みやぎ労組交流センターは、6月21日(日)民主労総ゼネスト連帯一日行動を30名の結集でたたかいました。
午前中はゼネスト連帯学習会を行い、20名の仲間が参加しました。民主労総ゼネストのDVD上映後、毎年訪韓闘争を闘い抜く斉藤貴広(動労水戸支援共闘・事務局)さんが、①4・24ゼネストが切り開いた地平、②ゼネストを規定している韓国経済の危機、パククネ政権の危機について、③民主労総結成にいたる韓国労働運動の歴史、④非正規職撤廃闘争の新たな地平を切り開きつつある現代重工業労組の挑戦の四点について、平易にかつ熱く提起しました。その後、質疑討論では提起者への質問が途切れず、2時間の学習会は大成功をかちとり、街宣にむけてエネルギーを充填しました。
昼からは、1時半から2時半まで、ゼネスト連帯・安倍打倒の街宣を10名の参加で行いました。戦争への危機感と安倍政権に対する怒りがあふれ、40名の人が署名に応じました。
3時からは、で、「民主労総ゼネスト連帯・つぶせ戦争法案・緊急集会・デモ」(とめよう戦争への道!百万人署名運動みやぎ主催)に合流し、30名が参加しました。学生や青年労働者たちがデモの先頭にたち、星野救う会の会員や新聞広告を見て初参加した仲間もいました。そのひとりは「自分は沖縄戦の直前に母親に連れられて命からがら本土に来た。沖縄に残ったものは皆殺された。平時には軍隊は国民を守ると言うが、戦時に軍隊は国民を守らない!これが私が沖縄で知った真実だ」と強烈なアジテーションを行いました。安倍をゼネストで打倒するぞ!国際連帯で戦争を阻止するぞ! 30名のデモ隊は圧倒的注目で、沿道から手をふる、ともに拳をあげる、写真をとるなど、反響は大きかったです。民主労総ゼネスト連帯・つぶせ戦争法案の私たちの思いを職場と街頭で訴え、行動にたった高揚感でいっぱいです。戦争法阻止7・5大集会・でのにむけ闘っていきます。(みやぎ労組交流センター・K)
広島連帯ユニオンと動労西日本が呼びかけた実行委員会の主催で、「民主労総ゼネスト連帯!6・21広島行動」が行われ、集会と市内デモに40名が参加した。
集会の主催者あいさつに立った動労西日本の大江委員長は、安倍と安保国会を痛烈に批判。「本日の闘いで韓国ゼネストと連帯し世界と自らの職場を変えていこう」と檄をとばした。
続いて、昨年の8・6ヒロシマ闘争をともに闘った城西(ソンソ)工団労組(テグ市)のイムボンナム委員長からのメッセージが読み上げられた。イム
委員長は、MERS事態とパククネ政権の第一次ゼネストへの弾圧を突き破り第二次ゼネストへ闘う決意を述べ、以下のように呼びかけた。「資本は、新自由主義体制の下で一つになって、私たち労働者を攻撃しています。国籍をこえて、性別をこえて、雇用形態をこえて『労働者は一つ』です。より多くの労働者を組織して、より多くの闘争を組織しなければならないという課題は明らかです。闘う労働者が世界を変えます。私たちは一緒に労働者が主人公になる社会のため、希望の紐を放さず、一歩ずつ前進していきましょう。トゥジェン!」。ゼネスト組織化の現場から寄せられた熱烈なメッセージに全体が奮い立った。
広島連帯ユニオンの宮原青年部長が、第二次ゼネストへ向かう民主労総と連帯し日本におけるゼネストを闘い取ろうと基調提起を行った。「6・7国鉄集会が安倍打倒のゼネストを切り開く決定的突破口となった。国鉄決戦、動労総連合建設を軸にゼネストを闘いとる労組拠点建設をつくろう」「改憲阻止1000万署名運動をゼネスト組織化の闘いとして推進し、8・6ヒロシマ大行動を日韓連帯を軸に国際連帯闘争として勝ち取ろう!」と組織方針を鮮明にした。
民主労総の闘いの歴史を描いたビデオの上映後、決意表明に移った。動労西日本の岡崎組合員は「国鉄決戦でゼネスト情勢をつくる。動労総連合は青年を獲得している。組織拡大で勝利する」ときっぱり述べ、高陽第一診療所労組、広大生協労組、自治体の非正規青年労働者の発言が続いた。広大学生自治会は6・15国会闘争を報告して安保国会決戦の先頭に立つ決意を述べた。8・6ヒロシマ大行動実行委員会の谷口事務局長は「『労働者の団結と国際連帯で核戦争を阻止できる』という展望をわが手にするところまできた。安倍と桜井をヒロシマの怒りで打倒しよう」と訴えた。
最後に広島連帯ユニオンの鈴木委員長がまとめの提起と団結がんばろうを行い、デモに打って出た。ヒロシマは戦後70年攻撃の焦点であり、安倍・葛西の手先・桜井よしこら右翼反動分子が、排外主義宣伝をまきちらしながら反戦反核闘争の解体を策動している。だがそれは安倍への怒りを高めゼネスト情勢を促進するだけだ。デモ隊はこの右翼どもを圧倒し、「韓国ゼネスト連帯! 労働者はひとつだ! 戦争と首切りの安倍を倒せ!」と声を上げ、広島市民の共感のエールを受けながら市内中心部を原爆ドームまで進んだ。
(広島・TK)
東海地方での韓国・民主労総ゼネスト連帯行動に、6月21日、名古屋駅前と津駅前の2カ所で取り組みました。
名古屋駅前では、トヨタ自動車オフィスの向かい側に陣取り、1時間半にわたってマイク情宣を行い『前進』速報版200枚、7・5チラシなど150セットを配布しました。
「日本会議」の宣伝カーも繰り出してくる中で、「沖縄、福島で国が1%の独占的企業と一体化して行動することはあっても、住民や労働者の利益のために行動したことはない。内部被曝の隠ぺいと労働者の無権利化は、滅私奉公と産業報国会と一体だ。どちらが社会の真の主人公か、安倍ではなく、私たち労働者だ」。こうした訴えに足を止める人、引き返してビラを受け取る人も多かった。
安倍晋三のデマとペテンを引きはがす力が、国鉄闘争を軸にした労働者階級のストライキと国際連帯の発展の中にあります。この訴えをやりぬいて、東海の仲間は三重での星野絵画展、7・26ふくしま共同診療所講演会、イラク派兵で負傷した元3等空曹長の国賠訴訟にむかっています。(東海・K)
6月21日、午後5時から1時間半にわたり、新潟駅万代口で、新潟県労働組合交流センター、新潟地域一般労働組合の共催で、韓国ゼネスト連帯と安倍政権打倒を呼びかける街宣活動を20人の結集でおこなった。
国鉄闘争全国運動6・7集会の熱気、そしてゼネストに決起した韓国の労働者への連帯、戦争と非正規職化の安倍をみんなの力を結集して倒す闘いを一緒にやろうと、新潟駅前を行き交う労働者・市民に思う存分に伝えるべく、参加者はそれぞれマイクを握って訴えた。
交流センタービラ、地域一般労組ビラが数百人の人々の手に渡り、受け取った人々はビラの訴えに目を落としていた。
動労千葉鉄建公団訴訟最高裁署名が全国で10万筆を達成した。新潟県内からも、様々な労働組合へ分け入って、8100筆の署名が集まった意義について、国家的な不当労働行為を生み出した国鉄分割・民営化に唯一絶対反対で闘う動労千葉の姿に、多くの労働者が注目を集め、大きなエネルギーを与えられていること、また、派遣法の成立と国鉄分割民営化が同時期に推し進められ、今日、青年の多くが非正規で働かされている現実を訴えると、道行く青年と討論が形成され、討論の輪が署名隊やビラまき隊の周りにいくつも作られ、その空間はどんどん広がっていった。
新潟地域一般労働組合の参加者は、今国会での派遣法改悪の動きを弾劾し、派遣法は改正ではなく、撤廃して、非正規職をなくしてゆく、そのために韓国の人々と、国際連帯を勝ち取り、新自由主義政策によって青年労働者の命と雇用が犠牲にされるような世の中を絶対に変えようと訴えた。
国労の組合員は、現在のJR体制のもとで連日事故が発生し、そこで働く労働者や乗客が危険にさらされている現実こそ、国鉄民営化の28年の破綻であり、外注化と非正規化で青年の命を犠牲にしてでも乗り切ろうとするJR体制を打ち破り、またJR東、JR貨物での大幅賃上げを勝ち取るために、ストライキでJR体制を変革してゆくため、今秋動労新潟を結成し、新潟の労働組合地図を塗り替えてゆくことをアピールした。
連日、テレビの国会中継で野党議員による安倍政権への追及が行われているが、私たち労働者は、野党議員に拍手喝さいを送り、国会議員や国会審議に私たちの未来をゆだねることではないのだ。労働者の団結した力で安倍を倒し、未来を切りひらく、そのためにゼネストを強力に呼び掛け、11月大結集を勝ち取ってゆこう!(民間労働者・A)
6月21日、韓国・民主労総ゼネスト連帯行動を先週の郡山駅前での行動(6月13日)に続き、福島駅頭で行いました。
ちょうど正午からJR福島駅では福島デスティネーションキャンペーンで蒸気機関車のD51(デゴイチ)が試運転をしていました。この復興キャンペーンに負けてなるものかと街頭宣伝を開始しました。リレートークを行いながら、日韓労働者の連帯とゼネストへの決起を訴え、戦争絶対反対の1000万人署名を行いました。
福島県労組交流センターの丹治さんが口火を切り、小原さんは安保法制の問題点と集団的自衛権行使の違憲性について訴え、学生は青年・学生が怒りをもって行動に立ち上がっていると6・15闘争の国会前の行動を紹介しました。青年の山口さんはふくしま合同労組の闘いを紹介し、労働組
合のストライキで安倍を倒そうと訴え、「アベ打倒!戦争絶対反対!」のコールを元気に行いました。
道行く人たちはそれぞれのアピールに耳を傾け、しばらくその場で聞いてから署名を行うという人がたくさんいたことが特徴的でした。友達と話して一緒に署名に応じる高校生。戦争は絶対ダメと若い女性が署名によって来る。本当に安保法制=戦争法案に対する危機感と怒りはすごいものがあります。「署名で戦争が止められるのか」「どうやったら安倍の戦争政治を止められるのか」「今何とかしなければ大変」など、真剣な声がたくさん寄せられました。1時間半で、署名95筆、カンパが数千円。とくに青年・学生が自分たちの問題としてちゃんと反対の意思を示し、署名に応じていたのが印象的でした。
韓国・民主労総のゼネストは日本のマスメディアはまったく報道しませんので、民主労総のゼネストの闘いを広く宣伝することも私たちの重要な役割です。私は6・7集会報告の『前進』速報版をまきましたが、なかなか受け取ってもらえません。そこで「韓国の労働者がゼネストに立ち上がっています。日韓連帯で闘いましょう」と声をかけながら手渡すと受け取りがよくなりました。
1パーセントの資本家による「人の命より金儲け」という飽くなき資本の増殖運動の結果、戦争まで行き着き、その戦争にまた労働者・農民が動員される。しかし搾取されている労働者こそが資本の増殖運動を止め戦争を止めることが出来るし、資本の生産をストップさせる労働者のストライキがこれを可能とするのであり、労働者は自らの労働を取り戻すことができる。
いま、本当に怒りが渦巻いています。安倍政権の集団的自衛権行使と戦争政治に対して青年・学生が怒っています。福島では復興キャンペーンと帰還の強制に対して命がけの怒りが巻き起こっています。福島の地に動労総連合の旗を打ち立て、闘う労働組合をよみがえらせ、安倍政権打倒!戦争絶対反対!へ、労働者の団結を武器に闘いましょう。(福島・渡辺馨)
これに先立つ6月13日、韓国民主労総によるゼネラルストライキに連帯して、郡山駅前で「戦争絶対反対・安倍を倒そう」「韓国・民主労総ゼネスト連帯行動」を行いました。
韓国でのセウォル号事故などに見られる安全無視の現実は、日本のJRにも顕著に現れています。福島では郡山駅南での新幹線の架線切断事故やJR郡山総合車両センターでの相次ぐ外注化での車両異常が相次いでいます。そしてその中で安倍政権は安保法制を国会でおしゃべりして、戦争を具体的に進めています。
私たちは韓国民主労総とともに、国際連帯の力でこの資本主義の現実、民営化・外注化、そして戦争でしか先を作り出せない社会を変えようと訴えました。多くの高校生を始め若い人の反応は「戦争を止めよう」であり、安倍を倒そうという連帯行動になりました。
また3・11でも楽器を演奏してくださった方が、韓国をはじめ全世界の楽曲を演奏して、国際連帯の豊かさを郡山駅前で作り出してくださいました。
動労総連合建設に向かう中で、福島全体を熱くして国際連帯の力で安倍を倒していきましょう。
6月21日、国鉄闘争全国運動・北海道は、札幌市内で韓国・民主労総のゼネストに連帯する集会を開催し、13人が結集しました。
民主労総がゼネストに向けて作成したDVDと、2000年ころを中心に非正規職労働者が団結して闘いに立ち上がり、正規職労働者との団結をつくり出していった闘いのDVDを皆で見ました。
主催者を代表して自公総連SKさくら交通労組の河野晃興委員長が、あらゆるマスコミが一切報道しない中、韓国労働者階級のゼネスト闘争を北海道の労働者人民に知らせるとともに、国鉄闘争を前進させ、労働者階級の国際連帯の力で戦争を止めようと訴え、熱心な議論を行いました。また、7月中旬の第2波ゼネストに向けて、街宣や職場ビラに立ち上がることを全員で確認しました。(札幌J・S)
6月20日、岡山市内で、韓国・民主労総ゼネスト連帯!安保関連法=戦争法反対!全国統一行動・集会を取り組んだ。
集会に先立っておこなわれた、とめよう戦争への道!百万人署名運動・岡山県連絡会の主催のデモには飛び入り参加もあり、「がんばれ!」と街頭から声援もあった。
夜の集会では、韓国の情勢について全国農民会議の内藤大一さんが提起し、動労西日本の山田和広書記長が基調提起を行った。
続いて、参加者から発言を受けた。岡山大学医学部職員組合の矢田範夫さんは、1947年2・1ゼネストに上りつめる戦後革命期の闘いに触れ、「今こそ岡大でストライキがやれる、安倍を倒し戦争を止める闘いをやれる組合を作る。それが最大のゼネスト連帯の闘いだ」と決意を明らかにした。労働組合岡山マスカットユニオンの清水久美子委員長は、「先週、今日の行動を組合のビラに載せてまいた。それを見てデモ・街宣へ飛び入り参加者が出てきた。本格的に戦争にのめり込む法案を許してはならない。日帝・安倍打倒をやりきる以外に国際連帯はあり得ない」。岡山星野文昭さんを救う会の植野忠さんは、「星野さんは、安保・沖縄闘争の先頭に立って闘った。9月3~4日に岡山で開催する星野絵画展を成功させる」と意気込んだ。会場からは、「安倍がやろうとしているのは帝国主義の強盗戦争だ。労働者階級の国際連帯は自国政府との階級闘争であり、自国帝国主義を倒すこと。もっともっと自分の周りに訴えていこう」という意見も出された。
最後に、労働組合岡山マスカットユニオンの木村守男書記長が、「どうやったら戦争をとめられるか考え、職場で仲間を組織しよう。岡山で7月26日に安保関連法反対のデモと集会をやりぬき、8・6ヒロシマ大行動に大挙結集しよう」と行動提起し、集会を締めくくった。(動労西日本書記長・山田和広)