄〉展を軸に、 連日、ヤスクニをめぐる多彩なトークセッション、舞踊、詩の朗読、パフォーマンス、映画上映などを行われます。

 また、併設展として、大浦信行氏の〈遠近を抱えて〉全14点光州ビエンナーレ抗議作新バージョンも見逃せません。

 明日26日はその大浦氏の映画『靖国・地霊・天皇』を上映し、小倉利丸氏(現代資本主義論)と洪成潭氏のトークがあります。 (文責:岡本・李)









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