ブラジルデモ:60都市以上に拡大 100万人以上参加
毎日新聞 2013年06月21日 11時02分(最終更新 06月21日 11時43分)
【メキシコ市・國枝すみれ】サッカー・コンフェデレーションズカップが行われている南米ブラジルで20日、反政府デモが全国60都市以上に拡大し、警官隊との衝突でケガ人がでている。AP通信によると、デモ参加者は100万人以上に膨れあがっている。ルセフ大統領はデモ対応を優先するため、今月末の訪日予定をキャンセルした。
地元メディアによると、リオデジャネイロでは約30万人が参加。警官隊や機動隊が催涙弾とゴム弾を発射し、少なくとも30人が負傷している。首都ブラジリアのほか、サンパウロ市でも数万人規模のデモが起き、一部が暴徒化して商店などを破壊。デモ隊に反撃された警官4人がケガをした。
公共交通料金引き上げをきっかけに始まった反政府デモはコンフェデ杯や来年のサッカー・ワールドカップの中止を掲げているほか、「医療、教育制度の改善」「治安問題や政治腐敗の解決」と要求は際限なく拡大している。
ブラジル:反政府デモ 参加者100万人、リオ30万人 ルセフ大統領訪日延期
毎日新聞 2013年06月21日 東京夕刊
【メキシコ市・國枝すみれ】サッカー・コンフェデレーションズカップが行われている南米ブラジルで20日、反政府デモが全国60都市以上に拡大し、警官隊との衝突でケガ人がでている。AP通信によると、デモ参加者は100万人以上に膨らんだ。ルセフ大統領はデモ対応を優先し、今月末の訪日予定をキャンセルした。
地元メディアによると、リオデジャネイロでは約30万人が参加。警官隊らが催涙弾とゴム弾を発射し、少なくとも30人が負傷した。
反政府デモはコンフェデ杯や来年のサッカー・ワールドカップ中止を掲げているほか「医療、教育制度の改善」「政治腐敗解決」と要求は際限なく拡大している。