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[転載]韓国: 甲乙オートテック暴力事態に検察・警察の責任論

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金属労組が全面ストを宣言

ストライキに警察が露骨に介入
警察の手先を会社側に味方する労働組合(御用組合)に加入させ集団暴行。流血。


甲乙オートテック暴力事態に検察・警察の責任論

新種労組破壊で暴行の場に変わった現場...労組が全面スト

チョン・ジェウン記者 2015.06.18 10:40

新種の労組破壊の疑いが提起された忠南道牙山市の甲乙オートテックで 6月17日、企業労組側が金属労組員を集団暴行したのに続き、 警察兵力と金属労組員が激しく衝突した。

金属労組甲乙オートテック支会と家族対策委、忠南地域労働界など約500人は、 企業労組に暴行した加害者の逮捕を要求し、 企業労組の事務室がある正門前でこの日の夜0時頃に野宿徹夜座り込みに突入すると同時に全面ストを宣言した。

牙山警察署側は工場の内外と企業労組事務室の入口に警察兵力4中隊を配置した。 企業労組約30人が正門前の警備室2階の労組事務室入口を各種の備品で塞いだまま、外に出てこずにいる。 この中で使用者側は管理職を投入し、自動車の部品を生産している。

元警察と特戦司令部出身者が金属労組を破壊する目的で新入社員として入社したという疑いが提起された甲乙オートテックでは、 現在使用者側と企業労組が一連の事態に対する責任は取らず、 金属労組員と警察が対峙するというアイロニックな状況が演出されており、 「警察が暴行犯を保護している」という主張が提起されている。


[出処:ペク・スンホ現場記者]

企業労組の金属労組員集団暴行で事態が勃発
元警察と特戦司令部出身者による労組破壊新入社員、労働部・検警は何をしているのか

金属労組甲乙オートテック支会の声明や動画、多数の目撃者の証言によれば、 新入社員で構成された企業労組約50人は勤務時間のこの日の午後3時頃、 争議行為中の金属労組の1階現場エバライン側の宣伝物を一方的に破壊し、 支会組合員がこれを阻止すると、20人ほどを暴行した。

動画を確認した結果、元警察であることがわかった企業労組事務長のキム某氏を主軸として、 宣伝物の毀損を携帯電話で撮影していた組合員たちを集団暴行していた。 キム氏が支会幹部のチョ某氏の顔を踏みつけ、幹部チェ某氏の顔を拳で殴り、 組合員のパク某氏が集団殴打される場面が動画にはっきり映っていた。 暴行された約20人は脳出血で集中治療室に入院したり、左目陥没などの重傷を負い、病院に運ばれた。


[出処:甲乙オートテック支会]

[出処:甲乙オートテック支会]


暴力事態は午後4時頃、また正門で発生した。 支会の組合員たちが正門を封鎖し、現行犯の逮捕を要求する座り込みをしている時に企業労組と金属労組が衝突した。 支会のチョン・ビョンマン事務長は 「警察が現場にいたのに、企業労組は支会の備品であるアンプを壊して暴力をふるった」とし 「この過程をすべて警察が見ていた」と話した。 労働部と警察側は、支会の申告で午後3時30分頃に甲乙オートテックの現場に入っている。

支会は6月17日、声明を通じて 「労組破壊傭兵の不法争議行為・妨害行為を採証した組合員の携帯電話を奪って壊し、 多数に取り囲まれた組合員を蹴ったり殴ったりした。周辺の備品と部品も使った」とし 「労働部と警察・検察は、暴力をふるい傷害を負わせた現行犯を直ちに逮捕・拘束し、 これをそそのかした甲乙オートテック事業主を拘束しろ」と要求した。

これと関連して、企業労組側は本紙との取材で 「言うべきことはない」と電話を切り、事実上取材を拒否した。 使用者側の労務担当部長は「現場を見ていないので話すことは難しく、 会社の立場も整理されていない」とだけ述べた。

また、労働部の担当勤労監督官はこの日の状況について「現場は見た」が、 「発生の原因と対策を把握しているところ」と明らかにした。 労働部は4月に特別勤労監督と押収捜索をしたが、2か月経っても新種労組破壊・不当労働行為関連の結果を発表していないことについて、 彼は「まだ捜査中だ」と付け加えた。

警察、現行犯逮捕、緊急逮捕を約束せず
甲乙オートテック支会が全面スト、組合員全員が徹夜座り込みに突入

この日、警察は約束と違い現行犯を逮捕せずに言葉を変えたことで、 午後4時から正門前で座り込みをしていた支会と忠南地域労働界は強く抗議した。 双方の物理的な衝突が起き、対峙している状況は、 午後8時頃から本格的に始まって午前12時頃まで4時間も続いた。

[出処:ペク・スンホ現場記者]


牙山警察署の捜査課は支会の事務室で直接動画など企業労組の集団暴行場面を確認したが、現行犯を逮捕しなかった。 支会と労働側の弁護士によれば、警察は8人の現行犯を逮捕する立場を明らかにし、 企業労組の事務長キム某氏とユ某氏の2人だけを緊急逮捕する立場を明らかにした。 こうして警察側が暴力加害者に対して「法執行する」という立場を支会側に公式に明らかにして警察1中隊が正門から進入し、集会の参加者は拍手した。 しかし警察はまた逮捕要件を満たせず、現行犯も緊急逮捕もできないと最終的に立場を明らかにした。

本紙との取材でも牙山警察署の情報課長は 「逮捕のための努力を続け、2階の企業労組事務室に上がったが、 企業労組側が頑強に拒否した。 任意同行して警察署で調査をしようとした」が、「逮捕要件が満たせない」と話した。 他の情報課刑事も「企業労組の事務室に入って逮捕しようとしたが、 頑強に拒否し、とても興奮した状態で、対話ができなかった」と話した。

そのため支会は「警察が現行犯を逮捕するという約束を破ったので、 私たちが直接現行犯を逮捕して警察署に連れていく」と強く抗議し、 双方の間での対峙状況が続いた。





労働側のキム・サンウン弁護士は 「企業労組の暴行加害者は現行犯、緊急逮捕の要件がすべてみたされている」とし 「警察は事件発生から30分後の午後3時30分頃に甲乙オートテックの現場にきた。 事件の連続線上で加害者たちは現行犯として逮捕することができる」と話した。 続いて「事件の重大さと必要性、緊急性の三つの要件すべてを満たすので緊急逮捕の要件にもなる」とし 「警察が職務遺棄している」と主張した。

また警察側が担当検事である天安地検のパク・サンヨン検事が「(企業労組側現行犯)逮捕しないでくれと言った」と語り、議論が予想される。 警察側は支会の組合員が現行犯を逮捕しろと強く抗議すると 「検事が止めている」と現場で公開で語り、本紙との取材でも明らかにした。

これについて労働側の弁護士は 「すでに検察と労働部側に午後3時29分からの暴行写真などの資料を送ったので、 すぐに実行すれば現行犯逮捕の要件になった」とし 「しかし検事は逮捕要件などを理由に時間を引き延ばし、現行犯を逮捕せずにいる」と指摘した。

それと共に「結局、検察と警察は企業労組の現行犯に逃げる時間を与え、 暴力を誘導したために金属労組が強く抗議すると、 公権力を投入してむしろ金属労組員を暴力者に追い込もうとしている」と批判した。

一方、現行犯逮捕をしていない状況でも、 警察兵力4中隊を正門内外と企業労組事務室入口に配置した理由について警察側は 「企業労組と金属労組間の物理的衝突を防ぐため」と明らかにした。

これに関して甲乙オートテック支会のイ・テヒ支会長は 「現行犯を逮捕するという支会との約束も守らない状況で、物理的な衝突を防ぐために兵力を大挙配置したのは、 使用者側と企業労組を保護する行為としか見られない」と反論した。 弁護士のキム氏も「現行犯を逮捕しないのなら、 警察は労使問題から手を引け」とし 「支会が警察の代わりに現行犯を捉えると言ったのも警察が妨害したからだ。 使用者側と企業労組を警察が保護している」と主張した。

支会の全組合員約390人は全面ストの後、 正門で徹夜野宿座り込みを続ける一方、 6月18日午前10時に大田地方検察庁天安支庁の前で抗議記者会見を行う。


▲ペク・スンホ現場記者






転載元: 宝の山(新別館)


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