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[転載](ザ・コラム)戦後69年 抑えきれない怒りの行方 大久保真紀・・朝日新聞

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(ザ・コラム)戦後69年 抑えきれない怒りの行方 大久保真紀
 
 
 9日。長崎市で開かれた原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の会場にいた。台風11号の影響で時折強い風が吹く中、午前11時10分すぎ、被爆者代表が壇上で、「平和への誓い」を読み始めた。
 会場で配られた式次第に印刷されている文面を目で追っていると、異変が起きた。
 
 「今、進められている集団的自衛権の行使容認は、日本国憲法を踏みにじった暴挙です」
 
 暴挙!? なんと強烈な表現なのだろう。式次第にあった文面は「今、進められている集団的自衛権の行使容認は、武力で国民の平和を作ると言っていませんか」だった。
 異変は続く。
「日本が戦争ができる国になり、日本の平和を武力で守ろうというのですか。武器製造、武器輸出は戦争への道です。いったん戦争が始まると、戦争は戦争を呼びます。歴史が証明しているではありませんか」
 
文面にない怒りの言葉が、被爆者代表の女性の口から発せられた。
 
 ここ数年、私は現地で式典を見てきた。事前に用意した「原稿通り」がふつうだった。この日も、田上富久市長が「長崎平和宣言」を、来賓の安倍晋三首相があいさつを、配られた文面と一字一句違わず読み上げている。
 なぜ、異変は起きたのだろう。式典後、「平和への誓い」を読み上げた被爆者代表の城臺美彌子(じょうだいみやこ)さん(75)を、長崎市内の自宅に訪ねた。
    *
 「黙っていられなかったんです」
 
 城臺さんは、とっさの判断だったと打ち明けた。
 当日は、式典開始の一時間半以上前に会場に到着。自席で待機しながら、昨年10月に被爆者代表になる打診を受けてからの日々を振り返っていた。特定秘密保護法の制定。原発の再稼働や輸出に突っ走る政府。強調される中国脅威論。集団的自衛権の憲法解釈の変更……。この1年、日本で起きたあまりに多くの異変。その一つひとつを思い浮かべていると、真正面の来賓席に入ってくる政治家たちの姿が見えた。
 公明党の山口那津男代表が歩いてきた。「平和の党と言いながら、結局、集団的自衛権の解釈変更に賛成したのよね」。民主党の海江田万里代表も来た。「もう少し国民が民主党政権を我慢しなければいけなかったわね」……。ほかの党の党首、大臣らが続き、最後に入ってきたのが、安倍首相だった。
 
 「ムラムラと怒りがわき上がってきたんです」用意した文面は市役所職員と詰めて考えたものだったが、ここは、被爆者代表として面と向かって抗議しなくては。そう腹をくくったのだという。
 
 城臺さんは6歳のとき、爆心地から2・4キロの自宅で被爆した。近所の友人たちは成人後にがんなどで次々と亡くなった。38年間小学校の教壇に立ち、16年前から語り部を続ける。孫が7人いる。「孫世代の子どもたちを戦場に送ったり、戦禍に巻き込ませたりすることはあってはならない」
 
 式典後、城臺さんの自宅の電話や携帯電話は鳴りっぱなしだった。「私たちの気持ちをよくぞ言ってくれた」。被爆者仲間や全国から「感動した」との声が相次いだ。
    *
 ふと、ある詩が思い浮かんだ。
 
 ふたりのこどもを くににあげ
 のこりしかぞくは なきぐらし
 よそのわかしゅう みるにつけ
 うづのわかしゅう いまごろは
 さいのかわらで こいしつみ
 
 山形県上山市在住の農民詩人木村迪夫(みちお)さん(78)の詩集「わが八月十五日」に収録されている歌だ。木村さんの祖母が、戦後、突然歌い出した歌を、「祖母のうた」として記録したものだ。
 祖母は「皇国の母」だった。次男が太平洋の孤島で戦死したことが伝えられたときは、「名誉の戦死」として赤飯を炊いて祝った。だが、1946年5月、木村さんの父で、農家の跡取り息子だった長男が、出征先の中国ですでに病死していたことがわかると、一転した。蚕室に三日三晩こもって泣き明かし、その後、ご詠歌の節回しで即興的に歌い始めた。蚕の世話をしながら、祖母は10年、呪うように歌い続けた。
 祖母は字が書けなかった。「祖母の思いを受け継ぐのはオレだ」。そう思った木村さんは、死期が迫る祖母の枕元で、怨(うら)み歌を次々と書き取った。
 昨年まで5年近く、木村さんは山形県の遺族会会長を務めた。「いまの日本の状況は慚愧(ざんき)に堪えない」と怒りをあらわにし、「日の丸は嫌いだ」と公言する。祖母の残したなかに、こんな歌がある。
 
 にほんのひのまる
 なだてあがい
 かえらぬ
 おらがむすこの ちであがい
 
 この怒りを、理解できますか。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
この怒りを理解出来ない代表者が安倍晋三。
民衆の怒り、心の叫びよりも大臣の椅子を優先させたのが山口那津男。
 
 
城臺さんだけの怒りじゃない。
国民の怒りです。
 
殺すな!棄てるな!
二度と戦争はごめんだ!!
 
という怒りです。
 
遺族会の会長を務めた人が怒りをあらわに日の丸が嫌いと公言する。
今の日本はそれほど危ないと言う事です。
 
 
 
戦争には絶対反対!
正義のための戦争はない。
 
「集団的」自衛権はダメだけど「防衛」なら良いとか
「防衛」のためなら相手に攻撃される前に手を打つとか
 
そんな事に乗せられちゃダメです。
それはみな戦争するための、戦争を肯定するための言い訳です。
 
戦争は「したがる人の利益のため」に起こされる。
兵にされ、標的とされる国民・民衆に与えられるのは「苦しみ・悲しみ・恨み」のみ。
 
 
この1年内で
「安倍やめろ!」のお願いは
「安倍倒せ!」へと自らの行動へと変化した。  (鈴木達夫弁護士の言葉)
 
「安倍はもう打倒されている!」   (辻川慎一全国労組交流センター代表の言葉)
 
 
 
戦争させない!!
絶対に戦争させない!!
 
それが私たちの生きる道。
戦争するか(死ぬか)生きるかの二つしか選択肢はありません。
 
怒りの声をもっともっとあげましょう。
 
言っていいんです。
怒っていいんです。
 
自治体や新聞の自主規制なんてクソくらえ!
 
嫌なものを嫌と言えない自主規制
政府に黙って従う自主規制
 
そんな事をやっていて気づいたら戦争になっていたなんて絶対にダメ!
 
立ち上がって、声を上げて
戦争する事を諦めさせなきゃ明日なんてありません。
 
日本は「平和惚け」と言われるが、「戦争麻痺」よりよほどましではないか。
このような発言にであった。
マッタクもってその通り。
 
平和が悪いはずがなかろう。
 
 
 
 
どこで声を上げればいいの?一人じゃ出来ないよ。。
そんな高崎近郊の人は8月31日午後4時
高崎城址公園に集まろう!
宗教者平和行進とPeace Step 同時開催です。
 
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転載元: 天然のお花畑…妖精付き


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