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[転載]ゼネストに立ち上がった民主労総~日韓労働者連帯交流集会開かれる

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ゼネストに立ち上がった民主労総~日韓労働者連帯交流集会開かれる

             尾澤邦子
「4.24民主労総のゼネストはいかにして進められたか」、韓国の民主労働組合総連盟(民 主労総)インチョン本部本部長のキムチャンゴンさん(写真下)が、来日して報告しました。5月28 日の日韓労働者連帯交流集会は、文京シビックセンター区民会議室満席の約100名が参加 し、熱心に聞き入りました。
ゼネストの背景として、朴槿(パククネ)政権の財閥優遇政策と、民主労総内部の条件 として昨年12月、初めての委員長直接選挙で先制的なゼネストを主張したハンサンギュン 候補が当選したことを上げていました。また「2015年労働者・庶民の救済ゼネスト4大要 求」として、安易な解雇・公務員年金の改悪阻止、最低賃金引き上げ・全労働者の労働基 本権の保障獲得を明示して行われたことが話されました。ゼネスト闘争の流れとしては、 今回行われたのは第1次上半期ゼネストで、6~7月には第2次が、そして労働関連法の全面 改正などが行われる11~12月には第3次ゼネストを行う予定。今回の4.24ゼネストは、全国 17の道と市で計2926事業所の約27万人の組合員が参加しましたが、全教祖や公務員労組は スト権がなく、ま た規模の大きな公共運輸労組もスト突入に制約が多かったため、実質的なゼネスト参加単 位は期待ほど多くなかったとのことでした。
質疑応答で、インチョン地域が労働者の街であり、東一紡織の女性労働者の闘いや、テウ 自動車労組のデモ、86年には軍事独裁に対する闘いなど、歴史を持っていることが紹介さ れました。また労組の組織率が低いことや、現代やGMなどの自動車メーカー労組とうま くいってないことなども話されました。
キムチャンゴンさんは「困難な状況ではあるけれども、今までとちがうのは、ストの必要 性を現場や街頭で説明し、話してきたこと。闘争力は回復したとはいえないが、やればで きるという自信を取り戻してきている。ストの掛け声だけでできない「カラスト」に不信 感を持っている組合員もいるが、克服するには現場に行って誠意をもって話すことが必要 。決してひるまず、屈せず、最後まで闘いぬく」と決意を語ってくれました。
非正規職労働者の問題については、インチョン地域本部の未組織非正規職闘争部長のチェ ギスさんから報告がありました。非正規職の闘いは今までもありましたが、「ミセン」というTVドラマのなかで非正規で働く主人公「チャングレ」の 労働待遇が問題視され、「チャングレ救済」が非正規雇用問題の代名詞的に語られているとのことです。6月には全国でキャンペーン行動を行い、集会・コンサートなどで非 正規職労働者になぜ組合が必要なのかを訴えていき、6月27日にはソウルで1万人集会を行 う予定だとのことです。
集会では、東京清掃労組と日韓民衆連帯全国ネットワークから連帯のあいさつがありまし た。また民主労総から記念品として、赤いバンダナとセウォル号遺家族支援の黄色いリボ ンが全労協の金澤議長と、中小労組政策ネットワークの平賀さんに手渡されました

転載元: たたかうユニオンへ!


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