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「不法な人間はいない、人種主義を撤廃しろ」 労働組合が共同闘争

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「誰も不法ではない」、 「不法な人間はいない」。

素晴らしいですね、このスローガン。
このスローガンを掲げてデモをしたというのですからこれがまた凄いのです。
やっぱり労働組合の組織性とプロレタリア国際主義の思想のチカラですよね。

労働者と労働組合が「プロレタリア国際主義の思想」で行動するとき、社会の情勢は一変するんです。議論の次元を実践で超えてしまう。
それが出来るのが、「階級としての労働者」なのです。

世界の労働者にとって国境は意味がない。
というか、国境は労働者の国際連帯を分断することしか意味しないのです。 

支配階級にとっての国境とは、他者に干渉されることなく独占的に所有できる領域、自分が自由に処分できる自前の領域のようなものだが、
労働者にとっての国境とは自分をより確実に支配者の領域に閉じ込め、自分を確実に縛りつける大きな牢獄のようなもの。

平たく言えばヤクザのシマ(=縄張り)、囲い込みのようなものなのです。
戦争はヤクザのシマ争いと同じなのです。


労働者にとっての国境とはそういうもの。

だから労働者にとっては「愛国心」なんてものはまるで意味がない。
「牢獄を愛しなさい」と言われているようなものなのですから。

それは何処の国の労働者も同じことなのです。
そういうことを労働者階級は、ある意味「本能的」に知っている。

ただ労働者は個々バラバラに分断され、対立させられ、隣人とイガミ合わされているから 団結が出来ず、自分が持っている本当のチカラを自覚し得ていないのです。

「Yes' We can.」

労働者よ、自信を持ちましょう。
分断を打ち破り、国境を越えて団結し、国際連帯で闘いましょう。
時代を変え社会を変えるのは、何処そこの政治家、誰々の政治家の仕事ではない。
労働者階級の、われわれ自身の仕事なのですから。
それが出来るのが、「歴史的存在としての労働者階級」なのですから。





「不法な人間はいない、人種主義を撤廃しろ」


国際人種差別撤廃デーに各国で学生、社会団体、労働組合が共同闘争

チョン・ウニ記者 2015.03.22 13:40

世界の数万人の学生団体、地域組織と労働組合出身者たちが 国際人種差別撤廃デーを契機に共同で闘争した。
テレスールによれば、ロンドンでは数千人のデモ隊が3月21日(現地時間)、 BBC本館から英国議会に近いトラファルガー広場にデモ行進をして人種主義撤廃を要求した。

 人々は「誰も不法ではない」、 「われわれすべてが移住民だ」、 「イスラモフォビア反対、戦争反対」、 人種主義とファシズムに対して立ち上がろう」等の文句を持って行進した。


▲英国、ロンドン デモ場面[出処]@veripix


▲ギリシャ、アテネ デモ場面[出処]@beatricedeDante


デモの主催側は「ドイツからギリシャ、そしてファーガソンまで、 人種主義から自由な社会を望む人々は、もうこれ以上はだめだと話している」とし、
「ドイツではペギーダに、ギリシャでは黄金の夜明け党に反対し、 そして世界の各地で人々は制度的な人種主義や黒人共同体に対する警察の暴力に抗議している」と話した。

デモに参加したモハメド・タージ英国労総(TUC)アジアムスリム議長は 「人種主義、移住民に対する敵意、反ユダヤ主義とイスラムフォビアが増加している」とし 「このデモ行進は米国セルマの英雄や南アフリカ共和国のアパルトヘイト反対闘争に代表される人種主義に反対した誇らしい私たちの伝統を強化するため」と明らかにした。

 彼はまた「ひとりに対する傷は、私たちすべてに対する傷」だと強調した。

英国労働党のダイアン・アボット議員も集会に参加して 「英国独立党(UKIP)による移住民に対する人種主義の波が英国全域に広がっていて、 マスコミは一部を容認している」とし「今日集会は反撃の始まり」だと話した。

類似のデモは、 ギリシャ、アイルランド、フランス、ドイツ、米国とカナダでも行われた。

この日のデモは、 国連の国際人種差別撤廃デーを契機に組織された。

55年前の1960年のこの日、 南アフリカ共和国当局は通行制限に反発する黒人に発砲し、 死者69人をはじめ、250余人の死傷者を出した。






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