■『国鉄解雇から28年!2・15国鉄福岡集会』を成功させよう
今年の「2月16日」は、1987年の国鉄分割・民営化で7628名の国鉄労働者に「JR不採用通知」が出された日から<28年目>になります。この「2・16解雇を忘れるな!」と、私たちは『国鉄解雇から28年!2・15国鉄福岡集会』を開催します。
■国は不当労働行為を認めた。最高裁で「国鉄解雇撤回」の判決を
動労千葉鉄建公団訴訟の一審と二審で、国は「国鉄分割・民営化の大量首切りは不当労働行為であった」と認めました。2010年4月の不当な「政治和解」を拒否し、国鉄分割・民営化に反対して「国鉄解雇の撤回」を求めた闘いの正しさが、いよいよ最高裁で確定されるかどうかというところまできています。
国は不当労働行為を認めた以上、解雇撤回・現職復帰は当然です。しかし、最高裁判決情勢は甘くありません。昨年末の衆議院選で再登場した安倍政権は、川内原発再稼働をはじめ集団的自衛権行使容認の安保関連法案成立をねらい、総非正規職化の労働者派遣法改悪や「公務員改革」と称する自治体労働運動の解体攻撃など、戦争と民営化の反動政治を強力に進めようとしているからです。今年は、「国鉄解雇撤回」の闘いの重大な正念場です。
■国鉄民営化反対、解雇撤回の闘いは安倍政権を倒し、社会を変革する闘い
「国鉄分割・民営化」から28年。JR7社のうち4社は株式上場もできない破産状態です。JR北海道の相次ぐ事故に示されるように、「JRの安全崩壊」は目を覆うばかりです。そればかりか国鉄分割・民営化で行われた不法行為の数々は社会全体を覆って、どの企業も「総ブラック企業」に成り果てています。
<国鉄闘争>は、国鉄労働者の問題にとどまらず、労働者の健康と命を奪い、民営化・外注化、非正規職化による貧困と格差、うつ大国、自殺大国に成り果てた社会を根本から正す闘いです。同時に、集団的自衛権行使容認に示される戦争への道を労働者の団結した力で打破る闘いです。
■動労総連合を全国へ
社会変革の最大の課題は何でしょうか?それは「労働組合」の復権です。資本のいいなりの労組幹部をブッ飛ばし、闘う労働組合が無数に登場したときこそ真の社会変革の時です。そのために私たちは国鉄解雇撤回、民営化・外注化、非正規職化と闘う労働組合をJRのなかに作るべく「動労総連合を全国に作ろう!」と呼びかけています。ここから「JR労働運動の再生」「日本労働運動の再生」を開くためです。そのことによって「戦争と民営化の安倍政治」を断ち切り、労働者が主人公の社会を作ろうではありませんか。
『2・15国鉄福岡集会』を成功させ、国鉄を先頭に安倍内閣を打ち倒そう!■『国鉄解雇から28年!2・15国鉄福岡集会』概要
●開催日時:2月15日(日)午後1時半開始
●集会会場:ももちパレス(福岡市営地下鉄・藤崎駅すぐ)
3階・第2研修室
記事元 レイバーユニオン福岡のブログ