全原発廃炉7・11東京集会へ
動労水戸(国鉄水戸動力車労働組合)による被曝労働拒否の職場闘争は、NAZENの闘いにとっても重大な意義をもっています。職場における闘う労働組合のストライキによって、被曝の強制を阻止することはできるし、原発をストップさせることさえできる。そのことを具体的に示したからです。原発労働者とつながり、団結し、ともに闘うことのできる展望を切り開きました。
反原発闘争の力の源泉は、闘う労働組合の再生にあること、階級的労働運動の前進にあることを確信させてくれました。それはまた、反原発闘争が国鉄決戦と一体であることを鮮明にしました。動労水戸の被曝労働拒否闘争は、動労千葉を先頭にかちとられてきた反合理化・運転保安闘争路線とは何であるか、その具体的ありようと、その路線の普遍的有効性を明らかにしています。
一方、「福島の怒りをともにしよう、福島とつながろう」と活動してきたNAZENの闘いは、NAZEN福島の結成とふくしま共同診療所の開設を実現しました。福島と全国を結ぶ連帯の拠点です。「被曝による健康被害はない」「内部被曝など問題にならない」と、福島原発事故の“収束”イメージを演出したい政府・行政および電力資本と真っ向から対峙する確固たる存在が生み出されました。
ふくしま共同診療所開設のインパクトは、福島で東京で、そして全国各地で、NAZENの存在をめぐる激しい党派闘争を生み出しました。「絶対反対」「非和解」の本質をもつNAZENの運動、NAZENの闘いが前進することに最も恐怖しているのが、政府・電力資本であることが浮き彫りになりました。
ストライキで被曝労働を阻止してきた動労水戸の闘い、ふくしま共同診療所の闘い、この二つの闘いこそ、7・11東京集会の内容的柱です。NAZENの闘いの路線を体現しているこの二つの闘いを、7・11東京集会で自らのものにしようではありませんか。
安倍政権は「アベノミクス」のみじめな破産への突入に見られるように、その政権基盤の脆弱(ぜいじゃく)性と矛盾の爆発に追いつめられています。政権の延命を図るためには、ますます原発輸出に頼るしかありません。
しかし、「この国の死の商人と死の輸出を私たちが容認することはけっしてできない」「福島が世界一の技術であるならば世界中の原発は今すぐ止めなければいけない」(6・2さようなら原発集会発言より)のです。
原発再稼働をめぐる攻防は、文字どおり政権の死命を制する重大なものになっています。まさに反原発闘争は、国家権力との真正面からのぶつかりあいになっているということです。反原発闘争は「権力闘争」そのもの、「革命」を志向する社会体制変革運動としての本質を有する運動に発展しています。
国家権力の全体重をかけた反原発闘争破壊との対決に勝ちぬくために、福島の怒りとつながるNAZEN東京を結成し、8・6ヒロシマ-8・9ナガサキへ、全国でNAZEN運動を発展させようではありませんか。
国家権力との闘いに真っ向から立ち向かえる運動と組織をつくるためには鮮明な闘いの路線をつくりあげることが必要です。激しい党派闘争、とりわけ福島現地における攻防においても、全国組織として向き合う(徹底して闘いかつ大きく獲得する)ことのできるNAZENが求められています。
NAZEN東京結成の意義と必要性は、第二に、国家権力の中枢である首都・東京でNAZEN組織をつくることにあります。安倍政権打倒の闘いは、反原発闘争の爆発、とりわけ階級的労働運動の発展にかかっています。最も激しい党派闘争が渦巻く首都・東京において、ここで勝ちぬくことのできるNAZENが必要です。
NAZEN東京結成の意義と必要性は、第三に、電力の大消費地・東京においてこそ反原発運動を具体的に創造していくことが求められており、それを「福島の怒りをともにし、福島とつながる」闘いにしていくことです。内部被曝との闘いはその中心的課題になるでしょう。それは福島の子どもたちだけの問題ではなく、東京の子どもたちの問題でもあるととらえて、運動の具体化を図っていくことです。
全国の有志によって展開されている保養運動も、政府の「福島は大丈夫」キャンペーンによって行政支援が打ち切られ始め、これまでどおりの実施が困難になっているところも多々あると聞いています。NAZEN東京の結成によって大きな力を結集して、東京における反原発運動の具体化をめざしていきたいと考えます。それこそ、ふくしま共同診療所の第2期(本格的)建設運動にも直結していくものとなるはずです。
「なにがなんでも!全原発廃炉7・11東京集会」に結集しよう! 6月都議選―7月参院選の渦中で再稼働阻止・全原発廃炉の闘う陣形を拡大し、ドイツ・ゴアレーベンを始めとする国際連帯を推し進める闘いです。安倍政権打倒へ、ともに闘いましょう! (NAZEN杉並 北島邦彦)
NAZEN東京を結成し再稼働阻止の全国運動を
7月は、反原発闘争のさらなる大高揚を実現する飛躍の季節となりました。7月18日の「新規制基準」発表と電力資本による再稼働申請ラッシュは、「100万人決起」を展望する闘いの爆発をたぐり寄せます。すでに矛盾と破綻を露呈した安倍政権は、6月都議選―7月参院選で延命を図ろうとしていますが、その企図を撃ち破るものこそ反原発闘争であり、6・9大集会の成功をかちとった国鉄闘争です。この渦中に大胆に切り結ぶNAZENの闘いとして、NAZEN東京の結成へ、7・11東京集会の成功をなんとしても実現しましょう!“原発絶対反対”を貫く
「3・11」――福島第一原発事故の衝撃は、階級闘争の様相も一変させました。これまでの反核運動とは何だったのか? この事態を前に「原発絶対反対!」「すべての原発を廃炉に!」「原発なくして社会を変えよう!」と声を上げたものこそ、「すべての原発いますぐなくそう!全国会議(NAZEN)」でした。「福島の怒りとつながる」ことを課題にして、それからの2年間を全力で闘いぬき、福島の仲間を支えつつ、「3・11」2周年集会の大成功を福島現地で実現しました。今や全国で20を超えるNAZEN組織がつくられています。全国組織としてのNAZENの路線確立と、内部被曝との闘いなど、地域の状況に応じた反原発闘争の具体化が求められています。動労水戸(国鉄水戸動力車労働組合)による被曝労働拒否の職場闘争は、NAZENの闘いにとっても重大な意義をもっています。職場における闘う労働組合のストライキによって、被曝の強制を阻止することはできるし、原発をストップさせることさえできる。そのことを具体的に示したからです。原発労働者とつながり、団結し、ともに闘うことのできる展望を切り開きました。
反原発闘争の力の源泉は、闘う労働組合の再生にあること、階級的労働運動の前進にあることを確信させてくれました。それはまた、反原発闘争が国鉄決戦と一体であることを鮮明にしました。動労水戸の被曝労働拒否闘争は、動労千葉を先頭にかちとられてきた反合理化・運転保安闘争路線とは何であるか、その具体的ありようと、その路線の普遍的有効性を明らかにしています。
一方、「福島の怒りをともにしよう、福島とつながろう」と活動してきたNAZENの闘いは、NAZEN福島の結成とふくしま共同診療所の開設を実現しました。福島と全国を結ぶ連帯の拠点です。「被曝による健康被害はない」「内部被曝など問題にならない」と、福島原発事故の“収束”イメージを演出したい政府・行政および電力資本と真っ向から対峙する確固たる存在が生み出されました。
ふくしま共同診療所開設のインパクトは、福島で東京で、そして全国各地で、NAZENの存在をめぐる激しい党派闘争を生み出しました。「絶対反対」「非和解」の本質をもつNAZENの運動、NAZENの闘いが前進することに最も恐怖しているのが、政府・電力資本であることが浮き彫りになりました。
ストライキで被曝労働を阻止してきた動労水戸の闘い、ふくしま共同診療所の闘い、この二つの闘いこそ、7・11東京集会の内容的柱です。NAZENの闘いの路線を体現しているこの二つの闘いを、7・11東京集会で自らのものにしようではありませんか。
安倍政権は「アベノミクス」のみじめな破産への突入に見られるように、その政権基盤の脆弱(ぜいじゃく)性と矛盾の爆発に追いつめられています。政権の延命を図るためには、ますます原発輸出に頼るしかありません。
しかし、「この国の死の商人と死の輸出を私たちが容認することはけっしてできない」「福島が世界一の技術であるならば世界中の原発は今すぐ止めなければいけない」(6・2さようなら原発集会発言より)のです。
原発再稼働をめぐる攻防は、文字どおり政権の死命を制する重大なものになっています。まさに反原発闘争は、国家権力との真正面からのぶつかりあいになっているということです。反原発闘争は「権力闘争」そのもの、「革命」を志向する社会体制変革運動としての本質を有する運動に発展しています。
国家権力の全体重をかけた反原発闘争破壊との対決に勝ちぬくために、福島の怒りとつながるNAZEN東京を結成し、8・6ヒロシマ-8・9ナガサキへ、全国でNAZEN運動を発展させようではありませんか。
勝ちぬく運動を東京で
NAZEN東京結成の意義と必要性は、まず第一に、全国組織としてNAZENを確立するステップにすることにあります。全国で地域NAZENの結成が続々と進められていますが、それを真に全国組織と言える大きさと強さをもったものに構築するためには、NAZEN東京結成は不可欠の課題です。国家権力との闘いに真っ向から立ち向かえる運動と組織をつくるためには鮮明な闘いの路線をつくりあげることが必要です。激しい党派闘争、とりわけ福島現地における攻防においても、全国組織として向き合う(徹底して闘いかつ大きく獲得する)ことのできるNAZENが求められています。
NAZEN東京結成の意義と必要性は、第二に、国家権力の中枢である首都・東京でNAZEN組織をつくることにあります。安倍政権打倒の闘いは、反原発闘争の爆発、とりわけ階級的労働運動の発展にかかっています。最も激しい党派闘争が渦巻く首都・東京において、ここで勝ちぬくことのできるNAZENが必要です。
NAZEN東京結成の意義と必要性は、第三に、電力の大消費地・東京においてこそ反原発運動を具体的に創造していくことが求められており、それを「福島の怒りをともにし、福島とつながる」闘いにしていくことです。内部被曝との闘いはその中心的課題になるでしょう。それは福島の子どもたちだけの問題ではなく、東京の子どもたちの問題でもあるととらえて、運動の具体化を図っていくことです。
全国の有志によって展開されている保養運動も、政府の「福島は大丈夫」キャンペーンによって行政支援が打ち切られ始め、これまでどおりの実施が困難になっているところも多々あると聞いています。NAZEN東京の結成によって大きな力を結集して、東京における反原発運動の具体化をめざしていきたいと考えます。それこそ、ふくしま共同診療所の第2期(本格的)建設運動にも直結していくものとなるはずです。
「なにがなんでも!全原発廃炉7・11東京集会」に結集しよう! 6月都議選―7月参院選の渦中で再稼働阻止・全原発廃炉の闘う陣形を拡大し、ドイツ・ゴアレーベンを始めとする国際連帯を推し進める闘いです。安倍政権打倒へ、ともに闘いましょう! (NAZEN杉並 北島邦彦)