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普天間飛行場移設に反対を訴える人たちと面談するオリバー・ストーン氏(右から2人目)=14日、名護市辺野古 |
オリバー・ストーン監督、沖縄基地に驚き
沖縄タイムス記事
【名護】来沖中の米映画監督オリバー・ストーンさんは14日、米軍普天間飛行場の移設先とされている名護市辺野古を訪れ「美しい自然を壊して、これ以上の基地を造る必要はない」と強調。「自民党や安倍晋三首相の重圧に負けず、これ以上基地ができないよう、稲嶺進市長を全面的に支持したいと思う」と話した。
ストーンさんは辺野古沖をボートで視察し、反対を訴え座り込みが続くテント村を訪問した。住民の嘉陽宗義さんらと面談した後、ストーンさんは「これ以上の軍事基地はいらない。冷戦も終わっているのに、まだ軍拡が続いていることを懸念している」と話した。
ストーンさんは稲嶺市長とも面談。「戦後約70年もたっているのに、まだ米軍基地が沖縄に居残っていることに、とても驚いている」と語った。市長は「本当の沖縄や名護の状況をアメリカ国民に伝えてほしい」と協力を求めたという。
米軍ヘリ墜落弾劾!オスプレイ追加配備弾劾!
米軍基地キャンプ・ハンセン(沖縄県宜野座村)敷地内の訓練地区で五日午後四時ごろ、米空軍嘉手納基地に所属する訓練中のHH60救難ヘリコプターが墜落炎上した。墜落現場は基地内山中とはいえ住宅地から約二キロ離れたところだ。
沖縄県民挙げての強い反対を押し切って日米両政府が垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを追加配備しようとしているさなかのことだ。米軍ヘリ沖国大墜落を思い起こす事故だ。何度このような事故を繰り返せば沖縄は米軍の事故の恐怖から解放されるのだ。日米政府の暴挙を断じて許さない!
さらに、米海兵隊は予定していた新型輸送機MV22オスプレイの岩国基地から普天間飛行場への移動を一週間延期しただけで再開した。事故調査・究明や安全対策等も明確にしないままの移動強行は、沖縄県民の犠牲の恐れがあってもオスプレイ配備を撤回せず、高江のヘリパット建設、辺野古新基地建設を強行しようとする日米政府は沖縄県民には生命を脅かされずに暮らす権利さえ無いと言わんばかりの攻撃だ。沖縄現地と連帯して労働者は「改憲阻止!安倍政権打倒」で反撃にでよう!
沖縄闘争は、「復帰」闘争も含めて、米軍基地と安保体制との闘いとして激しく闘われてきた。沖縄米軍基地は、まさにアジア・太平洋地域のみならず中東・全世界に展開している米国の世界的展開の軍事拠点としての役割を持っている。大恐慌と新自由主義攻撃が吹き荒れる今、「新自由主義と闘う沖縄闘争」として「国際連帯闘争」の先頭に労働者は決起しよう!
「外注化粉砕・非正規職撤廃」労組破壊を許すな!
日米両政府の沖縄侵略拠点化攻撃は一方で、戦後沖縄における労働者階級の分断・労組破壊攻撃でもあった。特に『復帰』後は労働組合の本土系列化で「闘う組合」に「労使協調路線」を強制し、沖縄の労働者が求めた国境を越えた団結を分断するために行った。労組破壊・団結破壊攻撃の連続だった。『独立論』や『反復帰』『沖縄自立論』も、沖縄闘争の中で本土の労働者への不信をあおり、分断を固定するものだ。
今日、NTT労組は資本の子会社再編に応じ組合組織も統合するという暴挙にでている。NTT労組は「九州総支部・沖縄総支部を再編・統合し、新たに『九州総支部(仮称)』とします」としている。
今回の「運営体制の見直し」は、NTT東西地域会社(東―17社約3万人、西―8社約3万人)の6万人の労働者をすべて子会社に移行させることにある。NTT西日本では地域会社8社を機能別子会社5社に再編成するという。すでに地域会社から「偽装請負対策」と称して子会社に出向させられている労働者は、帰る会社がなくなる以上、転籍とされることになるのだ。これはJRの全面外注化攻撃と一体のNTT労働者に対する外注化攻撃であり、労働者階級総体への攻撃にほかならない。
さらに、「運営体制の見直し」と一体で出されている「九州ブロックの総支部の再編・統合」は、NTT労組が沖縄のNTT労働者を切り捨てるためのものだ。沖縄総支部が解散し、福岡に拠点をもつ「九州総支部」に吸収されれば沖縄のNTT労働者は福岡を中心とした九州から、さらには大阪などへ異動させられることになることは明らかだ。「総支部」としての交渉はすべて福岡で行われ、沖縄は分会へと格下げされ、「沖縄分会」は「総支部」の決定を追認することしか許されなくなる沖縄NTT労働者への団結破壊行為だ。絶対に阻止しよう。
また、基地で働く労働は準公務員として自治労労働者と同じ賃金の7・8%カットを強行されようとしている。昨年、60歳再雇用後の労働者はパートにするというAAFES(米軍のサービス部門)の攻撃には基地労働者(全駐労)はストライキで反撃し、賃金カットに対しても5月全国ストライキを構え反撃の闘いを開始している。「民営化・外注化阻止、非正規職撤廃」の闘いは全世界の労働者階級の共通の課題だ。基地で働く労働者が決起するとき沖縄の労働者階級が決起する時だ。資本と「非和解・非妥協」の闘いを貫こう。
資本の労組・労働者団結破壊に対しストライキで対決する動労千葉の闘い=国鉄闘争=国鉄1047名解雇撤回闘争=民営化・外注化阻止、非正規職撤廃の闘いは、全世界の新自由主義と闘う労働者階級の結集軸となる闘いであり、国鉄闘争は国際連帯闘争そのものだ。新自由主義の時代では、労働組合をめぐる攻防が一切を決める。新自由主義と対決して勝利する道は、労働者が労働組合の旗の下に団結して闘うことだ。
職場生産点から国鉄1047名解雇撤回闘争を闘おう。民営化・外注化と非正規職化と闘う労働組合を職場生産点からの闘いでつくり出していこう!労働組合を闘う労働者の手に取り戻していこう。
沖縄闘争の勝利と、何よりも全世界の労働者階級の解放をかちとるために在本土沖縄労働者会議は決起する!新たな外注化・強制出向を許すな!非正規職撤廃!9・15全国総決起集会に結集しよう!