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【東北大学学生運動】 明善寮をつぶすな! 9・18第二波デモに集まろう!

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明善寮をつぶすな!
9・18第二波デモに集まろう!
 
 
 
 
 
 
東北大学明善寮をつぶすな! 9.18第二波デモへの参加を訴えます!


 いま東北大学の学生寮の一つである明善寮が、全寮生を退寮させ改修するという形をとって実質的な廃寮にされようとしています。私たちはこの決定の撤回を求めて8月31日の第一波デモに続き、第二波のデモを9月18日に行います。東北大学当局が設定した退寮期限まで残り半月です。第一波を上回る抗議の声を集め明善寮つぶしを止めましょう。多くの方の参加を呼びかけます。

▼就学の権利を守ろう
「全員退去は事実上の廃寮だ」「飲酒問題は廃寮のための口実だ」「東北大学当局は学生寮をつぶすな」
 ―――私たちは8月31日、「東北大学明善寮をつぶすな!」を掲げて50人の学生・市民でデモを行いました。この過程で東北大生をはじめ多くの人が、東北大学当局の姿勢に反対する意思を持っていることを示しました。(下写真、河北新報9月1日付報道)
 今回の決定の中身は、寮生への通告(7月15日)からわずか2ヶ月半(9月末日)で105名の全寮生を退寮させ、学生が望んでもいない改修を行うというものです。東北大学当局は、この決定の理由を「寮生諸君の身体の健康と生命の安全を確保するため(中略)飲酒にまつわる悪習を根絶する」(東北大学HP)ためと説明しています。これは寮生が反発しにくい状況をつくることで廃寮をスムーズに行うための口実であると同時に、明善寮を全く別のモノにつくりかえるという宣言です。
 一方的な決定に反対する学生の声を無視し、就学の権利を破壊する暴挙は絶対に許されることではありません。

▼大学のブラック企業化と戦争協力を止めよう
 また明善寮の廃寮は、安倍政権の進める「大学改革」の中身そのものでもあります。それは大学を教育の名でビジネスを行う場に変えると同時に、政官財界にとって都合の良い人材を生み研究を行う場に変えることです。そして、その旗印は「国際競争力強化」です。
 世界的な経済危機の中で国家間の経済対立・勢力圏の奪い合いが激化しています。これに勝利するために大学も最大限の力を発揮すべきであると叫ばれているわけですが、その内実は結局のところ大学のブラック企業化(※)をより一層促進するものでしかありません。
 この転換を許すのか否かの焦点が大学自治・学生自治をめぐる問題です。先日、防衛省からの研究協力要請を東京大学が断ったことが大きな話題となりましたが、かつて「富国強兵」の拠点として位置付けられ学徒動員や軍事研究を率先して担った大学は、その反省に基いて権力による支配・介入を拒んで来ました。昨年末の秘密保護法制定、今年7月の集団的自衛権行使容認の閣議決定などに見られるように日本が「戦争のできる国」へと転換させられようとしている中で、大学自治・学生自治を守り発展させることは戦争を止める決定的な意義を持っています。

 私たちは学生の諸権利を守るという観点からも、大学の社会における役割という観点からも、明善寮つぶしを絶対に認めることはできません。「東北大学明善寮をつぶすな!9.18第二波デモ」に多くの声と力を集め、明善寮つぶしを阻止しましょう!

※東北大学は昨年、研究者2名の過労自殺を理由にブラック企業大賞・特別賞に認定されました。04年の国立大学法人化から10年、大企業の幹部が大学の経営に入り込むことで、学問・教育が私物化され、学生・教職員の人権破壊が進行しています。
 
 
 
 

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