NAZEN品川1周年集会に参加しました!
なんぶユニオン 田中 洋子
7月31日にNAZEN品川1周年集会に参加しました。集会はDVD上映(5・31いわき現地闘争 辻川動労水戸副委員長発言)を全員で見ることから始まりました。
講演はなんぶユニオン副委員長が「MOX燃料を用いる原子炉の安定性」というテーマで行いました。
最初に、講師は「帝国主義は、核燃料=核武装を必ず持たざるをえない」と言い切り、政府がもくろむ再稼働予定の、川内、玄海、高浜原発は、全てMOX燃料であること。「ふげん原発」は20年以上前から小規模にMOX燃料で再処理技術を高めるためにやってきた。(今は廃炉)現在建設中の大間原発は、それを大規模にやろうとしているが、それが「ふげん原発」のようにできるかは大いに疑問であり、慎重にやらざるをえない。ゆえに大きな電力は期待ができないので、大間原発建設を「電力確保する」という説明では、建設の意味がなくなると結論から話していただいたので専門的な、この後の説明がとてもわかりやすかった。
専門的な項目として1ー原爆と原子炉の違い、2ー核分裂反応のしくみ、3ー臨界質量という概念、4ー原子炉の構造、5ー原子炉が安定に動作する条件、6ーウランとプルトニウム、7ーMOX燃料の使用などの説明がなされた。特にMOX燃料は使用済み核燃料にプルトニウムを混ぜたもので、天然ウラン濃縮を使用する原発よりはるかに放射能が高く危険性が高いが、全ての燃料をMOX型にして新しく建設されようとしている。その炉の運転条件は従来の既存のものとは異なる大規模になることは十分に予想されるが、稼働が失敗したら福島以上の事故が想定できると聞いてゾッとしたが、政府の再稼働攻撃に怒りが燃えてきた。
次に、NAZEN東京など各団体から連帯の挨拶を受け、金曜行動に毎回参加しているNAZEN品川メンバーから金曜行動への参加の呼びかけがあった。また、参加者が「原発労働者の魂の叫び」のオリジナルソングを歌い集会を盛り上げてくれた。
最後に「7月1日の安倍内閣の集団的自衛権行使の閣議決定で日本帝国主義は戦争の道を歩み始めた。日本帝国主義は核武装まで想定している。日本の労働者階級は7.1で怒りに火をつけられた。全ては安倍打倒へ、8.17集会へ労働者を組織し結集しよう。」と行動提起を受け、8・17集会に向けて全力で闘うことを確認しました。
南部地区から「反原発・集団的自衛権反対・非正規職撤廃」の闘いを作り出す感動的な集会になりました。