ＪＲ郡山総合車両センターの外注化阻止
９月１１日木曜日
午後１時
福島県郡山市本町緑地から
ＪＲ郡山総合車両センターの外注化阻止！の集会と大デモが行われました。
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国労郡山工場支部書記長
橋本 光一さん
７月１日、安倍政権は集団的自衛権行使容認を閣議決定しました。
国鉄分割民営化当時、中曽根首相が「国労をつぶせば総評がつぶれる」「労働組合をつぶして立派な憲法を床の間に安置する」と言ったとおりに進んでいます。戦争阻止のためには、労働組合がもっと強くなることが必要です。
日本中に吹き荒れる民営化・外注化で利益のみを追い求めた結果が福島原発事故、ＪＲ北海道の安全崩壊です。ＪＲは１０月１日に郡山総合車両センターの一部を外注化しようとしています。
国労の全国大会において、名称変更や企業別組合に向けての組織改編案が出されました。分割民営化から２７年、もう少しで国労の息の根を止められると思っていた矢先、郡山に火がついたら全国に飛び火してしまう、なんとしてもそれは阻止せねばという強い意志が働いています。
労働組合をつぶそうとするのは、労働者は必ず立ち上がる事を知っているからです。
これは国労を組合員の手に取り戻す闘いです。
世界情勢を見れば、戦争か革命かが問われている時代。階級分岐と党派選択が始まっています。太平洋戦争の過程で共産党がつぶされ、日本の労働組合も産業報国会化し戦争に加担して行きました。
戦前と違うのは私たち階級的労働運動派がいるという事です。職場で闘う労働組合があっては、戦争は絶対に出来ません。
郡山工場では、外注化反対を貫き、会社の計画を数年遅らせ、強制出向を止めてきました。被ばく列車ｋ５４４に対しては、通常作業をしろというＪＲに対し、防護服着用と作業から青年を外す事を認めさせ、青年や外注会社労働者との交流も勝ち取ってきました。
私は郡工の仲間と毎日胸が締め付けられる思いをしながら議論を重ねて来ました。お互いにです。国鉄分割・民営化を思い出しました。
「自分の首を守るために仲間を裏切るのか」という議論がありました。４党合意の時も、４・９政治和解の時も、強制出向攻撃の時も、激しい議論をし、最後は同じ方向を向いて歩いて来た４０人です。
本日の集会は、支部主催の集会でなくて本当に残念ですが、国労組合員は本当に揺れ動いています。国労以外の労働者もこの集会を本当に支持してくれています。何よりＪＲがビビッています。わざわざ今日の対策のために仙台支社が郡工の総務課に指導に入っていると聞いています。
これは郡工だけの闘いでは止まらない。安倍・葛西を倒す国家との闘いだ。動労千葉や動労水戸のように闘う事が勝利の道です。外注化も強行後に矛盾が深まる。分割・民営化以降も郡工支部の団結が続いているのは、みな誇り高い労働者だからです。外注化されてもなくなりません。９・１１の闘いをやりきった時、労働者全体に伝播し、階級の中核が軍港のなかに生まれるはずです。
郡工の労働者も、３・１１を生き抜いてきました。すり抜けて来たものは団結出来ません。放射線に声を上げると仕事がなくなってしまう、そういう分断攻撃に対して、闘ってきたのが郡工の労働者です。
私たちに自分の思いを重ねている人が全国に沢山います。郡工の労働者と共同診療所が結びついたら本当に凄い事になります。
周りがどうかじゃなく「外注かは絶対に許さない」という自分の気持ちに立っていないと青年の心に届きません。今主導権を握っているのは私たちです。
絶対反対で郡工の団結を守り抜きます。
横断幕真ん中が橋本さん
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この橋本さんの言葉の中に全てが詰まっています。
郡工がデモや集会をするのは「馬鹿な左翼」だからでも「過激な中核派」だからでもありません！
労働者自らが団結し労働者・仲間を守り、国家や権力者・大企業が生き残りのためにどうしてもやりたい戦争をやめさせ、人が人として生きやすい社会を構築するためです。
「闘いなくして安全なし」
全ての職場の安全はこの言葉に集約されます。
鉄道は乗員・乗客・列車の安全が命の安全に直結しています。
この日、橋本さんの呼びかけに集まった人数６５０人。
大デモとなりました。
郡工をぐるっと回るデモが第一、集会後郡山駅までが第二と２回のデモを行いました。
みて！この延々と続くデモ。
動労千葉・動労水戸と共に、国労新潟機関区が「組織決定」（国労東労組新潟機関区分会が正式に参加）した ってことが凄い。
多くの労組から檄布が届き、連帯が広がっています。
もう党派なんて言ってられない、国労だ動労だとか言ってる場合じゃない。
黙ってたら国労は完全に分解させられる、名前も残らない。
外注化が進み安全が完全に崩壊する、現在でも事故率は私鉄の１１倍とか。。
郡工のデモ。
郡山での応援は半端じゃありません。
外注化が被ばく労働と一体だと言う事。
原発再稼働へと進む道だって事。
どんなに放射線量が高くても「帰還推進」「安全宣言」と同じだって事。
子どもの健康なんか歯牙にもかけない切り捨て政策と同根だって事。
みんな市民が知ってるんです。
家の窓から手を振る人、沿道まで出て手を振る人
子どもを背負って家から出てくる人
店の中から仕事の手を休めて出て来て手を振る人。
本当に多くの人が応援してくれます。
市民がみんな知ってる応援してる。
福島の人は迷惑がっている、福島は安全だ。
そんな事、嘘！
福島共同診療所の布施先生の発言もありました。
椎名千恵子さんの発言もありました。
１０４人もの子どもたちが甲状腺がんになり、転移もあるとう状況下で
心の底から安心して暮らせるわけがない。福島医大はまだ事故の影響は考えずらいなんて言ってる（怒）許せない！
福島のお母さんが言いました。「労働者は有給を取って集会に参加して下さい、それだけの価値があります」って。
「ここに国民の事をどの政治家より考えている人が居る！」って。
その通りだと思います。
若者も立ち上がってます。
動労総連合の若者たち。自信に満ちた素晴らしい発言をしています。
国鉄分割・民営化が開いた労働者使い捨て、総非正規化の道を
今こそ全労働者の力の結集で打ち破り終結させるときです。
雇用と解雇をちらつかせれば労働者は言う事をきくなんて思うなよ！
命より金の世の中はもう御免だ！まっぴらだ！
今だ！デモだ！ストライキだ！
万国の労働者 団結せよ！
この言葉そのままの９・１１郡山でした。